70才。役に立つ話が次々現われる。

世界で最低の日本人の声を改善する方法を95%まで独自に確立しました。

石丸謙二郎、肺活強化具で声変?

2013年01月11日 10時37分14秒 | Weblog

 

 Power breathe という外国製の呼吸筋、肺活量拡大器具が、アスリートの中ではやっている。

 そのHPを見ると、真によいことずくめで、100%効果があり、副作用もないと思える。

 しかし私の生徒はその器具でどんどん声が壊れる・出なくなる・響かなくなる。

 本人に聞くといいことは殆どなく、特に声はダメージを受けているという。

 私は器具とやり方を見て「即座に」止めてはの結論を出す。

 本来ならトレーニング回数が10回も過ぎれば、声の調子は上がる。ところが彼は「しゃべるのも辛い・苦しい」という。

 肺は内臓だ。その周り。関係する所は骨格筋がある。この骨格筋は肋間筋・横隔膜など色々ある。この筋肉を正確に鍛えられれば問題は起きない。しかしことはそう簡単ではない。

 先ず、息を負荷のかかる立て笛のような器具に向かって吐く、次に思い切り吸う。

 この吸う時に、両肩が物凄く上がる。つまり声によい呼吸法で絶対やってはいけない「肩式呼吸」となる。しかも超悪い方法だ。

 これは声帯の周りに異常に緊張と力を集め、音叉を思い切り万力で挟んで、音の共鳴を殺す役割となる。

 だから吸気では肩を上げたり、胸の上部に強く息を入れてはならない。

 Power breath を使う人は、何が何でも息の出し入れを大きくしようとする。体のどこでもいいから息を搾り出し、無理やり入れ込む。

 これが一番声に悪いのだ。

 さて石丸謙二郎さんは、昔は声がよかった。

 ある時期から、音声障害かと思われる声になった。アスリートと呼ばれるほどの運動家で、その能力は優れている、本来ならばこんなに運動をしているのだから、声はいいはずだ。それが音声障害に近い現状だ。

 何か声に悪いことをやっているのではと前から思っていた。

 どうやらこの Power breath 具ではないかと思われる。

 アスリートの中では大流行だと聞く。

 日本ではこの器具の販売を中止することを提言します。