天才歌手美空ひばりさんは、パーフエクトに近い声の出し方をしている。
それは歌う時、顎の下、声帯の周り、首の両脇で分かる。
先日のテレビでたっぷりその状態が見られた。
声帯を中心に血管が走らない。その他、一切の筋張りなどが首に見られない。
つまり声帯を一番よい状態で歌っているわけだ。
一方、その番組の司会者、中居、江角さんたちは単にしゃべるだけなのに顎愛の下に悪い血管が浮き上がり、首の横に筋張りが見られる。
無理な力を声帯に加えている証拠だ。
何故美空さんは完全な声出しが出来たのか。
考えられる一因は軟口蓋が大きく、頭の上のほうにくびれているはずだ。
声を拡大させる箱が大きく、豊かなのだ。
日本人の多くはこの拡大・共鳴装置が貧弱なのです。
中居君、江角さんもそうです。
だから外国人以上に、勉強・研鑽する必要があります。
しかし軟口蓋の形を変えることは出来ない。
そこで、その人の限界まで開発するボイストレーニング法が必要となる。
私は50年程前に東大医学部卒の、耳鼻咽喉科医師にお話を聞いて、軟口蓋の問題について考え続けた。
軟口蓋自身は多少拡大できるが、その貧弱さをカバーする方法はないか・・・・・・あったのです。
だから今、生徒さんのお役に立っているのです。
端的に言うと江角さんの声を美空ひばりさんに近ずけるのです。