いよいよ寒い冬に突入しました、しかし毎年思うのですが春や夏には冬のことがなかなか思えない物です、実際になって見ないと実感がわかないのは私だけでしょうか。ということで暑い夏のうちに薪を用意しなくてはならないと思いつつぎりぎりになってしまいます。
さて、今回はその薪について少し蘊蓄を、、、、。
よく燃えています、炎は見た目も暖かくしてくれますね、こんな薪ですが乾燥具合や種類によって燃え方や温度また火持ちが違ってきます。
この間人から聞いた話ですが①ソロ②ナラ③クルミ④ハンノキ⑤クリの順で昔の人が薪のランク付けをしたそうです、なるほどと納得した物も有りまたそうかなーという物も有りですね
これが①のソロです、ソロの木などと言っていますが「アカシデ」や「クマシデ」の別名で私の住んでいる地方ではよくソロ、ソロと呼ばれています、中身は真っ白です。確かにこの木はよく燃えます、乾燥もいいです火力もいいみたいですね。
②ナラ⇒コナラです、私はやはりこのコナラが薪としては一番かなあと思っています、硬くて密度が高くて燃えれば高温になる、少し水分があったほうが火持ちもいい。コナラに対してオオナラ=ミズナラが有りますがあまり薪にした事がないので分かりませんが材質はコナラに比べて少し優しい感じがします。
断面=木口ですが③のオニグルミです、3番ということはランク状ですがマーマート言うことでしょうか?コナラなどと比べて密度が低く燃えるには燃えますがあまり火持ちがいいとは言えないのでは?
コナラもクリモあまり変わらないような感じですが⑤のクリです。このクリの特徴は水に強い・耐久性がある、コナラに比べて密度が低く軽い、、燃え難い、しかしコナラとは違い建築材料になるというのが利用価値があるところです。まあ、薪には向いていないということですね。
④のハンノキは燃したことがあまりないので画像がありませんでしたので他の材料を少し見てください。
クワ、薪としてはイマイチです。真ん中の濃い色と外の白い色が明瞭でいいものは家具材や床柱に珍重されます。
ウワミズザクラ、外側はサクラに似ていますがサクラより軽くて乾燥がよくて燃えやすいです。個人的には好きな樹種です。
ホオノキ、あの葉っぱの大きな朴の木ですね、これも軽くて燃えますが火持ちは良く有りません。民俗芸能のお面などの材料はこれを使います。
最後に「イタヤカエデ」、この木は緻密で重たく燃やし甲斐があります。外の肌では樹種の判断はよくつきませんが中身は少し赤みをおびてとてもいい感じです。家具にしても楽器にしてもつかいみちがおおい樹種です。
私は東和町で薪ストーブ暖房で暮らしていますが、私なりの薪ランク・ベストテンは次の通りです。
①コナラ②ヤマザクラ③クワ④ヤマモミジ⑤クリ⑥ハンノキ⑦クルミ⑧エンジュ⑨ネムノキ⑩キリ
なお、クマシデや他の樹種は燃やした経験がないか、私が樹種を認知していないので、ランク付けできません。
アカシデ、クマシデその他の樹種も確認できるかもしれません。
薪の醍醐味を味わっている人がいるのは嬉しいことです。
薪の確保は大変ですがどのようにしているでしょうか、情報交換などしたいものです。
また立ち寄ってください。