goo blog サービス終了のお知らせ 

パソコン美人におんぶにだっこ

パソコン相撲 入門

芸術は古典を超えれない

2025-03-20 00:00:00 | エッセイ
昔からこう言われている「質屋の丁稚には、まず一番いいのから叩き込む」と。
なるほど、そうです。特にいいのを教え込む、その次にいいもの、また次へとなる。
目を養うには、この修行が大事だと思います。普通の物からいいのへではなく。
これは芸術全般に言えるのでは、山で言うと頂上からの俯瞰、見える景色が違う。

私は残念ながら思うのですが、芸術のピークは、もう過ぎていると思います。
古典、昔の方が遥かに優れていた。時代が下ると二番煎じ、三番煎じの感じがする。
文学はギリシャ神話、絵画はアルタミラなどの古代壁画、音楽はバロック音楽と。
彫刻などの造形は土偶を、陶芸は古代土器をと、遡ると驚くべき世界がある。

もちろん、その時代その時代で美はたくさんあります。これは波の様に繰り返す。
西洋はルネッサンスと言う波で、美を輩出しました。これは復興を目指したのです。
日本は明治の波で美が増えた。戦後の波で、また新しい美に目覚めて行ったのでは。
これら美の形は変わって来ましたが、幹から伸びた枝葉なのが、その姿だと思う。

まず幹を知ること、もっと言うと根っこを知ること、そして土そのものを知ること。
芸術とは土から育った大木だと思う。土に秘密が隠されているのでは。人智を超す。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする