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SALON Blanc de blancs 1999

2011-08-16 21:27:04 | フランス・シャンパーニュ
SALON 1999
SALON 1999


1997Vintageはこちらを御覧ください。




シャンパーニュ随一のテロワールをモノ・セパージュにより十全に表現したプレスティージュ・キュヴェ

シャンパーニュは数あれど、グラン・クリュ格付けのコート・デ・ブランのシャルドネー種のみを用いたブラン・ド・ブラン、しかも1世紀におよぶ歴史のなかでリリースされたのは30と数度のミレジメだけという、唯一無二のプレスティージュ・キュヴェ、サロン。
ベル・エポック華やかなりし頃のパリで非常な好評をもって受け入れられたサロン。毛皮商として成功を収めたウジェーヌ=エメ・サロンが、自らとその仲間のために唯一無二のシャンパーニュをつくろうと思い立つ。ある種の完全主義者で食通でもあった彼は、最上のテロワールに、モノ・セパージュ、そして優れたミレジムにのみ生産、さらに熟成には10年をかけるという、謂わば究極のシャンパーニュづくりを目指した。このようなコンセプトのもと1911年のミレジメを生み出し、これがサロンの原型となるが、以来今日までの1世紀の間、わずか30強のミレジムしかリリースされていない。
シャンパーニュ地方におけるシャルドネー種の聖地、コート・デ・ブラン。エペルネから南に10キロメートルほどにわたって連なるが、その名のとおり石灰岩を基盤とする白亜質の土壌にぶどう畑は広がっていて、セパージュも95パーセント以上をシャルドネー種が占める名実ともに白の地。ル・メニル=シュル=オジェをはじめとする6つのグラン・クリュの村が産地の北半分を占め、また、残る8つの集落も90パーセント以上の格付けという、群を抜くテロワールの質の高さを誇る。
このコート・デ・ブランのグラン・クリュ、ル・メニル=シュル=オジェにある19のパーセルの広さからサロンは生まれるが、そこにはヘクタール当たり8000本という植栽密度の、平均で40年ほどとなるシャルドネー種が植えられている。
ぶどう果はソフトな圧搾により得られる、キュヴェと呼ばれる一番絞りの果汁のみを使用。イノックスでの低温によるアルコール発酵の後、樽は一切かけず、加えてマロ=ラクティーク・フェルマンタシヨンもおこさず、ワインは瓶内で時を過ごす。この瓶熟の期間が非常に長いのがサロンの特徴のひとつ。通常ミレジメ表示をするシャンパーニュの場合、定められている瓶熟期間は3年間だが、サロンは3倍以上の10年前後の瓶熟をおこなっている。この過程で徐々に酸を和らげ、さらにうまみが醸成される。またデゴルジュマンは当然リリース前におこなうが、その際ドザージュは1リットルあたり5グラムと通常のブリュットの3分の1ほど。
ブラン・ド・ブランというと軽やかですっきりしたタイプのシャンパーニュを思い浮かべる向きも多いが、サロンは全くといっていいほど異なる。ソフトな口当たりながら、熟成に由来する風味、テロワールからくるミネラルなどが複雑さを醸し出し、深みとふくよかさに満ちた、まさにサロンならではの世界が広がる。さらにそれぞれのミレジムの個性が彩りを添え、加えて余韻の長さも尋常ならざるものがある。
そして多くのシャンパーニュはリリースされてすぐを飲み頃としているが、サロンにこの常識は通用しない。モンラッシェを始めとするブルゴーニュのグラン・クリュと同じようにじっくりと熟成を重ねることができる、というより熟成させてこそ、その高いポテンシャルが開花する。リリースされてから20年以上の瓶熟も全き可能で、30年、40年と成長するミレジムも見られる。嬉しいことに以上のようなサロンの特徴を踏まえてか、近頃はマグナムの人気も高まっている。

【サロン】ブラン・ド・ブラン[1999](泡)
アペラシオン(産地) : フランス シャンパーニュ
ワイン名(ラベル表示) : Salon Blanc de Blancs
内容量 : 750ml

長きに渡り1997年ヴィンテージにて
大変ご好評を頂いたサロン!

1999年ヴィンテージのご案内です!!

ロバート・パーカー氏も、1997年 95点、1996年 97+点と非常に高い評価をしている、世界を代表するプレステージシャンパーニュである『サロン』!!

ウジェーヌ・エメ・サロン氏によって1914年に設立されたシャンパンハウス。

シャンパーニュでは新参者ながら、トップに君臨する程の希有な存在です!

