昨夜も10chの夜番組でお天気お姉さんが「風邪でお聞き苦しいカと思います、早く直す」と謝っていた。
放送、特に生本番では、少々の風邪や喉の調子が悪いぐらいでお休みできない。
多くの声を出す職業人にとって「風邪」は鬼門だ・悪魔だ。
しゃべると喉が痛い、声が嗄れる。それでも無理してしゃべらなくてはならない。
一方、私の生徒は少々の風邪ぐらいで声がおかしくならない。秘密は元々しゃべる、歌う、演じる時に、声帯にブレーキが掛かっていないからだ。
他の人は健康なときは、多少のブレーキは何とかしのげるが、風邪を引くと二倍にも三倍にも大きくなる。
これが普通の人が風邪を引くと声がダメになる原因です。
だから平常から声帯にブレーキを掛けないしゃべりをマスターしておくのです。
しかしこれが大変至難な業なのです。
日本テレビ早朝の女子アナの全ては、かなり強めのブレーキを掛けているので、風邪を引くと完全に、アウトになります。