70才。役に立つ話が次々現われる。

世界で最低の日本人の声を改善する方法を95%まで独自に確立しました。

イチローになれない日本歌手。

2005年10月22日 21時30分16秒 | 俳優・歌手・アナウンサーの声
野球のイチロー選手の年俸はあいかわらず高い。
 世界で活躍する歌手はその十倍以上も稼いでいる。
 何故、野球やサッカーで可能なものが日本の歌手にはできないのか。
 日本は周りを海に囲まれた狭い島国であり、独特の文化を生み出した。一方、野球やサッカーは外国から輸入されたものだから研鑽すれば世界で通用するのか。しかしポップスやロックは外国から入ったもので同じである。にも関わらず声だけは昔の悪い伝統の中でもがいている。
 
 どうやら「世界制覇しよう」と言う意気込みというか、強い意志も日本の歌手には欠けている。例えばその最短距離にあった日本で一二を争う歌手は周りの強い勧めにも関わらず私を嫌った。数回しか参加しなかったのに彼女は今でも私の悪口を言いふらしている。何でそんなに嫌われたのか私にはわからない。雑誌やTVであからさまに私と分かるような言い方で「馬鹿呼ばわり」している。彼女にとって私は一番必要な先生だったのだが理解できないらしい。もし私に従ってトレーニングを最低1年でも我慢していれば、今頃はアメリカやヨーロッパで評価されたかもしれない。それは当然、今の数十倍の収入を彼女にもたらす。

 男性歌手も似たようなもので、外国では相手にされない。その根本にあるものは歌手の声である。外国では本物しか生き残れない。特に声は大切で、俗に口パクと言うごまかしは通用しない。それでなくても貧弱な呼吸器官、共鳴腔(骨格)の日本人は欧米人の何倍も声を磨く必要がある。

 端的に言うとイチローや松井選手などとの違いは「声」である。本物の声を身に付けさせる先生も殆どいない。いてもその道のりのシンドサで逃げ出す。おまけに少し様子がよい女だと取り巻きの男達がちやほやするので、我儘になり日本だけでしか通用しない歌手に納まる。

 おかしな事にみんな自分の声をよくしたいと思っている。声を改善する対策は「つらい、しんどい、苦しい、嫌いだ」などを先ず、克服する事である。もちろん偽者の先生からはいち早く逃げ出すことだ。偽者の鑑定法は「喉がいたくなる。大きな声ばかりを要求する。言葉での説明が多すぎる。感覚で攻めてくる(例えばお腹から声をだして、額に声を当てて)」などは百害あって一利なしで一目散ににげるべきだ。

 一流劇団で活躍する若手のホープは先に述べた歌手とまったく反対で、ある養成所の面接試験でたった5分間、私と話しただけで私の何かを見抜いた。私はその後すぐにそこを退所したので私の授業はない。彼女はさんざん苦労して私を探し、発声教室に入り6年以上になる。1・5時間かける4回で徹底的に私を嫌った歌手(当時は卵)。5分間で私を信用した女優(当時は卵のもっと前)。後数年の内に結果はでるだろう。本物を目指し、本物の先生に付き、世界を視点に入れて行動するが教訓である。


声の神秘、51年目の発見。

2005年10月22日 17時22分41秒 | ボイストレニング
 ある有名な俳優塾は1日数百回以上、45度以上も角度をつけて頭を下にして腹筋を鍛えている。なるほどその長は馬力のある声で有名だ。しかし2時間あまりの劇に主役を演じると、劇の後半は声が嗄れている。そこの塾生も同じである。みんなお腹のところの筋肉が割れていてスリムである。
 
スポーツ選手も殆どが割れ目ができるほど鍛えている。歌手、俳優も、少年たちも鍛える人が増えている。しかし良い声の人は非常に少ない。腹筋を鍛えるように指導しているトレナーは世界で数百万人以上はいると思われる。ところが声を良くする腹筋を鍛える方法を発見している人は一人もいないと断言できる。最も多いのは首の後ろに両手を当てた起き上がる方法だ。これは首と肩の力で起き上がるので腹筋本来の鍛えにはならない。しかも首を固めるので声の響きを殺す。つまり全ての人は、私の生徒を除いて、声を響かないように腹筋を鍛えているのだ。
 