造られるシャンパーニュはル・メニル・シュル・オジェのシャルドネから造られるヴィンテージもののブラン・ド・ブランのみで、悪い年には決して造られず(系列会社のドラモットに回されます)、生産量もせいぜい4万本と、他社の数字と2ケタも違います。

サロンの名前が一躍有名になったのは、1920年代にパリのマキシムにおいてハウス・シャンパーニュとして愛飲されたからです。

シャルドネのみから造られていて、マロラティック発酵をさせないため、飲み頃が来るまでに長期の熟成を要すプレステージシャンパーニュの代表格!
かわばた酒店より)




≪愛好家垂涎の34番目の希少な幻の名品≫
サロン・ブラン・ド・ブラン 1999年

■サロン■

 サロンは、1911年創業のシャンパーニュ地方においても特異なハウスで、シャンパーニュの中でも撰ばれたごく一部の優れたハウスのみが加盟できる「グランド・マルク」なる名門団体に、零細ハウスでありながら加盟しており、非常に小規模であるが、90%が世界の高級レストランや有名ワインショップに向け輸出されています。

サロンでは、創業以来、 「BLANC DE BLANCS(白の白)」、白ブドウのシャルドネ種のみで造られるシャンパンのみ造っており、従来のシャンパーニュ・スタイルには全くあてはまらず、シャンパーニュのシャルドネの名産地である、コート・デ・ブランのグラン・クリュ100%格付けの最上質のシャルドネ、しかも、良い年柄の、単一の生産年のブドウ(シャルドネ)のみを用いて、ヴィンテージ・シャンパーニュとして造られています。

「ヴィンテージ表示をする」ということは、高い緯度にあるシャンパーニュ地方では至難の業で、そのため、サロン社が1911年に生産を始めて以来、毎年製品を造りだせたわけでなく、よい年に限って製品化しているため現在の時点でわずか31ヴィンテージ(1995ヴィンテージまで)しかつくられていません。

加えて瓶熟の期間が非常に長いのもサロンの特徴のひとつで、通常、ヴィンテージ表示をするシャンパーニュの場合、定められている瓶熟期間は3年ですが、サロンでは3倍の10年前後の瓶熟を行なっており、なかでもブドウの作柄が非常によかった1985年は13年以上の瓶熟を経てリリースされるヴィンテージもあります。

また、シャンパーニュ特有の生産工程に、オリを瓶の口の部分に集めるルミュアージュという作業がありますが、現在ではこの作業はほとんど機械化され、人手に頼るところは稀になっていますが、サロンでは、いまだ、昔のままに職人がこの仕事を行っています。

こうして生まれたサロンのシャンパーニュは、その繊細な泡立ちと、果実味、酸味のたぐい稀なバランス、豊かなボディを備えた後味の長いシャンパーニュは、しばしば、≪幻≫という形容がされるくらいの希少品で、世界中の愛好家垂涎の的になっています。

「SALON」の文字がレリーフになった濃い緑色のボトルはラベルの 黒とともにデザインの美しいことでも有名です。(・・・詳細&一覧)

サロン・ブラン・ド・ブラン [1999]年

Salon Blanc de Blancs 1999 / Champagne White Dry
サロン ブランド ブラン 1999

生産者 サロン社
生産地 シャンパーニュ地方コート・デ・ブラン地区ル・メニル村
AOC シャンパーニュ
年間生産量 平均:5万5,000本
品種比率 100%グラン・クリュ格付け畑のシャルドネ100%
(※1haの自社畑のみでは足らないため、ル・メニル村の中の最上の畑の名うてのブドウ栽培農家の最上の年のシャルドネだけを購入。)
醗 酵 圧搾後、一番絞りの果汁のみを用いて醗酵槽で醗酵させ、直ちに小樽に移し替え熟成。
(※マロラクティック醗酵は決して起こさせない。)
熟 成 平均10年(最低7年間)のカーヴで瓶熟成
タイプ 辛口の濃厚な白の発泡酒
特 徴 若いうちは、決して濃くはない色調、澄みきった気品のある香り、心地よい酸味、新鮮でバランスの良い端麗なスタイル。
熟成を重ねると、濃い金色の色合いに、へーゼルナッツ、アプリコット、スモモなどの風味が現れ、より複雑性を増すスタイルになる。
料 理 チーズでは、白カビソフトタイプのブリー、ラングル、シャウルス、カプリス・デ・デューなどがよくあい、牛や鶏のシャンパン煮、骨付きハムやソーセージにあわせやすく、イカやタコのフリッター、白身魚のカルパッチョなどあっさりした料理や和食とも相性がよい。
アーベンワインショップより)


サロン・ブラン・ド・ブラン・ブリュット1999
Salon Blanc de Blancs 1999
フランス>シャンパーニュ / シャンパーニュ / 【発泡】 / 【シャルドネ】
幻のシャンパーニュ、サロン。ついに2009年がリリースされました!

