Lungarotti Il Vessillo 1995
実家のワインセラーシリーズです。
蔵出しするのは、完璧に熟成したワインだけ
ルンガロッティ社の特徴を一言で表すなら、「長い時間をかけたワインづくり」です。たとえば代表銘柄の「ルベスコ リゼルヴァ」は、法律的には3年間の熟成でリリースしてもよいDOCGワインですが、ルンガロッティ社では"約10年"という長期間の熟成を待って初めて市場へ出されます。
同社のワインは、どの銘柄も地下蔵で静かに眠りにつかせ、理想の状態になったところで初めて消費者の元に届けられるのです。このように完璧な熟成ワインだけを市場に出すポリシーを貫いているのは、イタリアではもちろんのこと、世界でもきわめて珍しいことといえるでしょう。 ルンガロッティ社の醸造所が位置しているウンブリア州は、ローマ時代から「イタリアの緑の心臓」と呼ばれる歴史と文化をもつ地方です。イタリア半島のまさに中心部に位置し、有名なキリスト教の聖地アッシジの聖フランシスコ大聖堂を有し、また「緑の心臓」という言葉から連想されるように、きわめて実り豊かな土地柄です。その豊かな実りに支えられた葡萄栽培とワインづくり、そして地下蔵での時間をかけた贅沢なまでの熟成…そんなワインだけがもつ味覚の芸術を手頃な価格でお届けすることこそ、ルンガロッティ社の誇りとするところです。
銘醸ルンガロッティの実力を手頃な値段で味わえる「ジャーノ」
「ジャーノ」の名前は、トッレ ディ ジャーノ(「双頭の神ジャーノの塔」の意)という言葉に由来します。ジャーノとはギリシャ・ローマ神話のヤヌスの神のことで、前後に2つの顔があり、未来と過去を見つめることから、新しく年が切り替わる"1月"のジャニュアリーの語源としても知られます。ルンガロッティ社のあるトルジャーノの町ではローマ時代の昔から、敵の侵入を前からも後ろからも見張ってくれるこの双頭の神に捧げた塔を建て、町の守り神としてきました。
その守り神の名前を冠したワイン「ジャーノ」は、銘醸ルンガロッティの実力を、お手頃な価格で楽しめる名品。ラベル中央上部に描かれた「双頭の神ジャーノ」が、このワインの目印です。
(サントリーより)
1996 IL VESSILLO
LUNGAROTTI
ピノとカベルネを半分ずつブレンドという珍しいワイン
(arrauより)
LungarottiのHPはこちら。
2011年8月12日抜栓。コルクにはLungarottiの刻印がありました。色はガーネットルビー、結構濃いしっかりとした色です。香りは、さほど強くありませんが、カシス、ブラックベリーといったところか?土の香りもあります。繊細さ、複雑さはあまり感じません。ややタニックな感じがしますが、渋いという感じはなく、喉越し爽やか、スルッと入っていきます。これも焼肉の時にアウトドアで飲みましたが、とても飲みやすくて16年の歳月がたっているとはいえ十分飲めました。もっと若い時期に飲んでいれば、また違った印象があったと思います。