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ゴッホ最期の手紙 2018 65点

2019-05-18 12:06:13 | 映画


ゴッホ 最期の手紙 2018
65点

自殺したとされる
フィンセント・ファン・ゴッホ
の死の真実を探る...



第90回アカデミー賞
長編アニメーションにノミネートされている
誰も見た事のないとんでもない映画でした

まずは
普通に役者に演技をさせて
その後に
その6万5000フレームに及ぶ映画を

125人の油絵画家で構成されたチームで
ゴッホっぽい油絵で描いて
アニメ化するという

気の遠くなるような4年という制作過程
監督も
「我々はこの120年で最も遅い映画制作法を発明した」とか言って作品です

一人参加した日本人曰く
3ヶ月で良かった、半年とかだったら
耐えられなかったかも


ゆえに
画面から伝わる油絵の威力がすごくて
どのシーンを切り取っても
ゴッホみたいな絵

といういまだかつて味わったことの無い
強烈な映像体験は
とんでもないものがありました

ストーリーは
正直、人探しなので
あっちいって、話聞いて、回想
こっちいって、話聞いて、回想

と面白みはないんですが

ゴッホの絵の世界で

ゴッホの人間性が徐々に見えて来る

、、ってめちゃめちゃ贅沢じゃないですか?

回想は絵のタッチ変えてわかりやすいし
現代パートも昼も夜もあるし

こんなデジタル全盛期に
油絵アニメーションって
今後作られるんですかね

580枚の油絵書いても1分弱という、、ね


結末、、割と速い段階でわかりますけれど

彼の死の秘密と
この映画のアニメーターさんに
畏敬の念を禁じ得ない

映画でした〜