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水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

曲がれ!スプーン

2009年12月03日 | 演奏会・映画など
 評判の良いお芝居を映画化した作品には心ひかれる。
 なんといっても前に「キサラギ」にはぶっとんだし、世の中にどれだけあるかわからない面白いお芝居のエッセンスにふれることができる気がする。
 それにしても、演劇というジャンルにも、音楽と同じでたくさんの人がかかわっている。
 1万円近くのチケットが、しかも一ヶ月くらい公演期間のあるお芝居があっっという間に売れてしまう作品があるけど、どこにそんなたくさんの演劇ファンがいるのだろうと不思議に思うほどだ。
 東京だからかな。
 ちょっと無理すれば観に行けるところに住んでるから、宣伝をみてるだけで文化的な気分になれるが、故郷にいたらたぶんこの映画の「曲がれ!スプーン」さえ見られなかったかもしれない。
 で、作品はお芝居のセリフをそのまま映画化した部分が多いのかなと思われるものだった。
 だから映画的には物足りない部分はある。
 でも作品のもつほのぼのとした部分を、長澤まさみちゃんという存在そのもので雰囲気をつくってくれる女優さんが、うまく表現してた。
 「イングロリアスバスターズ」も「母なる証明」もたぶん良い映画なんだろうけど、観た後に気分よく帰りたい派としては、こっち系の方がいいな。
 定演のお芝居も、心あたたまるものを目指したい。
コメント
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