祝祭日は、
フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
http://www.amazon.co.jp/dp/4140814047
を読んでいきたいと思います。
前回、「第二章」だったので、今回
第三章 フリーの歴史
-ゼロ、ランチ、資本主義の敵
です。
長いので、前半、後半の2回に分けます。
■無の問題
・フリーが理解しにくい理由の1つは、それが存在するもの
についてではなく、ものが存在しないことを示すものだから
→無をはじめて数量化したのは、バビロニア人
→プレースホルダーとして
→古代ローマ人はローマ数字でゼロを使わなかった
→古代ギリシャ人ははっきりとゼロを拒絶した
→インド人は概念としても捕らえた
→9世紀までには、マイナスとゼロを論理的に
導き出していた
■フリーの問題
・経済システムでは:家ではずっとフリーがルール
→家族や一族など、緊密な社会集団内部で日々の取引は
価格を持たなかった
→一般的に友達の間に貨幣は必要ない
・見知らぬ人の取りひき:物々交換→貨幣の支払いへ
→パトロンから行政サービスまでフリー適用範囲はあった
・行政サービスする政府組織
→特別な種類のフリー
慈善行為:フリー
・貨幣経済が普及しても、タダで何かを与える重要性は
変わらなかった
→お金を貸した利子:搾取
→経済的実利主義が利子を受け入れさせた
■資本主義とその敵
・17世紀以降、市場や商人階級の役割は多くの地域で
全面的に受け入れられる
→すべてのものには価格があるという考えは、
わずか数世紀ほどの歴史
→アダムスミス
・市場万能主義が主流となる中で、お金がすべてのものの
交換手段になることに異を唱える人も
→カールマルクス
クロポトキン:相互扶助論
→今日のインターネット、リンク経済を予想
しかし、それらを実践しようとする試みは失敗
→ダンパー数
■最初のフリーランチ
・19世紀末までに市場経済は欧米にしっかりと
根付いて来た
・商業の世界で、フリーは最初の近代的な意味
→マーケティング手法:すぐに疑い飲め
この世にフリーランチなどない
■サンプル、贈り物、試食品
・20世紀にはいると、パッケージ入りの商品を扱う新しい
産業とともに、ふたたびフリーが現れた
→フリーはひとつの販売戦略
■フリーが武器となる
・21世紀におけるフリーの力を予想させる最初の兆候
→ラジオというメディアが20世紀に登場
・市場に参入するのにもっとも破壊的な方法
既存のビジネスモデルの経済的意味を消滅させること
既存ビジネスが収益源としている商品をタダにする
↓
その市場の顧客がいっせいに新規参入者のところに
↓
別のものを売りつける
・70年代音楽レコード
ASCA:P法外な著作権使用料を放送会社に要求
→放送会社たちで音楽著作権管理団体作成(BMI)
BMI:ASCAPに無視されていたリズム&ブルース、
カントリー&ウェスタンのミュージシャンをひきつける
→ラジオ局がタダで自分たちの音楽を流すことを認める
→著作権をとるビジネスモデル崩壊
結果:フリーはASCAPが恐れたように音楽ビジネスを
崩壊させることなく、
反対に音楽産業を巨大で儲かるビジネスに変えた
■潤沢な時代
・20世紀:ものが潤沢にある時代の到来
→希少な主要資源が潤沢に生産されるときに何が起こるか?
・人類の歴史の大半において、食物の量を決めてきたのは肥料
→緑の革命:マルサス主義的災厄、人口爆発による飢餓を
避けられる
「とうもろこし尽くし」につづく
フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
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を読んでいきたいと思います。
前回、「第二章」だったので、今回
第三章 フリーの歴史
-ゼロ、ランチ、資本主義の敵
です。
長いので、前半、後半の2回に分けます。
■無の問題
・フリーが理解しにくい理由の1つは、それが存在するもの
についてではなく、ものが存在しないことを示すものだから
→無をはじめて数量化したのは、バビロニア人
→プレースホルダーとして
→古代ローマ人はローマ数字でゼロを使わなかった
→古代ギリシャ人ははっきりとゼロを拒絶した
→インド人は概念としても捕らえた
→9世紀までには、マイナスとゼロを論理的に
導き出していた
■フリーの問題
・経済システムでは:家ではずっとフリーがルール
→家族や一族など、緊密な社会集団内部で日々の取引は
価格を持たなかった
→一般的に友達の間に貨幣は必要ない
・見知らぬ人の取りひき:物々交換→貨幣の支払いへ
→パトロンから行政サービスまでフリー適用範囲はあった
・行政サービスする政府組織
→特別な種類のフリー
慈善行為:フリー
・貨幣経済が普及しても、タダで何かを与える重要性は
変わらなかった
→お金を貸した利子:搾取
→経済的実利主義が利子を受け入れさせた
■資本主義とその敵
・17世紀以降、市場や商人階級の役割は多くの地域で
全面的に受け入れられる
→すべてのものには価格があるという考えは、
わずか数世紀ほどの歴史
→アダムスミス
・市場万能主義が主流となる中で、お金がすべてのものの
交換手段になることに異を唱える人も
→カールマルクス
クロポトキン:相互扶助論
→今日のインターネット、リンク経済を予想
しかし、それらを実践しようとする試みは失敗
→ダンパー数
■最初のフリーランチ
・19世紀末までに市場経済は欧米にしっかりと
根付いて来た
・商業の世界で、フリーは最初の近代的な意味
→マーケティング手法:すぐに疑い飲め
この世にフリーランチなどない
■サンプル、贈り物、試食品
・20世紀にはいると、パッケージ入りの商品を扱う新しい
産業とともに、ふたたびフリーが現れた
→フリーはひとつの販売戦略
■フリーが武器となる
・21世紀におけるフリーの力を予想させる最初の兆候
→ラジオというメディアが20世紀に登場
・市場に参入するのにもっとも破壊的な方法
既存のビジネスモデルの経済的意味を消滅させること
既存ビジネスが収益源としている商品をタダにする
↓
その市場の顧客がいっせいに新規参入者のところに
↓
別のものを売りつける
・70年代音楽レコード
ASCA:P法外な著作権使用料を放送会社に要求
→放送会社たちで音楽著作権管理団体作成(BMI)
BMI:ASCAPに無視されていたリズム&ブルース、
カントリー&ウェスタンのミュージシャンをひきつける
→ラジオ局がタダで自分たちの音楽を流すことを認める
→著作権をとるビジネスモデル崩壊
結果:フリーはASCAPが恐れたように音楽ビジネスを
崩壊させることなく、
反対に音楽産業を巨大で儲かるビジネスに変えた
■潤沢な時代
・20世紀:ものが潤沢にある時代の到来
→希少な主要資源が潤沢に生産されるときに何が起こるか?
・人類の歴史の大半において、食物の量を決めてきたのは肥料
→緑の革命:マルサス主義的災厄、人口爆発による飢餓を
避けられる
「とうもろこし尽くし」につづく