完璧な品質を守るため、10年にたった3回しか造られることがないシャンパーニュ、サロン。「完璧」という言葉がこれほどふさわしいシャンパーニュはありません。
サロンが誕生した1920年代は、高い品質以上に安定した大量生産が大切だった時代。サロンはそんな頃からずっと、今のスタイルを貫き通してきました。
サロンは「最高のシャンパーニュを造ること」を理念に完成されたシャンパーニュを突き詰めますから、「これはサロンの品質ではない」と判断すれば容赦なく切り捨て、その年は1本もシャンパーニュを造りません。
おかげで創立からの100年間で、たった36回しか造られていません。もちろん品質にこだわり抜くため、良い年にも造る量はごくわずか。そしてついに、37番目となる1999年ヴィンテージがリリースされました! でも、生産量はたった5万本だけ……。
「5万本」と聞いてもピンと来ないかもしれませんが、例えば日本でも有名なドン・ペリニヨンを造るモエ・シャンドンはは2500万本造られています。それも毎年! サロンは10年に3回しか造られない上に、たった5万本だけなんです。
しかも、5万本のうち90%が高級レストランに卸されてしまうため、残りの5,000本を世界中のワインショップが奪い合っています(泣)。
さらにサロンは、完璧を目指すために飲み頃になるまで出荷しません。自分の手元で熟成させ、飲み頃を迎えて初めて出荷するんです。その熟成期間は最低でも10年。今回到着した1999年ヴィンテージにいたっては12年もの熟成が必要でした。
ただでさえ10年に3回、それも数万本しか造らないのに、さらに10年以上セラーで寝かせるなんて、誰にも真似出来ませんよね。
ゆるぎない完璧を求めるサロンの味は、もはや芸術品の粋に達しています。
グラスの中でゆらゆらと立ち上る泡は、まるで黄金のネックレスのような美しさ。
計算しつくされた複雑さに奥深く豊かな風味、重厚感のある味わいは全て12年もの熟成を経ているからこそ産まれるもの。
他のシャンパーニュでは逆立ちしても真似することが出来ない、壮大なスケールを持った「作品」です。
私も色々なシャンパーニュを飲んできましたが、サロンを飲んで思うのは「やっぱりサロンは別格」ということ。サロンを飲まずにシャンパーニュは語れません。
ワインファンなら誰もが一度は飲んでみたいと憧れるサロンを、このチャンスにぜひお召し上がり下さい!
(イーエックスワインより)




サロンのディディエ氏がタカムラに来店!感激です♪
2009年4月、シャンパン・メゾン『サロン』の社長、ディディエ・デュポン氏が、タカムラにお越し下さいました。
『サロン』と言えば、誰もが認める、シャンパンの最高峰の中の、最高峰。
フランスワインの評価本『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス(=旧クラスマン)』でも、長らく、クリュッグ、ボランジェ、そしてサロンだけが、シャンパン・メゾンで、最高評価の『三ツ星』を獲得(近年、ジャック・セロスとエグリ・ウーリエが加わりました。)、中でも、その歴史、スタイルから『唯一無二』の存在とされるのが、サロンです。
シャンパンの権威で、『4000のシャンパーニュ』の著書を持つ、リシャール・ジュラン氏も、サロンが特別である事を、下記のように語っています。

【専門書の評価】
サロン ★★★★★
サロンは、鑑識眼のある人々の間で、最も引っ張りだこのシャンパンである。この崇高なワインはレアなので、一握りの人だけが、その神髄を知る事が出来る。
サロンは他のどのシャンパンよりも、長熟を必要とする。
熟成したサロンは、限りなく広がる香りを放ち、ブルゴーニュ・ワインのような特徴を備えている。
96年はまだ若すぎるが、97年は既にヴェルヴェットのような美しい優雅さと、春のような爽やかさを備えている。
サロンは疑う余地のない、5ツ星生産者だ。
(リシャール・ジュラン氏著『シャンパーニュ・ガイド』より抜粋)

