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「概念モデリング再入門 ~いまさら人に聞けない人のための基礎講座~」を聞いてきた!

2015-06-29 12:17:23 | 開発ネタ
6月26日に、「要求開発アライアンス 6月定例会」に出て


概念モデリング再入門 ~いまさら人に聞けない人のための基礎講座~
講師:河野 正幸 氏 www.openthology.org
ハッシタグ #redajp
https://redajp.doorkeeper.jp/events/26623


を聞いてきた。その話をメモメモ




概念モデリングやってますか
・概念モデリングは非常に有効な活動
・ぜひ一度やってみてほしいーまず始めてみること
・来週からやってみようかなと思ったら成功

内容
1.スタートするうえでの最低限の基礎知識
2.要領よくモデルを書くために知っておくとよいこと

■1.最低限の基礎知識
UMLで書いた概念モデルの例
(クラス図)
 クラスでかく:概念名と属性名
 線:関連
 概念を表す腺
 多重度は重要
 ノートでいろいろ書いておく
基本このくらい。UMLにこだわらなくてよい

手順
1.テーマの選定
2.概念の識別
3.属性の定義

1.テーマの選定
・何をテーマに概念モデルを書くのかをまず決める
・テーマの広さによってモデルの目的や詳細度は変えたほうがいい
 全体概念モデル:全体像をざっくり
 個別詳細モデル:ビジネスユースケース

2.概念の識別
 リソース:経営資源に関する概念
   パーティー(活動する人たち)、もの、場所、ルールポリシー
 イベント:ビジネス上の事象
   通常イベント、異動イベント(管理したい状態の変化)
 データストア:把握しておくことが必要な情報
   口座型、B/S型、P/L型

3.属性の定義
・概念の特性をよく表す
・コードや区分:クラスとして表現
・すべての属性をこの時点で詳細に洗い出す必要はない
・主キーは洗い出しておく

4.関係の定義
・関係と多重度
  多重度:ビジネスルール
・種類を明示したい:汎化
・基本的にはアソシエーションと汎化
・集約、複合までは・・・

■2.要領よくモデルを描くために
NG行動
・理論武装してから始めようとする
・正解かどうかにこだわりすぎる
・途中で投げ出す
  まず2つの知識
    商品(製品、サービス)
    パーティ(自社組織、取引先)
・最初からきれいな最終形を描こうとする
  3段階くらい描いてみる
    1.全体を理解する概念モデル
    2.抽象化せずになるべく詳細に表現したモデル
    3.抽象化して整理したモデル(最終形)

■概念モデルを要領よく描くコツ
まずイベントを見つけ5W3Hを考えてザクッとモデルを描く
  :整理せずにくっつける→1段階目
 業務をよく分析してモデルを洗練する→2段階目
 似たようなものをまとめる→3段階目

双方向で関連を精査して適切な概念構造を導き出す
 多対多になったら注意:間に何かない?
 イベントの明細?→マスタとして別概念!

2つの概念間に別の種類の複数の関連がないか?
  別の見方、管理の仕方をしたいこともある

概念同士の関連において、ロールを意識してうまく表現する。ただしシンプルに!
  ロールを複雑に考えるとハマる。なるべくシンプルに

モノに関連している概念を考える場合、
  それがモノの種類を扱っているのか、
  現品を扱っているのか
 を精査することで正しい理解が得られる
  例;新車の注文→車種が重要(今、車なくてもOK)
    中古車の注文→車両:その車を注文している

ルール、手順、ポリシー「知識レベル」
  オペレーション管理「操作レベル」をわける
 「知識レベル」、「操作レベル」ファウラーがアナリシスパターンで
  (知識レベル:クラス間?操作レベル:オブジェクト?)

口座型データストアは
  うけ払いの記録を概念として取り出す
  その増減をもたらした業務イベントとの関連
 で表現するとすっきり!
 例:商品在庫
   受払記録:在庫
   イベント:入荷、出荷
 →マーチンファウラー:勘定パターン

■最後に
・つべこべ言わずにかけ
  数をこなせばうまくなる
・みせる
・業務とDB設計用は分けて(目的は切り分けて)

・ビジネスユースケースで表現するテーマが範囲
 ないし、既存モデルがある場合がそこ
・最終形の基準→ER図が描ける
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