ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

大規模災害やテロが起きる前に決めた政策は、起きた後も継続すべきか・・など

2016-04-22 22:51:59 | Weblog
第10回D-CASE研究会に行って、途中まで(14:00まで)聞いてきたので、
その内容をメモメモ
(表題は、「レジリエントな政策デザインとD-CASE」のところで出た話)



■ご挨拶 松野先生
・プログラム
  保井先生 慶応SDM 政策決定でD=CASE
  6月17日 NIIで
  昨年11月 IoTハッカソンでD-CASE
・DEOSオープンシンポジウム
  →6月8日 IoT時代のディペンダビリティ
・懇親会




■レジリエントな政策デザインとD-CASE
・政策の形成、変更にD-CASEが役立つのでは?
・コンセプチュアルな話

・本研究の目的
 公共政策形成変更のプロセスにレジリエントなフレームワークをコンセプトとして提案すること
  大規模テロ、災害→それまでやろうとしていた政策はどうなるの?
  例:原発は、災害前と後で、合意が変わったかどうか
 公共政策のレジリエンスは大規模災害やテロの後に社会経済活動を速やかに復元するための鍵
  →2つのチャレンジ
    ステークホルダー間の合意:前提が崩れる
      従来型の政策サイクルはリニアなモデル
       →大規模災害が起きたとき、今までの政策サイクル
    バウンダリの問題
      どこまでの範囲で合意したか→ぼやけている
  →きちんと合意:定義要件を書いておく

・先行研究
  レジリエンスの礼儀 ホリング
    自己組織化
    外乱に対する適応力

 政策形成がレジリエントである必要は合意できている
   →どう作ればいいの
 公共政策の形成理論
   システム思考
   デザイン思考
   参加型政策分析(マルチステークホルダー)→はやってきている

 必要な特性
    自己組織化
    外乱に対する適応力
    参加型

・レジリエンス 3段階モデル
  Grotherg and Boniwel
   ショックの段階
   跳ね返り段階
   教訓及び物語化

 政策レジリエンスの4象限モデル

・システム・ディペンダビリティに向けての自己組織化
  ディペンダビリティ強化ループ

・D-CASEによって可視化される政策の形成・変更

・ダム建設プロジェクトのD-CASEの例
 手順

・バージョンアップを残していく

・D-CASE書き換えのための住民参加のワークショップ

・住民基本条例の開催

・結論及び今後の研究課題
  レジリエントなフレームワーク
  心のマインドフルネス

質問
・合意できない時は?
→合意とは何か:社会システム論の合意 アコモデーション
  →反対はしない状態




■D-CASEに基づく議論構造可視化支援ツールのプロトタイプ開発とスマートコミュニティにおける合意形成に向けた基礎実験
IPA RISEプロジェクト

・一般市民を含めた合意形成 SNS
・アシュアランスケース

背景
・Tourminによる議論構成
・GSN→より活用できるのでは?
・D-CASEツールチェーン
  →SNSの議論に最適なD-CASEを提示
・議論情報の分析
  クラウドトークス(まだできていない)
・D-CASE DB
   →D-CASE作成のためのソース
・こうしたツールができたとしたときに、どれだけ有効か?
  小規模なプレ実験の実施
  →Web検索だと、正しい判断に行きつかなかった
  →D-CASEでやってみた
・情報の同質性
・合意形成のモデル化
 従来の合意形成
 今回の合意形成:理解し合う
   グレイゾーン:正しいかもしれないし、正しくないかも




■JAIST、三菱電機 産学協同アシュアランスケース
・演習の概要
 目的:アシュアランススキルの向上
・演習の内容
 架空システムの仕様
 D-CASE
 ソフトの試験
・対象システム
 飲料自動販売機遠隔監視システム
 機能:
  ステータス表示
  売り上げ情報オンデマンド
  値段変更
  稼働時間24時間(メンテナンスでとまる)
 システム対象
   自販機はOK、遠隔ソフトと監視部分
・妥当性
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