今回の、デュポン氏のタカムラ来店は、私自身、感慨深いものがありました。
シャンパンをこよなく愛するようになったのは、間違いなく、かつて、サロンの1988年や1985年を飲んで、深く感動した事が、大きなきっかけだからです。
美味しいシャンパンは、沢山ありますが、『心から感動する』シャンパンは、そうあるものではありません。
ですが私は、サロンと出会い、『心から感動する』経験をし、シャンパンの深みにはまりました(笑)
サロンが、世界中で、ここまで別格の存在として誰もが認めるのは、私と同じく『心から感動する』経験を、サロンで味わってしまった方が多いからなんだと思います。
特別な1本の思い出を語るとき、サロンの名を出す人が多いのも、サロンの話をする時、自分が今まで味わったのはどのヴィンテージで、どんな時に飲んだのかなど、サロンの特別な思い出を、自然と口にする人が多いのも、サロンが、思い出と共に、記憶に残る存在であり続けるからなのです。
今回、たまたま他の方のブログで見つけたのですが、フランスでもヒットした漫画『神の雫』の、フランス版第一巻の序章を書いた、著名なワイン評論家ミッシェル・ドヴァーズ氏が
『一番好きなシャンパンは?』との問いに…
『サロン』
と、答えていました。
そう、サロンはそう言われるに相応しい存在なのです。
もしかして、サロンを飲んだ事のある方でも、『そこまで感動しなかった』と、おっしゃる方も、いらっしゃるかもしれません。
でも、そこで決め付けてしまわないで欲しいのです!
サロンが何故、ここまで高く評価されるのか?
その名を聞くだけで、特別なものを抱かせるのか?
硬質なミネラルを持つ、ル・メニル・シュール・オジェのブドウを使用、そのスタイルから、リリースまでにほぼ10年を要し、なおかつ、その時点でもまだまだ若い場合が多いので、シャンパンの歴史の中でも、記録に残る素晴らしい年となった、1996年のサロンなどは、今でもまだまだ若すぎるとされるほどです。
ですがやがて、時間と共に、味わい、香りが花開き、複雑さを増し、得も言われる芳香が漂い、口に含めば、あの硬質なミネラルが、極上の旨みへと変わった瞬間を味わうと、二度と忘れる事が出来ないほどだから…
幸い、1997年物は、比較的早く、香りが開くタイプで、先日私も、久々に味わったところ、滑らかで密度の高い、艶のある味わいと、香り高い芳ばしさのあるミネラルのニュアンス、上品でフレッシュな香り高い味わいが楽しめました。
勿論、これは、長熟を誇るサロンの長い人生のまだスタート段階の美味しさですが、秘めているものの大きさは、充分感じて頂けるのではないでしょうか。
年に一度でも、皆さんにとって『特別な日』に飲むシャンパンとして、サロンを選んでみませんか。
今年、来年、そして、その翌年。年を重ねるごとに、その時間が豊かになっていくように、その年と共に、サロンの変化も楽しんで頂ければ、きっと『心から感動する』その瞬間を、味わう日がやってきます。
特別な日の思い出と共に、サロンを味わった思い出を、増やすなんて、最高かも♪
今回、お越しになったディディエ・デュポン社長も、そんなサロンに相応しい方でした。
そして、サロンを心から愛し、誇りに思っている様子がとても印象的で、『あぁ、こんな方たちがいるから、サロンはサロンであり続けるんだな。』と、思いました。
誰もが認める唯一無二の、最高峰、それがサロンです!

『単一クリュ』
『単一ヴィンテージ』
『単一品種』

この3つへの拘り、そして、誕生秘話をはじめとして、全てにおいて、特別な存在、サロン。
シャンパンの最高峰のひとつと言われていますが、その存在は、ある意味、どのシャンパンも肩を並べる事が出来ないほど。
そう、『サロン』は、他のシャンパンと比べられるようなものではないのです。
私自身、サロンで、偉大なシャンパンというものの意味を知ったようなもの。
そして今まで、サロンを味わった機会は、そのどれもが印象的で、記憶に残るものでした。
『サロン』の名を口にする時、誰もが特別な思いを抱く。そんな存在ではないでしょうか。
そんなサロンの、20世紀最後となるヴィンテージ、1999年が、遂にリリースされました!
今回は、1999年の発売を記念して、1997年とのセットも同時に発売されていますので、2つの個性を飲み比べてみる、貴重な機会をお見逃し無く♪
20世紀最後のサロン、遂に発売です!

■ワイン名(原語) / salon[1999]
■色 / (泡・白)
■味わい / 辛口
■ブドウ品種 / シャルドネ100%
■生産者名 / サロン
■産地 / フランス/シャンパーニュ
■原産地呼称 /
■生産年 / [1999]
■内容量 / 750ml
(タカムラより)



(+)かわばた酒店より購入。28800円。


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