Weekend Strummer

ウィークエンド・ストラマー。
世間知らずのオジサンが脈絡無く語る、ギター・アフリカ・自閉症。

ザンベジアは作付け期。

2017-12-26 12:47:02 | モザンビーク

雨期が始まり、雨を待っていた農家は種子を播きはじめました。

作付け準備は、早い農家だと10月から始めるようです。

雨が降ると土が湿って軟らかくなるので、畑の低い部分から鍬を入れて耕していきます。機械化が進んでいないので、頼るのは鍬1本。時間をかけて地面を起こし、均(なら)していくんです。一日にできる作業は限られているため、農家の畑はどこもこんな風にモザイク状に耕されていきます。

 

街に住む兼業農家も多くいて、郊外にある田畑には毎朝「出勤」します。そして午後の早い時間には仕事をやめて帰路につきます。暑くなる時間に肉体労働は酷なんです。

通勤に利用されるのは乗り合いトラック。たぶん、普段は資材などを運ぶ普通のトラックが、農繁期には農家の働き手を載せるようになるのでしょう。
定員は決まっておらず、何人乗せてもOKです。ただし、乗るヒトの足は全部荷台に入っていなくちゃなりません。車体後部のバンパーに立つとか、荷台から垂らすなどして足を外に出していたら定員オーバーとなり、ポリスに大目玉食います。罰金も徴収されます。

だからホラ、すし詰め状態なのに割とお行儀よく乗っているように見えるでしょう?

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チャリタク

2017-12-10 13:47:37 | モザンビーク

三度目のモザンビーク赴任中であります。

 

こちらの日常の足は自転車タクシー。日本人間では「チャリタク」と呼んでいます。
荷台に薄いスポンジ入りのシートを設えて二人乗りしやすくした自転車で、基本料金10メティカシュ(20円くらい)を払えば、市内どこでも運んでくれます。もともとそれほど大きな街ではないので移動距離はたかが知れてますし、自転車というのは雨さえ降っていなければノンビリしていて気持ちの良い移動手段であります。

このチャリタク、深夜以外はやたらと多いので、どこでもすぐに拾うことができます。
外国の自動車タクシー利用時にはたいてい乗る前に料金の交渉が必要ですが、体重がすごく重そうとか、目的地が遠いとかの理由がなければ、ほとんど基本料金で済むので気軽に乗れます。

しかし、どんなものにもアタリハズレがあるもので、いかにも健脚タイプの漕ぎ手が乗っているタクシーをつかまえたものの、走り始めたらとんだヘナチョコですごく遅かったり、タイヤの空気が抜けていて路面の凸凹がオケツに直接感じられてすごく乗り心地が悪い自転車だったり。ま、そういう小さなガッカリも海外生活の味だと思えば気になりませんが。

 

目的地に着いて料金を払うときに、景気はどう? と尋ねてみたら、

「毎日、自転車操業です」

と答えた、

というのはウソだって誰でもわかりますよね。

コメント (2)
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