もともとは座りションベンとは、過度の驚愕に腰が抜けてしまって失禁することですが、最近では洋式便器に腰かけてオシッコすることも含まれるようです。
今まで立ったまま小用を足すことが普通だった男性ですが、最近は洋式便器に腰かけて小用を足すヒトが増えているそうで、あるサイトで紹介されていたデータによると33.4%の男性が便器に座ってオシッコするのだとか。
男子たる者、小便時には立ちションに徹すべし! と強い口調でクレームするオトコも多くいるようですが、オシッコが飛び散ってトイレの床を汚すことが多い立ちションスタイルより、座りションの方がトイレをきれいに保つことが出来たり、膀胱への負担が軽減されて前立腺への悪影響も減るなど、それなりにメリットがあるそうです。
ですが、屋外で小用を足す必要がある際、男性で座りション、というか、しゃがみションをする人はまずいないでありましょう。男性の場合、オシッコをするためだけにわざわざズボンとパンツをおろしてオケツを丸出しにする必要はないですし。
ガーナ北部のサバンナ地方に出かけた時のこと。
乾季のサバンナは味気ない風景です。目に見える生き物は周囲にはほとんどいませんし、木々も乾燥している。周囲を湿気の無い風ばかりが吹き抜けてゆきますが、ほこりくささがあるだけで、勢いのある空気の流れにもあまり活気が感じられません。
幹線道路を走っていた乗り合いバスが停車し、中から10人ほどの男たちが下りてきました。彼らは程よい間隔を開けて散らばり、ズボンのファスナーを下しながらしゃがみこみました。そして、しゃがんだまま放尿をし始めたんです。
あらー、珍しい。
こんな光景初めて見ました。これこそ正統派のしゃがみションでありましょう。
和式便所でしゃがむ時の、かかとを着地させた型ではなく、相撲や剣道の試合開始時に行う爪先立ちでしゃがむ型、蹲踞(そんきょ)の姿勢です。武道の雰囲気があるせいか、みんな背筋が伸びて、なんだかシャキッとして見えます。単にオシッコしているだけなんですが。
しかし、どうしてわざわざしゃがむのか?
このスタイルで小用を足すことに、どんなメリットがあるのでしょう?
オシッコしている間はやたらと動けないので、外敵に対して無防備な状態になってしまいます。
そのため、排泄時には身を守るための障害物が周囲に必要になります。屋外での立ちション時に前方を遮るものが無いのは非常に不安です。目の前に何もない状態でオチンチンをさらけ出すのは、ちょっと抵抗があるんです。
ところが半砂漠地帯であるサバンナには、特に乾季には、あまり立ち木などもなく、身を隠す物陰が見当たらない。そのため、出来るだけ目立たぬようにするためにしゃがみションの風習が生まれたのではないでしょうか?
っていう仮説は、あまり説得力ないかな?
普通のジーンズを穿いた状態で蹲踞の姿勢をとると、ペ〇スがきちんと露出しません。片ひざを突くなどして、ズボンの股間部分に余裕を持たせないと難しいようです。