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Chambolle Musigny Dujac Fils & Pere 2008

2012-04-27 19:34:39 | フランス・ブルゴーニュ
Chambolle Musigny Dujac Fils & Pere 2008
Chambolle Musigny Dujac 2008
[2008] Chambolle-Musigny - Dujac Fils et Pere
シャンボール・ミュジニー - デュジャック フィス・エ・ペール
【 Dujac Fils et Pere デュジャック フィス・エ・ペール 】

自社畑ではないですが、栽培や収穫もデュジャックでコントロールし、つくりも ドメーヌものとほとんど同じで、デュジャック・フレーヴァーもしっかり感じら れるワインです。

 ミディアム・赤
インターナショナル・ワインセラー評価:86
アサヒヤワインセラーより)





DUJAC Fils et Pere
デュジャック フィス エ ペール

所在地 FRANCE BOURGOGNE MOREY-SAINT-DENIS
常に新たな息吹を感じさせてくれるドメーヌ

新世代ドメーヌの旗手として鳴らしたジャック・セイスがモレの村に拠を構えてから40年という歳月が過ぎたが、現在では耕作面積も15ヘクタール強と当初の4倍近くに広がり、7つのグラン・クリュ――ドメーヌで最も広いのがグラン・クリュ、次いでプルミエ・クリュ、ヴィラージュ、レジオナルの順で、普通に見られるドメーヌのそれとは逆――を擁するまでになった。
その人気の高さ故、常に入手に苦労するデュジャックのワインだが、栽培、醸造の基本は以下の通り。無干渉主義をモットーとするセイスは、畑においては除草剤、化学肥料の類は使用せず、除梗も年によるものの基本的におこなわない。新樽は非常に軽い焼き加減のものをグラン・クリュにほぼ100パーセント、プルミエ・クリュで8割前後、そしてヴィラージュでも7割という高い比率で用いる。その後オリ下げのみでフィルターはかけない。
生まれるワインは色こそ決して濃くないものの、強すぎることのない果実味と、エレガントさのなかに複雑さも合わさる味わいで、若いときから十分に愉しめるバランスのよいもの。とはいえ熟成も当然可能で、それなりの年のものであれば20年前後で優美な液体へと変身する。また、赤ばかりが取り沙汰されるドメーヌだが、白も知る人ぞ知る出色の仕上がり。
ブルゴーニュだけにこだわらず、DRCのドゥ・ヴィレーヌらとともにドメーヌ・ド・トリエンヌを立ち上げ、南仏でのワインづくりを1980年代後半に始めたデュジャックだが、2000年の初めには購入したぶどうを用いた、ディフュージョン・ラインとも謂うべきデュジャック・フィス・エ・ペール――栽培や収穫もデュジャックでコントロールし、つくりもドメーヌものとほとんど同じで、デュジャック・フレーヴァーもしっかり――のリリースも開始。さらに2005年のミレジムからはシャンベルタンにロマネ・サン=ヴィヴァン、2つのグラン・クリュにヴォーヌ=ロマネのマルコンソールも加わる。
1990年代の後半からドメーヌに参加した長男ジェレミー――伴侶のダイアナはカリフォルニアのワイナリー、スノーデンの娘で、デイヴィスを出てエノロジストの資格もある――に加え、次男のアレックも本格的にかかわり、設立から40年を経てドメーヌ・デュジャックは益々磐石である。

グラン・クリュ単位:ヘクタール
シャンベルタン 0.29
シャルム=シャンベルタン 0.7
クロ・サン=ドニ 1.29
クロ・ド・ラ・ロシュ 1.95
ボンヌ・マール 0.43
エシェゾー 0.6
ロマネ・サン=ヴィヴァン 0.16

プルミエ・クリュ単位:ヘクタール
ジュヴレ=シャンベルタン・オー・コンボット 1.1
シャンボル=ミュジニー・レ・グリュアンシェール 0.32
モレ=サン=ドニ・レ・モン・リュイザン・ブラン 0.6
モレ=サン=ドニ・プルミエ・クリュ・ルージュ 0.79
ヴォーヌ=ロマネ・レ・ボー・モン 0.73
ヴォーヌ=ロマネ・オー・マルコンソール 1.57

ヴィラージュ単位:ヘクタール
モレ=サン=ドニ・ルージュ 2.92
モレ=サン=ドニ・ブラン 0.65
シャンボル=ミュジニー 0.64

レジオナル単位:ヘクタール
ブルゴーニュ・ブラン 0.19
Maison Lacより)




デュジャック
その人気の高さ故、常に入手に苦労するデュジャックのワインだが、栽培、醸造の基本は以下の通り。無干渉主義をモットーとするセイスは、畑においては除草剤、化学肥料の類は使用せず、除梗も年によるものの基本的におこなわない。新樽は非常に軽い焼き加減のものをグラン・クリュにほぼ100パーセント、プルミエ・クリュで8割前後、そしてヴィラージュでも7割という高い比率で用いる。その後オリ下げのみでフィルターはかけない。

生まれるワインは色こそ決して濃くないものの、強すぎることのない果実味と、エレガントさのなかに複雑さも合わさる味わいで、若いときから十分に愉しめるバランスのよいもの。とはいえ熟成も当然可能で、それなりの年のものであれば20年前後で優美な液体へと変身する。

