Weekend Strummer

ウィークエンド・ストラマー。
世間知らずのオジサンが脈絡無く語る、ギター・アフリカ・自閉症。

立ってなさい!

2012-06-17 18:12:07 | その他

ヒトはただ立っているだけで足の筋肉をずいぶん鍛えているんだそうです。

だいぶ前にテレビで(たしかNHK特集で)見たのですが、アメリカ在住の医師の例が紹介されていました。シニア・オリンピックという、50歳以上のアスリートに参加資格のある競技会の短距離部門で、その医師は番組放送当時、何年も連続して金メダルを取得しておりました。毎年、50歳になったばかりの若手(?)新人選手が参加してくる競技会で、かなりのベテラン選手である彼がなぜ首位を保てるのか? きっとトレーニング方法にその秘密があるに違いありません。しかし予想に反して彼は何もトレーニングしていなかったのです。医師として毎日数時間に及ぶ外科手術を担当していた彼は、立ったままで施術するのだそうですが、その立ち仕事がスプリンターとしての足の筋肉を程よく鍛えてくれたのだそうです。

ところで、私はクルマで移動することが多く、歩くことが極端に少ない生活を長年にわたって営んでおります。日常的に、例えば電車で通勤する習慣があれば、駅までの徒歩移動や乗車中の立ち姿勢などが筋肉の負担となるのでしょうが、それが一切ありません。だから足弱る。

40代前半までは適正値をキープしていた体重がその後急速に増加したのも、そういった生活習慣が影響しているのだと思います。体重増加とともに余分なお肉が全身を覆い、お恥ずかしい話ですが、歩くと内腿が擦れるようになってしまいました。それまでなかった違和感。内腿こすれてデブ実感。

以来、「いずれ解消しなくてはならない問題」として常に意識していたのですが、具体策は何も思い浮かばず、その結果、股間に存在し続けるマタズレ。

ウェイト・トレーニングは、下半身の筋肉強化運動も含めて20年以上にわたって習慣的に行っており、しかしそれにもかかわらずマタズレするようになってしまったということは、この運動は私のマタズレに対しては効果がないのです。

ケニヤに単身赴任して食生活が変わったせいでしょう、体重が減りました。10年前の適正体重には及びませんが、それでもかなり身体が軽くなりました。しかしマタズレ君はまだ股間にいます。

先日、前述のテレビ番組を思い出し、自宅でパソコンを操作する時間だけでも立って仕事をしたら運動不足解消に効果があるのではないか、と考えました。

家具職人に頼んで作ってもらったのがカウンター・デスク。

天板は私のヘソより10センチ高い位置にあります。酒場のカウンターと比較してもちょっと高い。しかしこの高さ、書き物やパソコン操作にはちょうど良く、立っていても自然に仕事に取り組めます。

使い始めて4週間が経ちました。

終業後に帰宅して、職場から持ち帰った仕事を済ませたり、メールを書いたり読んだり、このブログを執筆したり、パソコンでする仕事はすべてこのカウンターに向かい、立ったままでこなしています。たぶん、毎日2~3時間は立ち仕事をしていると思います。

その結果どうなったか?

当然ではありますが、足がかなり疲れます。就寝時にベッドに横になると、負担から解放された両足が気持ち良く、まるで入浴時のように深い息がハァーと出ます。両足の筋肉が鍛えられている、と実感します。

正直言ってマタズレには効果を期待してはいなかったのですが、なんだかスレ具合が減ったような気がするんです。パンツ(下着)の形状を変えたとか、歩く時の姿勢が変わってガニマタになったとか、そういう他要因の変化は一切無しです。体重も安定しています。

すごい。立ってるだけでマタズレ軽減。近い将来、股間から完全退去してくれるかも知れません。

最近は、このカウンター・デスクをできれば職場にも持ち込みたいと考えています。更なる運動効果を狙っているわけではなく、毎日ランチ後に襲撃を受ける睡魔対策です。立ったままであれば緊張が持続して眠くならず、効率良く仕事ができるのではないか、と考えているんですが、個人の家具の持ち込み、許してもらえるかな?

 

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オレセン(俺の煎餅)の作り方

2012-06-10 06:29:00 | その他

外国に滞在中、発作的に食べたくなるものがあります。

私の場合、おせんべい。醤油味の正統派米菓煎餅です。固焼きせんべいを前歯でガリン、奥歯でボリボリと、賑やかに音を立てて食べることを想像すると、よだれが出てきて身もだえするほど。

でも、これ、意外と簡単に作ることができるんです。どうやって作るか、教えてあげますね。

用意するのは普通に炊いたご飯とラップ、麺棒、ワックスペーパー(クッキングシート)、それからまな板シートというのでしょうか、プラスティック製の柔らかいまな板。

さて、始めましょう。

炊き立てのご飯(やはり日本米でしょうね、この場合)を一口分くらい、まな板シートの中央にスプーンで取ります。ラップを切り取り、ご飯にかぶせてその上から掌でつぶし、平らにします。このラップは周囲にセロテープを張って補強しておくと丸まったりせず、長持ちして使いやすいです。

