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水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

おくりびと

2008年09月16日 | 日々のあれこれ
 3年前祖母の葬儀のときに、葬儀社の方がきわめて丁寧に納棺してくれて、そのときの手際と丁寧さを、みんなで感心しながら見ていた。
 映画でもあったけど、浴衣をすうっとぬがせる時には、ほおっとため息がもれたし、化粧はもとより、手足の爪まできれいにしてくれて感動したものだ。
 葬儀社の方の仕事のひとつだと思っていたが、いまは独立した納棺師という方がおられるようだ。
 映画の感想としては、これにつきる。「最も上質な人権教育映画」。
 学校で観る人権教育映画が、このレベルの完成度をもっていたら、生徒たちももっと真剣にみるだろう。
 年に一回人権教育の映画を観るが、最近のはなんとか観るにたえるようになったものの、昔はひどかった。
 「そんな簡単に差別が解決するわけないだろう!」とつっこみたくなる作品がいくつもあった。 
 限られた予算枠があり、作品に瑕疵があっても(教育関係という狭い)世に出すことができ、しかも誰も損はしないようになっている、という構造のなかで作られる作品から、志の高さは感じられない。
 やはり、それなりの作り手が、商業ベースに乗るレベルのものを目指してつくってはじめて作品のレベルがあがるということだろう。
 ほんとの人権教育をやるには、志の低い人権映画より、志の高い娯楽作品を見せた方が、よほど役にたつはずだ。
 前にテレビでやってた、志田未来ちゃんの「14歳の母」なんかは、人権教育の最高のテキストになると思いながら見ていたものだ。
 と、教育関係者らしいことを書いてみたが、とにかく泣けました。
 もっくんも、山崎努も、広末涼子も、みんなグッジョブ。
 客席の平均年齢、高!

 
コメント
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