やっつけ映画批評!

主に映画を
あらすじを1行で!
ネタバレ無しで!
簡潔に魅力(たまに罵詈雑言)を!
お伝えするやっつけ映画批評!

心と体と 2018 55点

2019-05-19 08:21:19 | 映画


心と体と 2018
55点


食肉工場で働くおじさんは
新しく来た若い女性が気になりはじめる...。



ハンガリーの
イルディコー・エニェディ監督作品です
ほかの作品全く知りませんが

2017年ベルリン国際映画祭で最高賞の金熊賞とったり
2017年のアカデミー賞外国語映画賞の最終選考まで残ったりと

評判も良いんですが

なかなかどうして不思議な
味わいのある映画でした

食肉工場の勤務風景
牛がコンテナに乗せられて、殺されて、切られて~
ってのをゆっくりがっつり描くのは
すごく新鮮でしたし、

グロいというより
儚さだったり、神聖さだったり、
なんか不思議な感覚を覚えました


そこで小さな事件が起きたことをきっかけに

おじさんと若い女性が
近づいていくんですけれど

その近づくきっかけも
ありそうでなかった
新鮮な切り口で

無意味と思っていたあるシーンが

ふとしたきっかけでとんでもなく
胸きゅんなシーンになっていたという
これまた不思議な感覚、ありました


若い女性
コミュ障だとは思いますが
若い女性の
日常描写も面白くて

人形劇とか、
CDショップでの立ち振る舞いとかが

ズレまくってて
話のテンポめちゃめちゃ悪いんですけれど

毎度毎度見入ってしまいました

ズレた行動をする美人って
なんかもう、それだけで得した気分になるという


他では味わえない
不思議な着地をみせる
おじさんとの恋も

なんかいいんですけど

いかんせん長いかなあ〜
内容ペラッペラだもんなあとも
思う異色ラブコメ映画でした~