ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

UMLや自動生成、形式仕様の接点としてのツールと、マイクロソフトの特許の微妙な関係。。。

2006-09-11 14:35:25 | 開発ネタ

 さきほどのブログで、

・基本機能、入出力、ライブラリを、決まった動詞で表現し、

・その引数をきめ、あらかじめ(少なくとも仕様は)用意しておき、

・業務手順の仕様を、上記の決まった動詞で表現すれば、

あとは、UMLやプログラム自動生成、形式仕様言語などの、「コンピューター言語」に翻訳するには、

・業務手順の仕様中の動詞を切り出し
人工無能みたいに、切り出した動詞と上記の「決まった動詞」を対応させて
・変換すればよい

っていうことを書いた

 じゃあ、「おお、これは使えるかも、ウィリアムのいたずらは特許とらないから(とるお金もないし)、うちの会社で特許、取ちゃお!」とか、思うと、「ちょっとまった!」なのだ!




 マイクロソフトの以下の特許、読みようによっては、引っかかってこない??

MSの「動詞活用システム特許」出願に批判の声
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0609/08/news050.html


によると(以下斜体は上記ニュースより引用)


 同社は8月31日に、コンピュータベースの動詞活用システムの特許を出願した。同社は、人々が新しい言語を習得するのを複雑なソフトウェアアルゴリズムを使って支援できると考えており、同社の技術は今出回っているソフトウェアツールをさらに超えるだろうと語っている。

 出願された手法には、基本言語の動詞を受け取ること、その動詞を基本言語から目標言語に翻訳し、それを使って目標言語における動詞の活用形を特定すること、特定された活用形を目標言語で表示することが含まれる。


これって多分、今、マイクロソフトは、目的言語に自然言語を考えてると思う。
でも、アメリカの特許と日本の特許はちがうので、もし、日本の特許庁に、もっと広い範囲、つまり、

・基本言語の動詞を受け取ること
・動詞を基本言語から目標言語(コンピューター言語ふくむ)に翻訳

って分けて申請されてしまうと。。。
まさに、上でやっていることと、おなじですよねえ。。。




だって、今回(というか前のブログで)ウィリアムのいたずらが紹介したのを実装すると、

・仕様書を、形態素解析を使って分解し、動詞をとりだし、
・(仕様書にかかれた)基本言語の動詞を(形態素解析結果から)受け取り、
・動詞を基本言語から目標言語(UMLなどコンピューター言語)に翻訳
・した結果が、UMLとかプログラム言語とか。。。

あちゃー、全然関係ないはずが、マイクロソフトの特許の範囲だぜ(^^;)

っていうか、これ、自然言語だったとしても、翻訳システムとか、やばくない?

これじゃー、動詞を切り出して、そこから文型を探り出して、構文解析するシステム、全部特許に引っかかっちゃうジャン?どこまでが、範囲なんだ?その記事でも

 Microsoftの出願でカバーされる技術とその関連技術は、それにとどまらない範囲に及ぶだろう。「動詞活用システムの具体的な実施例が示されているものの、この発明はその精神と目的から逸脱しない範囲でさまざまな修正がなされるかもしれない」と出願書類には記されている。


って、指摘してるけど。。

 マイクロソフトも、たぶん、これ、コンピューター言語に応用できるとは思ってないかもしれないけど、気づいた時点で、「うんにゃ、これはコンピューター言語もはいってるぞお!」とか、言い出しかねないよね。。




 でも、これ、日本で出願されてないわけでしょ?

 としたら、自然言語=>コンピューター言語への変換を、動詞とその活用を使って変換するっていうので、出願したら、どうなるか?

・アメリカのこの特許が、上記ニュースで報道されているから、それとの関連でダメ?
・ウィリアムのいたずらが、このブログで書いたから(ウィリアムのいたずら以外)ダメ?
・いやいや、ウィリアムのいたずらは申請してないし、アメリカの特許は、
  コンピューター言語とは、書いていないので、出願した人が特許取れる。。

うーん。。。。「特許って奥が深い・・・by美樹」じゃなかった by ウィリアムのいたずら



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