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マーケット戦略における統計利用(1)マーケット戦略とは

2011-07-22 10:48:37 | そのほか
 BIより、進んだコンピューター利用として、統計処理があって、マーケティングによく使われているわけですが、その利用法について、ちょっと書いてみたいと思います。




 マーケティングは、会社の戦略を受けて

   企業戦略
    ↓
   マーケティング戦略:誰に、何を売るか
    ↓
   マーケティング戦術:どうやって売るか

 というように展開されていく。

 マーケティング戦術は、いわゆるマーケティングミックスであり、
 4P(Price,Place,Promotion,Product)を決めていく。
 MBAや大学の経営学のマーケティングの時間でなじみのある話だ。




 しかし、4Pを決めるには、まず、誰に、何を売るか、おおまかなターゲットを決めないといけない。

 どんな市場に打って出るかを決めれば、その市場が導入期か、成長期か、成熟期か衰退期かを見極め、それに基づいて、定石的なマーケティング戦略が打てるし(「成功者の告白」だと、成長期初期じゃないとうまく行かないといってるけど ^^;)、さらに、消費者セグメントがわかれば、5F,3Cなどの分析も出来る。

 ということで、MBAとか経営の本、情報処理試験の経営のところに書かれる、5F,4P,3Cの前に、「誰に何を売るか」という、マーケティング戦略が行われる。




 しかし、誰に何を売るか?といっても、one-to-oneマーケティングではないので、「となりの田中さん」とか、「二丁目の鈴木さん」とか、そういうふうに決めていくわけではない。

 消費者をある程度等質な、セグメントに分けて考える。つまり、消費者をセグメントに分けるという、マーケットセグメンテーション(市場細分化)を行って、各セグメントにおいて、進出するかどうかを決めていく。これが、「誰に」の部分

 「何を」に関しても、「IS01」「IS02」とか、細かい機種ではなく、「スマホ」のような、もっと大雑把なグルーピング(市場)で考える。この製品をグルーピングして市場に切り分ける行為を、「市場の規定」という。




 市場の規定により分けられた製品グループ(=市場)を縦軸、消費者グループ(セグメント)を横軸にとると、その交点でサブマーケットが構成され、さらにどのサブマーケットに対して進出するかを決めていく(ターゲティング)。

 つまり、大きく分けると、マーケティング戦略は

(1)製品を分割して市場を決める→市場の規定
(2)消費者を細分化する→マーケット セグメンテーション(S)
              ↓
            ターゲティング(T)
              ↓
            ポジショニング(P)

と2種類の話がある。後者をSTPという。




 次に、市場の規定とSTPで、どのような統計処理を行うかについて記述していく。

 (ここで、いったんおやすみ)


 

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