日本では明治以来、青少年教育、現義務教育で営々と声に悪い腹筋の鍛え方が受け継がれている。腹筋を鍛えるのはこれしかないと検証すらしたことがない。
 
 今、英語教育が盛んだ。一方で声をでなくなる状況を維持しておいて、声の素材も質・量も何ランクも上の外国語を学ばせているのだ。教育の大本を管理、運営する人々は何でこんな事が理解できないのか。アシベストは27年前から警告が発せられていたにもかかわらず全く手がつけられなかった。私は30年前から日本の教師は演劇科大学院生を採用すべきだと言いつずけている。それはアメリカの大学院に留学時代に義務教育の教師は演劇科卒業生が一番良いを見聞きしたからだ。

 例えば演出は人の内面深くまで読み取らねばならない。チョットしたしぐさ、リアクションでその子供の内面に進行する困った芽を読み取る。虐めでの自殺やトラブルが最悪の事態が起きて初めて知る教師、これが演劇的才能から最も遠い素質である。此の点から見れば日本は教師に一番向いていない人ばかりを採用してきたのだ。いま議題に上っている、大学院卒を教師にでもまだまだ解決から遠い。私の提言から50年は遅れるだろう。そこまで日本国は存在できるのか。
 
 最後に声に良い腹筋は外側ではないとだけ明らかにしておこう。これを世界の数百万人の各種のトレナー、部活の先輩たちは全く知らないのだ。






他との比較で分かる声のよさ。

2005年10月22日 16時40分43秒 | ボイストレニング

 私の生徒さんが各分野で高い評価を受けている。普段一緒に稽古してるとみんな大きな声は当たり前で「そんなもんだ」ぐらいに感じている。
 
 ところが朗読発表会、ライブコンサート、民謡全国大会、演劇公演などで出演している私の生徒の声は「ずば抜けてよい」と聞いている。例えば民謡の日本一を決める最終審査では歌うテクニク、歌唱力、表現力に殆ど差はない。総理大臣賞を獲得した私の生徒は恐らく、声の伸び・滑らかさ、音量、高低音のきれいさその他、声の能力で他よりぬきに出ていたと思われる。つまり私のトレーニングのおかげで最高の賞を貰えたようなものだ。本人に確かめると「そうです」と答えた。
 
 しかもこの教室では100名中97名ぐらいが自分の声を改善しているのだ。最高打率3割のボイストレーニングの業界で打率9割7分、奇跡に近い数字を私はあげている。 


aratani1 at 16:37|この記事のURL │Comments(0) │TrackBack(0) │ボイストレーニング | ボイストレーニング

アホな歌手が多すぎる。

2005年10月22日 16時31分10秒 | 俳優・歌手・アナウンサーの声
声帯結節重症者と中程度者が教室に現れた。2人とも元である。今では並み居る歌手の中でも飛びぬけた声である。オーストラリアのトップグループから日本での彼らのライブのご指名を受けたわけだ。そして昔よりパワーアップしたとほめられた。ボーカルの声は世界でも通用すらしい。
 
 日本人で声を張り上げる歌手の90%以上はつぶれた声を振り絞ている。絶対に世界では相手にされない。力を入れれば声は大きく、パワフルになると多くの歌手は錯覚している。自分の骨に声が響くので大きく感じるらしい。骨伝導と外に出て空気伝導の違いが日本人の歌手には理解できない。これがアホといわれる証明だ。
 
 もう一人の元声帯結節歌手は先日のライブで一人だけズバ抜けた声を出したらしい。以前の彼女の声、多分アホの仲間入り、を知っていた観客は大変驚いたとアンケートに書いている。低音から高音まで自由自在の声が出たと言う。前後に演奏した歌手たちはバンドに消されて声は殆ど消えていたらしい。
 
 ちょつとがんばる歌手の90%が無知、アホと言うわけだ。