デュジャック・フィス・エ・ペール/シャンボール・ミュジニー 2008

ドメーヌ・デュジャックでは、不幸にしてセラーマスターのクリストフ・モラン氏が交通事故で急遽。
新しいセラーマスタージャック・セイス氏にとっては長男であるジェレミー氏の成長に一段と期待を寄せるところとなっています。

そのジェレミー氏は、ネゴシアンワインのコンセプトについて次のように語りました。
「ネゴシアンワインのアイディアは父と共に98年から計画を進めていたもので、2000年ヴィンテージが初めて。3軒の栽培農家とは1ha当たり幾らという形で契約し、ヴァンダンジュベルト(徐梗・摘房)やテーブルソーティング(選果台での選別)にいたるまで全て自分たちの手で徹底。醸造も全てシャンボール・ミュジニィで250ケース、モレ・サン・ドニ350ケース、ジュヴレ・シャンベルタンは800ケースと、少ないが、生産者と農家の緊密で長い関係に基づいて作られているので、ネゴシアンワインとしては新しいスタイルのものができたと思う。」
B.storeより)



モレ・サン・ドニに本拠地を置く凄腕蔵「ドメーヌ・デュジャック」。
1968年の設立以来、世界中の愛好家が捜し求めて止まない名品を生み続けています。
率いるのは、一代でその名声をトップにした鬼才ジャック・セイス!
テロワールの美しさを、最大限に引き出すことに全力を傾注する氏のモットーは、無干渉主義
除草剤、化学肥料の類は使用せず、除梗も基本的に行いません。
さらに清浄は行うものの、一貫してノンフィルター。
その全てが自慢の特級畑、一級畑でとれた果実のうまみを、一滴たりとも残さず完璧に瓶詰めするためです。
セイス氏の素晴らしい点は、自身のドメーヌにおいて見せる妥協のない仕事ぶりだけではなく、後進の育成にも同等の情熱を傾けているところ。
世界的評論家ロバート・パーカー氏が、
「品質にかける意気込みにもまして重要なのは、セイスがいつもブルゴーニュ生産者の多くの若者の情熱を鼓吹してきたこと。」
と賞賛するように、ブルゴーニュ新世代ドメーヌの旗手として、彼が果たしてきた役割は言葉ではい表せません。
今では彼の高弟と呼べる一群の醸造家たちが、素晴らしい作品をリリースしています。
そんな彼の文字通りの直系である息子ジェレミー氏が、積極的に運営に携わったのが、デュジャック・フィス・エ・ペール!
ぶどう畑こそ自社所有ではないものの、パーカー氏が、
「ブルゴーニュ最高のドメーヌのひとつ。
 所有者のジャーク・セイスはコート・ドールきっての影響力を持つ革新的醸造家であり、 そのワインはつねに優美、複雑をきわめ、風味満点。
ここのワインには惚れ込まずにはいられない。驚くほどかぐわしく芳醇で、 とてつもなく果熟味とアロマにとんでいるからだが、若いうちに楽しめるばかりか10~15年は熟成もする。」
と絶賛する「ドメーヌ・デュジャック」の超絶級のクオリティはそのまま受け継がれているのです!
それもそのはず、ブドウ栽培農家とは、なんと1haごとの契約で、徐梗・摘房や選果台での選別、醸造にいたるまで、全て自分たちの手で行うというこだわりよう!
既に欧米の評論家諸氏からは、絶賛の嵐が沸き起こっている大注目アイテムを、お見逃しなく~♪
Veritasより)



ゆはらよりオークションで購入。3600円。
2012年5月3日抜栓。コルクにはネゴシアン名、村名、Vintageがちゃんと刻印されていました。しっかりとしたコルクで液漏れなし。グラスはリーデルのブルゴーニュタイプを使用しました。色は、比較的薄めのルビーガーネット。ちょっとだけどんよりした感じがしました。グラスの脚は、さほど粘稠度があるものではありません。香りは、のっけからストロベリーのジャミーな香り。トースト香もあります。優しいいい香りです。娘さんは「なんか甘い匂いがする」と言っていました。かなりベリーの甘さを感じます。スワリングではあまりニュアンスに変化がありませんでした。時間の経過とともに香りに、スミレ、ジャスミンといった花の香り、香水のニュアンスを感じました。口に含むと、まず結構強めの酸味から入ってきます。ベリーの甘さはありますが、メインはなかなかの酸味ですね。ちょっと温度上げすぎたかな。タンニンは出すぎずほどほどで、全体を包み込んでいる感じです。全体的に、そつなく詰まっていますが、なにかこう特徴があるというわけでなく、悪い言い方をすると非常に無難にまとめている感じです。2時間ほどで酸味が和らいできました。でも、これはワインだけでも、食事とあわせてもどちらでも大丈夫で美味しいと思います。2日目は、1日目に比べて穏やかな表情になっています。酸味はしっかりとありますが、ミネラル感がでてきていて美味しくなっています。この値段で購入できるのならとてもお買い得だと思いますが、楽天では4800円~6000円(ドメーヌだと6000円Over)なので値段相当かなと思います。