バスでひと駅は離れた中古品販売店に行った。3月31日で店をやめる。
何かを買ってあげたいと思って店の中を丹念に見たが、買いたいものがない。ジャバラの古いカメラがあったので値段をきくと「2万円は」という。アンチークとして飾るものだ。しかし買う気がしない。
結局、小さな薄いお茶碗を一つ買う。50%OFFなので、50円支払う。
40年以上前の車が店の中に置いてあった。商談に応じるとある。
ほうろうの鍋をかおうとしたら、そこに穴があって、焼売等を蒸す鍋で、下にもう一つの湯沸し鍋が必要で、それが欠品であつた。
値段は500円と安いが、ちょうどはまる鍋をほかで探さなければならないので、やめた。
本来なら、閉店まで何度か足を運ぶのだが、魅力あるものがない。要するに延々と店の中にとどまるような品物が多かった。
潰れるべくして潰れる店とおもった。
客が売りに来るものだけでは回転が悪い。ネットで売れそうなものを落札して、販売するなどの才覚がなさそうだ。年齢は75歳ぐらいで、インターネットを熟知されているとは思えない。
昭和の中期で止まっているような感じがした。