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Emotion de Terroirs 2003

2007-11-04 09:03:17 | フランス・ブルゴーニュ

Vincent Girardinがつくる、ブルゴーニュの銘醸地の葡萄を選りすぐって混醸し作られていると言うことです。
具体的にはジュヴレ・シャンベルタン、ヴォーヌ・ロマネ、シャンボール・ミュジニー、マルサネのヴィエイユ・ヴィーニュの葡萄を手摘みで収穫、100%樽熟成。
Vincent Girardinは「神の雫」で紹介された生産者です。



『村名付き』ぶどうをブレンドして造った
ハイクオリティ“ACブルゴーニュ”

【フランス/ブルゴーニュ/750ml.】
ワインのタイプ:【赤・フルボディ】
フルボディ●●●●○

【2000年世界ソムリエコンクール優勝者オリヴィエ・プシエのコメント】
明るく澄んでいて、深く濃いルビー色。感じのよい複雑な香り。
完熟したフルーツ、チェリーとラズベリーの混ざった、顕著で肉厚なアロマ。
スパイシーで刺激的なノート。豊かで、重く、口を満たすワイン。
このワインは若々しい感じです。タンニンはありますが柔らかです。
口に味わいが長く残ります。

エモーション・ド・テロワール・ルージュ2005 ヴァンサン・ジラルダン

【ヴァンサン・ジラルダン】
『ワインスペクテーター』のピノ・ノワール特集で
ブルゴーニュのおすすめ生産者
として掲載!!

「ワインスペクテーター、2006/5/15号」掲載の、ブルース・サンダーソンの24ページにわたる大特集《偉大な葡萄/ピノ・ノワール》において、『ブルゴーニュおすすめ生産者』の一人に選ばれています。
ヴァンサン・ジラルダンはサントネのドメーヌを父から1982年に譲り受け、それから20年後、2002年6月にムルソーに移転しました。そのカーヴは葡萄が運ばれてから出荷するまで、ワインをあちこちに動かさなくてもよいロジスティックな点を非常に熟考された構造となっています。
2つの熟成カーヴの一方には白用の500樽(床色は白)、もう一つの赤用のカーヴ(床色は赤)には、全部で1500樽あり、20~30%が新樽です。
樽はきめの細やかなフランソワフローのものを中心に、ダミー、少しだけベルトルシュと、全てフランス産のものを使用しています。
温度と湿度も完璧に管理されています。
エノジストは、エリック・ジャルマンです。
彼は分析所AGSLのコンサルタントも受け持っています。

2001年にはアンリクレール家と、ピュリニー・モンラッシェ村に10ha.の畑を18年間使う権利を結びました(フェルマージュ契約)。
葡萄は手摘みでしかも畑と醸造所で2回の厳しい選別をして、熟していない葡萄を取り除くことが重要だと考え、圧搾にはプロマティックワインプレスでゆっくりと葡萄にストレスをかけないように行われ、その後ステンレスタンクで発酵し、それぞれのワインに適したオーク樽で熟成します。そして清澄やろ過は原則として行われません。白は自然の果実味が最も大切であると考えています。
なお、95年からはネゴシアンビジネスも始め、買い付けはぶどうを購入する事に専念し、果汁は購入しません。契約栽培者には収量を減らす事を要求し、化学肥料の使用は極力最小限に抑えるように指示しています。


【ロバート・パーカーJr.のコメント】
私はこれほど手ごろな価格で、幅広く傑出したワインを届けることの出来るブルゴーニュの生産者やネゴシアンをほかに知らない。ジラルダンはまた、ジュヴレ・シャンベルタンのベルナール・デュガと同じように、自分のワインの品質をさらに良くするために熱心に働いている。しかも、ジラルダンと妻のヴェロニクは非常に若いので、私たちはこのドメーヌとネゴシアンがつくり出す崇高なワインを、あと何年にもわたって楽しみにする事ができる。
もし読者がブルゴーニュを愛するのであれば、のんびりと歩いている場合ではない。
走ってワイン商のもとに駆けつけ、この目のくらむばかりのワインを購入しよう。


【エモーション・ド・テロワール】
2003年6月にヴァンサン ジラルダンからリリースされた、新しい哲学で造られたワインです。
世の中に数多くあるヴァラエタルワイン(品種表示ワイン)とは違った視点でリリースされました。
特にワインを新しく飲み始めた若い世代に、品種だけでなくテロワール、造り手のスタイルを楽しんで欲しいというジラルダンの願いからこのワインは造られました。ラベルのデザインがその哲学を象徴しています。粘土、化石がブルゴーニュの石灰質土壌のテロワールを象徴し、中央にはジラルダンのサインが入っています。
このワインはジュヴレ シャンベルタン、ヴォーヌ ロマネ、シャンボール ミュジニ、マルサネの葡萄を使用しています。これら全て「村名付き」ですが、ブレンドされているので「ACブルゴーニュ」になります。
手摘みで収穫し、軽く破砕、100%除梗します。2週間ステンレスタンクにて醸し、さらに24時間低温にて醸しをします。ピジャージュとルモンタージュしています。100%樽(うち20%新樽、残りは1・2・3年樽)を使い、12ヶ月間熟成させます。ラッキングは1回、ノンフィルター・ノンファイニングで瓶詰めします。


【テイスティングの印象】
「力強いジュヴレ・シャンベルタン」ですね、このワインは。
タンニンが豊富で、酸と共にワインをリードします。
果実の甘味は少なめですが、足りないと感じないのは、柔らかになったタンニンと酸とのバランスが良いからでしょう。
ただ、ブシェさんのコメントのように柔らかになるのは1時間~1時間半くらい時間が経った後で最初はやや硬く、フィニッシュに単独で残りますので、必ず時間を取ってから飲んでください。
*2002ヴィンテージを試飲して。
2003ヴィンテージは2007年10月に試飲会場で試飲しました。
全体のイメージは2002と変わりませんが、硬いイメージはありませんでした。
抜栓時間がかなり経過した後だったとは思います。
*2005ヴィンテージはまだ試飲しておりませんが2005ヴィンテージは2002をも上回るグレート・ヴィンテージです。ポテンシャルは高いのですが、飲み頃になるまでにかなり時間がかかるものと思われますので必ず抜栓時間を十分取るか、デキャンタしてから召し上がる事をお勧めします。
リカープラザえちごやより)

Vincent GirardinのHPはこちら


追記

3/16に抜栓。コルクを開けるのを久しぶりに失敗してしまいました。しかし、開けた瞬間からピノ・ノアールのやさしい香りが漂います。濃厚な果実香、甘い香り、樽の匂いはほとんどなく、ブルゴーニュの香りです。口に含むと、苺、やベリーの味が口に広がり、アフターもそれなりに感じます。これはおいしいですよ。時間がたつと、甘さが広がって幸せな気分にさせてくれます。ストックしておいて損はないと思いました。

アルコール度数13.5%

ぶどう種:ピノ・ノアール





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