wakabyの物見遊山

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円覚寺の日曜説教坐禅会

2014-08-12 10:32:15 | 瞑想・仏教
円覚寺の日曜説教坐禅会に参加してきました(2014年8月10日)。
8月は、いつも参加している土曜坐禅会が休会なので、日曜説教坐禅会にはじめて参加しました。
円覚寺への参禅7回目です。

円覚寺ではいろんな坐禅会を開催しているのですが、毎月第2・第4日曜日にある日曜説教坐禅会は、9~10時に管長などによる法話があり、10~11時が坐禅会という、自由参加の会です。


総門には瑞鹿山(ずいろくさん・めでたい鹿のお山)という山号が書かれています。
今日は雨が降ったり止んだりの天気で、境内はしっとりしています。


左・選仏場、右・居士林の入り口。
日曜説教坐禅会は居士林ではなく、大方丈で行われました。
大方丈の中は満席になりました。

法話では、横田管長から、腰骨を立てて、お腹をぐっと出して、背筋を伸ばして、という姿勢の話から始まりました。それによって気力が出てくるということです。
次に、生まれてきた不思議に感謝して、これまで生きてきた不思議に感謝して、今こうして互いに会いまみえることのできた不思議に感謝して、と言われました。こういうことはいつも考えないですよね。管長がいつも言ってくれるのでその時はそう考えるのですが。

時節がら、お盆の話がありました。
お盆とは、複雑で何なのかいまだによくわからない。お経にも書いていない。いろんな習俗が入り混じってできた習わし。大切に迎え入れれば亡くなった方の御魂が帰ってくるということはある。亡くなった方に恥ずかしい生き方をしていないか反省する時、と言われました。
禅宗では、霊魂の存在を真正面から取り上げないが、否定もしない、しかしそれより今の自分を見つめる機会にしましょう、というスタンスですよね。

後半は、15分くらいの坐禅を2回やりました。
途中、激しい雨が降ってきて建物内にも吹き込んでくるので、縁側の近くに坐っている人は濡れるだろうな、と気になりました。
坐禅の休憩中に、指導役の雲水さんが、坐禅中に雨が気になって集中できなかった人はいますか?大丈夫です、それが普通です、と言っていました。


坐禅会が終わって大方丈から帰っていく人たち。