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水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

モテ

2014年03月05日 | 教育に関すること

 どうすればモテるか知りたくて「ニシノユキヒコの恋と冒険」を先日観に行ったが、これというものをつかむことはできなかった。
 「ニシノくんはね、相手の気持ちがわかっちゃうのよ、どうしてほしいのか」と阿川佐和子が言う。
 そうなると、やはり凡人が達するのは難しいレベルではないか。
 やはり、尾野真千子さんと成海璃子さまと木村文乃ちゃんと本田翼ちゃんと(ハアハアハア)、そのうえ麻生久美子さんとまでラブラブになれる境地に達することは、自分の目標としては無謀だろうか。
 ただし、今日の岡田斗司夫氏のメルマガを読んで、少しヒントはつかめたかもしれない。
 岡田氏は、モテの下準備に次の二つが必要だと言う。


 ~ 1.近場にいる異性(同性愛者は同性)をすべて、恋愛相手と考える。
   2.彼女たちすべてを「同じく平等」に口説く。 ~


 「モテ」というのは、他人に好きになってもらうことであり、たった一人から好かれてもそてはモテとは言えない。自分を好きになってもらう相手を、大きな母集団ととらえよ、と言うのだ。
 その次に、母集団の全員を好きになること。
 どんな人にもいいところが一つはあるので、それを見つけよ、そして好きな人に対してふるまうように全ての人に接せよと言う。
 全員と親しくなり、相手の好意も確認できたなら、だんだんと距離を縮めていく。
 好みのタイプだからといって、その人にだけ急接近しようとしない。
 つまり、特定の人に深入りして、つきあったりしない。
 すると、モテ状態がキープされるという。

 ちょっと待てよ。すると自分は希望しているモテ状態とは、結果としてちがったものになる。
 希望するモテとは、 … おっと、それをここに書いてしまうと職を失う可能性が高いので自重しよう。
 現実としてのモテとは、このように、「そんなにいいもんじゃない」状態だと岡田氏が言うのもわかる気がする。

 竹野内豊扮するニシノユキヒコは、全員と親しくなるところからスタートしている点はあてはまっても、そのなかの特定の人とつきあってしまったから、最終的には不幸な結末になると考えればいいのだろうか。


 ~ 周囲の女性すべての「良いところ」を見つけて、できるだけ個別に好きになる。
   彼女たちそれぞれに親切にし、話しかけて、できるだけ距離を縮める。
   好みのタイプだからと言って、誰か一人と急激に距離を縮めない。
   これ、実は管理職が部下に対する態度と同じです。
   特定の人をヒイキしない、すなわち好きにならない。
   これこそがモテ戦略の要なんです。 ~


 やはり大変なので、無理にモテを目指すのは断念しようかな。
 でも、この教えってひょっとしたら、教員の「たたずまい」として必要な要素を表しているのではないか。
 すべての生徒さんの良いところを見つける。
 できるだけ話しかけて距離を縮める。
 でも、教師と生徒という関係性はキープし続けなければならない。
 すると、「自分だけ、先生からちょっとヒイキされてるかもしれない」と、みんなが内心思っている状態になる。
 これは、向山洋一先生がおっしゃっている理想状態だ。
 教師のとるべきスタンスとして、このモテ戦略の教えは、ものすごい大事なものの気がしてきた。

コメント
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