Weekend Strummer

ウィークエンド・ストラマー。
世間知らずのオジサンが脈絡無く語る、ギター・アフリカ・自閉症。

水色のワゴン

2022-01-23 15:56:29 | モザンビーク

娘の最近のお気に入りの楽曲の一つがハイ・ファイ・セットの「水色のワゴン」です。
高めの音域で伸びやかに歌われる曲が好きなので、サビでメロディーラインが高くリズミカルになる「水色のワゴン」はきっと気に入るだろうな、と思って歌って聴かせたらやっぱり気に入って、それから頻繁にせがまれるようになりました。

海への行楽から帰る多くのクルマが走る夏の高速道路。傍らを追い越していく水色のワゴンが故郷のナンバープレートを付けているのに気付き、若い頃のいろんな想い出がよぎる。このままずっと追いかけて行けば、懐かしいあの街角に帰って行けるかも。

途上国で生活していると日本から輸入された中古車をよく見かけます。商用で使われた過去のあるクルマには車体に社名や広告が日本語で書かれており、途上国の新オーナーはそれを残したまま使っていることが多いです。日本で使われていた日本製のクルマは、もともとのクオリティが高いことに加えて日本の厳しい車検制度の下で定期的なメンテナンスがなされていたわけで、車体に書かれた日本語はその証として一種のステイタスにもなっているようです。
なので、車体に書かれているのは日本語であればなんでもよくて、オーナーやドライバーはその意味を知らないまま使用しているケースが多い。
昔、スリランカの田舎町をクルマで走行中、側面に大きく「昭和女子大」と書かれたバスを見かけて、ついフラフラと追跡してしまった経験があります。次の停留所でぞろぞろとスリランカ人男性が下りてきたのを見て我に返り、すぐにUターンして、来た道を帰った私です。我ながらいったい何を期待していたのか?

何らかの理由で車体を塗りなおす必要が生じた場合も、せっかく書かれていた日本語の文字は消したくない、と思うヒトも多いようです。
下の画像はモザンビークのキリマネからニコアダラに向かう国道を走行中、前を走っていた乗り合いバス。塗りなおした後、しかたなく元の文字を真似て自分で無理やり書いたのでしょう、どこか幼さを感じさせる筆跡が可愛かったりします。
でも「ドメンテナンス」って…。

コメント
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