念入りにつぶすと、まな板シートにベッタリと張り付いて取りにくくなってしまうので、適当なところでやめておきます。いい加減がちょうど良いかも。張り付いてしまった場合、金属製のヘラ(お好み焼きに使う小さめのスパテュラ)があると便利です。

ある程度平らになったら麺棒を使って延ばし、生地を均一に薄くします。ラップと生地が馴染み過ぎると剥がしにくくなるので、一度に延ばさず少しづつ、頻繁にラップを剥がしながら作業を続けます。

均等に薄くなったら乾燥に入ります。そのままでも良いですが、小分けにした方が乾きやすいです。以前はコップなどで丸く型抜きしたこともありましたが、面倒くさいですし、縁の部分が残ってしまうので、最近はナイフで適当な大きさに切り分けてしまいます。味が変わるわけでもないですしね。私の場合、短冊形に切ります。

ワックスペーパーの上に並べて乾燥させます。状況にもよりますが、例えば50%くらいの低湿度で風通しが良いところであれば、丸一日で乾燥します。湿度が高い場合は冷蔵庫などで乾燥させても良いでしょう。乾燥するにつれ、白かったご飯が透き通り、生地がそっくり返って歪みます。もしかしたらこれは乾燥方法によるのかもしれません。もっと時間をかけてじっくり乾燥させれば、平らなままのカッコ良い生地になるのかも。

乾燥したらオーブンで焼きます。オーブン・トースターでも焼けますが、熱源との距離が短いせいか焼け方がムラになる。オーブンで焼いた方が確実だと思います。キツネ色になったらハケで醤油を塗ります。焼き上がった煎餅は当然のことながら極度に乾燥していて水分を吸収しやすいので、醤油をたっぷり着けちゃうと瞬時に吸い取ってすごくしょっぱくなっちゃいます。塩分控えめにしてください。

その後、醤油を乾燥させる意味で、ほんの少しオーブンで加熱したら取り出します。醤油が焦げると苦くなってしまうので、これはほんの気持ち程度の加熱で良いと思います。

で、出来上がりです。

自分で作った焼きたての煎餅は美味しいですよー。醤油の香りが新鮮でパリパリのサクサク。

お試しあれ。

 

ラップをかぶせて伸ばしてます。

 

短冊状に切ってクッキングシートに並べたところ。まだご飯の粒々が残ってます。

 

乾くとこんな感じになります。なんか茶色っぽいですが、これは光線の当たり方のせい。

 

今回は炭火焼に挑戦してみました。実はオーブン、まだ持っていないんです。

 

やっぱり焦げちゃった。火加減が難しいです。

 

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男の老化とオートバイ

2012-06-04 20:21:00 | その他

最近、オートバイは特に若年層に不人気だそうです。

あんなに面白い乗り物に人気がないなんて、ちょっと信じられない。あるヒトが「地上を走る乗り物の中で一番面白い」と評しておりましたが、大いに賛成したいところであります。

かくいう私も、自分が若いと自覚していた頃はずいぶん熱中して乗ったものです。しかし三十代前半に娘が生まれて家族で移動する機会が増え、そのため四輪自動車に乗る方が便利になり、以来まったく乗らなくなってしまいました。

オートバイに乗るとき、載せるスペースが狭いために荷物は効率的にまとめる必要があります。宿泊を伴うツーリングは野宿することを基本としていましたので、テントやシュラフなど、必要な装備を詰め込んだダッフルバッグはかなりの大きさになります。

オートバイは車体を傾けないと曲がれない乗り物です。また、ラフ・ロードを走行する際には、ライダーが頻繁な体重移動をする必要があります。雑に積まれた荷物のせいで片側だけ重くなるとバランスを取るのが難しくなるので、重心を考えて、比較的重い装備は車体の中央付近にくるように工夫します。その他にも、できるだけコンパクトかつバランス良くまとめるためには、色々と考えながらパッキングする必要があります(ライダーの中には荷物を詰めたリュックサックを背負ってオートバイに乗る人もおりますが、長時間のライディングでは身体に負担がかかり、私は好きではありません。身体に着けるのはグレゴリーのウェストバッグだけ、と決めておりました)。

一方、四輪自動車では、荷物に関しては無頓着でいられます。カバンやファイルやバインダーなど、仕事に必要な細々としたものでも特にまとめたりせず、小脇に抱えてクルマまで運び、後部座席にドサ!と置けば、そのまま移動できてしまいます。あまり考えない。アタマ使わない。

こんな大雑把な移動の仕方がすべてに影響しているようで、クルマに乗るようになってからはあまり細かい作業をしなくなったように思えます。メンドクサイと敬遠してしまう。意識して敬遠しているうちはまだ良いのかもしれません。そのうち全てに対して無頓着になり、細かいことが目に入らなくなり、どんどん鈍感になってしまう。

老化が進むせいでオートバイに乗らなくなるのか、オートバイに乗らなくなるから老化が加速してしまうのか、よくわかりませんが、大いに関係しているような気がします。

 

コメント (2)
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