先週から仕事でミャンマーに来ています。
以前住んでいたラオスと国境を接しており、やはり雰囲気が似ています。20年前に住んでいたスリランカにも似た雰囲気があり、それは道路に吐かれたビンロウジ(噛みタバコ)の赤い唾の跡と、男性が身に着けているサロマのせいだと思います(こちらではロンジーと呼ぶそうですが)。
初めて来る国なのになんだか懐かしい。
食べ物もおいしいものが多く、毎回の食事が楽しいです。
これはモヒンガーという麺料理。地方に滞在した時、朝食に食べたものです。
素麺くらいの太さのライス・ヌードルが短めに切ってあり、スープと一緒にレンゲですくって口に運びます。
料理の味はやはりラオスのものに似ています。ですがラオスでは出汁(だし)が強い割に後味がサッパリとしていましたが、ミャンマー料理はコクが濃厚で、油も多く使われており、ちとクドめ。
ラオスから西に約700キロ移動して感じる味の変化。更に西に進んでいくとインド・バングラデシュというカレー文化圏に入ります。モヒンガーの味を煮詰めてさらに濃厚にしていくとカレーになるんだなー、と納得しました。
地理的にどこかでスパッと切り替わるのではなく、移動するにつれて徐々に変わっていく我々の文化。当たり前のことではありますが、実際にその変化を体験すると、とても面白い。
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