今日4名の女性に先日、Vigilanteのボーカルで一発大成功の方法を行う。
4名は参加者全員だ。
急に寒くなり喉がいがらっぽい、2ケ月ぶりで声が錆びついているなど、今日は全員おかしかった。
このまま手ぶらで帰すわけにはいかない。
先日、成功した方法を行う。見事に短時間で好調時のよい声に戻す。
全員スッキリしたと顔を輝かして、いい声でかえる。
他所ではこんな感触は絶対味わえないと感謝して。
先日の発見は万人に当てはまりそうだ。
残った者が勝ちが我が声の教室だ。
辞めていった人はこの偉大な方法を知らないで去って行ったわけだ。
随分NHKを責めてきた。
ここらあたりで最終にしたい。
スポーツや芸能において、分散集中の重要性を述べた。
分散集中とは日常生活で、見事に成されているものが、意識的に何かを行おうとすると乱れる特徴がある。
例えば、寒い、痛い、痒いなどは意思の力で運用されていない。
演技などで意思の力でねじ伏せる範囲は少ない。意思の力は１つ２つしか支配下におけない。ところが演技なえどでは7から10ぐらいの他分野の集中、無意識がある。
これら10ぐらいの分散集中が正常に行われていて 老いいい演技はなりたつ。
つまり意識的に10の分散集中が行えるかどうかが天才と凡人の分かれ道だ。
この多分散をNHKが採用した佐奈田恒夫師は2つのものに改悪した。それしかパクレなかったのだ。
この状態でどんな事が起こるか。手足が別々の動き、拍子で運動する。ここでは少なくとも3.4の分散集中がおこっている。これを2で処理しなければならない。正確にはやりたくても脳の計算や暗記を使うのでパンクしている。
つまり本来ある別機能を使えなくさせている。手足の動作で、使ってはいけない場所を何度も稽古させることで、疑似能力を発達させているのだ。
これは演技の邪魔になる。
面白くない下手な演技は全てこれにつきる。
石川りょう君が陥っているのは『勝ちたい』気持ちが分散集中をレベルの低いものにしているからだ。
続く
今年も宝塚音楽学校の入学式が行われた。
まだまだ人気の学校だ。
しかしお金がかかるのは半端じゃない。
先ず、予備校、予備の先生の謝礼が高い。
この２，３年に合格者を沢山だしたところ、先生に殺到する。
ある時、渋谷ビデオスタジオの役員から、１６才の少女を私もの発声教室に紹介された。
初めての経験だ。
彼女の資質を調べる。勿論、分散集中（ステップ）も試みる。才能は高いとは言えない。
一番の問題は「あがり症」である。相対的に良家の子弟は人前であがりやすい。声楽の学生も同じだ。
丁度、声楽の人も生徒や演劇志望もいたので、声のトレーニング終了後の数分間に他の生徒さんの前で、歌わせた。教室でよく知っているのに、あがる。
時々、発表会を稽古場で行う。より一段とあがる。
彼女の母親に聞くと他の宝塚予備校より私の教室の謝礼は極端に安いという。
盆暮れ、何かがあると、商品券や、現金が渡される。
小さな発表会の時も、渡される。なんだかんだで出費が多い。
特に合格ともなれば何十万円と言うお金が包まれるらしい。
合格するまで相当なお金がかかる。
入学すれば、またお金がかかる。トップに躍り出るためだ。
在学２年間でトップ３ぐらいまでに上らないと将来がない。
金・・・・金・・・・金・・・プラス才能の世界だ。
才能があってもお金を掛けて磨かなければ、戦に負ける。
稀だが超才能の持ち主がいてお金を必要としない。４，５年で一人ぐらいだが。
貧乏人は先ず、無理な学校だ。
結局、彼女は２回挑戦したが落ちた。
もし彼女が分散集中の能力が高ければ、合格していたと思われる。
事前に判定してあげて、本人も親御さんも納得すれば、無駄金・時間・エネルギーは避けられたかも知れない。しかし初期の段階でテスト結果で簡単に諦められるだろうか。
