goo blog サービス終了のお知らせ 

ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

目標の立て方について

2005-01-27 11:51:34 | 開発ネタ
 コンピューターシステムの目標でも、それ以外の目標でも、目標っていう
のは、大きく2とおりの考え方+なにも考えてないがあると思います。

 この2とおりの考え方について、ちょっと古くなりますが、日経ビジネスの
2004年10月4日号で、松井証券の松井社長を評した文が、分かりやすい
ので、ここに引用しておきます(以下、かぎ括弧内が引用)

「改革者には、旧弊などの世の中の問題を解決することに意欲を燃やすタイプ
と、夢のある世界の実現に意欲を燃やすタイプの2通りがある。
 後者はウォルト・ディズニーやソニーの井深大だが、松井は前者だ」

 この文は、楠木 建先生が、松井社長を評して言ったことで、目標について
述べたのもではないですが、目標についても、同じことが言えると思います。

 つまり、

・現在の状況の問題を変えるための目標
 →悪い見本にしろなんにしろ、一応ベースがある

・まったく新しい、夢のような(できるかどうかわからない)目標
 →ゼロベースで作る。出来ないリスク大

 目標の実現性としては、前者のほうが、可能性が大きい場合が多いです。
 また、企業としても、まったくゼロベースからはじめるということは、
他の人でもできる可能性があるということで、いままで蓄積してきたもの
を捨て、他者に追いつかれやすくなります。

 ただし、実現する際の障壁は、後者のほうが楽だと思われていると思います
(かならずしも、そうではない)。
 後者で、一番問題となるのは、できるかどうかわからないリスクです。
 実現できればそれこそ、「プロジェクト X」ものですが、出来なかったら、
みんなから、集中砲火で非難されます(で、システム開発では、出来ないこと
のほうが、多い気がする)

 システム開発的に大事なことは、前者と、後者では、進め方は違いますが、
どっちかなら、手が打てるということです。
 でも、もうひとつの「なにもかんがえてない目標」(実際これ、多い)の
場合、動きようが無いので、動けるまでの目標に、ブレイクダウンすることが
大切だと思います。

 なにも考えてない目標は、こんなのがあります。
 ・判断基準を示したもの(戦略に近い)
   例:このシステムを開発することによって、顧客とのコミュニケーションを向上する
     →で、どういうシステムを作りたいんだい?

 ・数値目標だけしか上げてないで、なにをしようとしたいかわかんないもの
   例:売上20%向上
   →どうやって??そもそも、システム作ると売上、上がるのか?

 ・総花的なもの
   なんとかの改善、かんとかの向上、。。。と並ぶやつ。。
   →で、なにがしたいの??

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする