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宝塚音楽学校へ挑戦の少女

2013年04月21日 07時39分23秒 | Weblog

 

 今年も宝塚音楽学校の入学式が行われた。

 まだまだ人気の学校だ。

 しかしお金がかかるのは半端じゃない。

 先ず、予備校、予備の先生の謝礼が高い。 

 この2,3年に合格者を沢山だしたところ、先生に殺到する。

 ある時、渋谷ビデオスタジオの役員から、16才の少女を私もの発声教室に紹介された。

 初めての経験だ。

 彼女の資質を調べる。勿論、分散集中(ステップ)も試みる。才能は高いとは言えない。

 一番の問題は「あがり症」である。相対的に良家の子弟は人前であがりやすい。声楽の学生も同じだ。

 丁度、声楽の人も生徒や演劇志望もいたので、声のトレーニング終了後の数分間に他の生徒さんの前で、歌わせた。教室でよく知っているのに、あがる。

 時々、発表会を稽古場で行う。より一段とあがる。

 彼女の母親に聞くと他の宝塚予備校より私の教室の謝礼は極端に安いという。

 盆暮れ、何かがあると、商品券や、現金が渡される。

 小さな発表会の時も、渡される。なんだかんだで出費が多い。

 特に合格ともなれば何十万円と言うお金が包まれるらしい。

 合格するまで相当なお金がかかる。

 入学すれば、またお金がかかる。トップに躍り出るためだ。

 在学2年間でトップ3ぐらいまでに上らないと将来がない。

 金・・・・金・・・・金・・・プラス才能の世界だ。

 才能があってもお金を掛けて磨かなければ、戦に負ける。

 稀だが超才能の持ち主がいてお金を必要としない。4,5年で一人ぐらいだが。

 貧乏人は先ず、無理な学校だ。

 結局、彼女は2回挑戦したが落ちた。

 もし彼女が分散集中の能力が高ければ、合格していたと思われる。

 事前に判定してあげて、本人も親御さんも納得すれば、無駄金・時間・エネルギーは避けられたかも知れない。しかし初期の段階でテスト結果で簡単に諦められるだろうか。

 

 

 



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