午前中、新人戦で演奏する「じゅげむ」「マゼラン」の合奏。「ヘアスプレー」のスタンドプレーやダンスの確認。
「マゼラン」はずうっと三連符のリズム感で曲が進行していくので、「3D」のハーモニー練習を、三連符のリズムで刻み、2拍3連に応用したりしてから曲に入る。
基本練習の段階で上手く吹けない子は、当然曲は吹けてないはずだ。
つめは甘さを感じたが、本番当日に一人一人をチェックする時間はなく、早いうちに、個別に見ておくことは必要だった。
本番が近づいてくると曲の合奏ばかりやってしまい、吹けてないとどなってしまう自分が情けない。
何が悪いのかを教え、どんな練習をすればいいのかまで細かく指示すべきなんだろう。
「自分たちで考えてなんとかしろ!」と命じるのは、ほんとは正しい指導なんだけど、考えるネタをあげられてない状態なのかもしれない。
練習方法なんか、けっこうしつこく言っているつもりなのだが。
ちょうど勉強法の話ばっかりしているのに、「先生、どうやればいいんですか?」と聞きに来る子がたえないのと同じかもしれない。
1教えると3でも4でもどんどん進む子もいれば、毎日5ずつ教えて1ずつしか進まない子もいる。
人により差はあり、パートごとにも差は出来る。
内容によっても差はできるが、歌える子は、指も回るし、踊りもキレるし、譜読みも早いというのはあるかもしれない。
なので、楽器を上手になってもらうために、歌ったり踊ったりしているのだが、意図がどの程度伝わっているだろうか。
お昼を食べて、東邦音大に移動。
本校の演奏を期待してくださる方々が大勢いらっしゃる客席の空気感に助けられ、けっこういい感じにできたのではないかと思う。
終わって速攻で学校にもどり、新人戦用に楽器を積み替えて、撤収。
今日は楽しかったねと本番終わりの気分で帰れないのがつらいところだ。
でもなあ、慶應さんも、立教さんも、浦和さんも出る大会を、指くわえてみているわけにはいかない。
男子校と言えば川越東と言われ、日テレさんにもちゃんと来てもらえるように頑張らねば。