Weekend Strummer

ウィークエンド・ストラマー。
世間知らずのオジサンが脈絡無く語る、ギター・アフリカ・自閉症。

ガーナのオオコウモリ

2010-12-23 12:53:02 | その他の国々
多様な野生動物が見られるのは東アフリカ。
ナショナル・パークでのサファリ・ツアーが一般的に楽しまれています。
大陸の反対側の西アフリカでは、あまり目立った野生動物は見かけません。
ですが、ガーナの首都アクラでは、乾季にちょっと珍しい光景を眼にすることができます。



この画像、青空をバックに舞うのは鳥ではありません。コウモリなんです。草食性のフルーツ・バットと呼ばれる種類で、和名ではオオコウモリと言うそうです。
乾季になると、アクラ市上空にコウモリの姿が目立つようになり、市内で最も交通頻度の高い交差点付近に集中して生息するようになります。他の場所ではほとんど見かけないのが不思議。その場所に珍しい樹木があって、乾期にだけ実るその実を食べに集まってくるのではないかと考えたのですが、どうもそういうわけでもないようです。なにか理由があるに違いないのですが、専門的な知識があるわけではないのでワカリマセン。

オオコウモリという名のとおり、一般的な肉食コウモリよりも身体も翼も大きく、飛ぶ姿も比較的おおらかに見えます。日中も活動するようで、群れを作って舞い乱れ、遠くから見ると大きな渦を巻くように飛んでいます。多分数千匹という単位でしょう。
連中、ヒマなときは街路樹にぶら下がっているのですが、その数がハンパじゃないために枝への加重は相当なもので、細い枝から順に折れてしまいます。折れた枝が歩道に落ちてくるので危なくてしょうがなく、警官が時々空に向けて威嚇射撃をして追い払おうとするのですが、まったく効果なし。発砲に驚いてギャースカ言いながら一旦は飛び立つのですが、すぐに樹に戻ってきてしまうんです。
どうしようか思案しているうちに、細くて折れやすい枝は全部折れてしまったからとりあえずは大丈夫。でも来年は知らないよ、って、いいのかそれでー?


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パルメザン・チーズの食べ方

2010-12-11 20:14:23 | その他
パルメザン・チーズは数年かけて熟成させる硬いチーズです。
すりおろしてスパゲティなどにかける食べ方が有名ですが、もともとの形はかなり厚みのある円盤型、というかタイヤ型、というか浅めの樽型をしています。
けっこう大きくて重いそのチーズを「よっこらせ」とテーブルに載せて安置。
円盤の真ん中をナイフで削り、浅い穴を作ります。穴の表面はデコボコ少なく、出来るだけ優しい曲面になるように、丁寧に削ってください。

次にスパゲティを茹でます。
直径2ミリを超える、ちょっと太目のスパゲティを選び、教科書どおり、茹でるお湯は多めにして塩を入れ、アルデンテに茹であげます。

お湯を切った茹でたてアツアツのスパゲティをパルメザン・チーズの穴にのせます。チーズが特大サイズのパスタ皿になったような形になります。
スパゲティの熱で少しづつ溶けるパルメザン・チーズ。立ち上る湯気に混ざるチーズの香り。
フォークをくるくると回すたびに溶けたチーズが熱いスパゲティにからまる。
適量を絡め取り、口に運んだ途端に感じるスパゲティの表面を覆う滑らかに溶けたチーズ。
咀嚼するたびに口中で弾む麺のコシ。
スパゲティに含まれるかすかな塩味とチーズが持つ強い塩味。しょっぱさはシンプルな味覚だけれど、個性の違う塩味が混ざり合うことでとても豊かな味になります。

ああ、すっごくうまい・・・。やめられない・・・。

チーズとスパゲティだけのシンプルな料理を、夢中になって食い込んでしまう。

食べた後は忘れずにペーパー・タオルで穴をぬぐい、次の機会までしまっておきます。
食事のたびにすこしづつ溶けて磨耗しきるまで、ずっと使えるスパゲティ専用の食器です。

どうです、おいしそうでしょ?
しかし現実には、分割していないパルメザン・チーズなんてどこで売っているのかわからないし、売っていたとしても相当高価なものでありましょう。それに買えたとしても置き場に困る大きさだし。

どっかのレストランでスペシャル・メニューとしてやってくれないかなー。
コメント (2)
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手で食べる楽しみ

2010-12-05 16:18:30 | ラオス

ラオスの主食は蒸したもち米です。ラオス語でカオニャオ。漢字表記すると「猫面」となります(ウソです)。
調理したもち米は結束固くカタマリになっておりますので、食事時は箸を使わず、適量を手でちぎり取ります。それを握って整形し、他のおかずとともに口に運びます。
口当たりが良い米で、甘みもあり、とてもおいしい。
ついつい食べ過ぎてしまうこともしばしばですが、これはカオニャオの味の良さだけが原因ではないように思えます。
主な原因は手づかみの食事にあると思うんです。
殻つき落花生を食べ始めるとなかなかやめられないのと同様に、手を使った食事は食欲が満たされたあとも手作業を楽しむためだけに食べ続けてしまう。

熱帯に住む多くの民族は手づかみの食事をしますが、そういう食文化を持つ地域で、太ったヒトが行うダイエット(痩身)手段の一つが「スプーン・フォークで食事をする習慣をつける」ことだと聞いたことがあります。
手なぐさみになってしまっている食事を「純粋に食欲を満たす行為」として矯正するんですって。

手づかみではなく、ちゃんと箸やフォークを使っているのに私の体重は上昇中。
矯正すべきは旺盛な食欲そのもの。



画像は標準的な私の昼食。左が竹かご(ティップカオ)に入ったカオニャオ。

コメント (2)
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