ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

京都大学土木工学教室のヒマラヤ杉

2011-09-04 01:29:32 | 建物(京大)
以前に見た京都大学の中の建物をいくつかご紹介します。


先ずは、吉田本部構内にある工学部土木工学専攻教室の建物。
土木工学専攻は今は改組されて工学研究科社会基盤工学専攻の中に含まれています。



1917(大正6)年建築、レンガ造り2階建て。
設計は山本治兵衛・永瀬狂三。

赤いレンガに花崗岩の白い装飾が映えてきれいです。




雪の日に。




窓も大きくとられていて明るい感じです。



裏にまわると、こんな小さな遊び心も隠されています。




裏庭にはテニスコートの跡(今は駐車場)やちょっとした和風の池と藤棚もあります。




そして、裏庭に大きくそびえる木が立っていて、



その下にあった石碑によると、何とあの琵琶湖疏水を作った田邊朔郎先生のお手植えのヒマラヤ杉だというのです。

寄贈とあるので、「お手植え」ではないかもしれませんが。



石碑の裏側。

田邊朔郎が琵琶湖疏水を作ったのはまだ東京大学の前身工部大学校卒業後間もない頃、その後年月を経て、京都大学土木工学教室で教えることになったそうなので、ここにゆかりのヒマラヤ杉があるのも納得できますが、それにしても随分大きくなったものです。



「理工科大学」の石碑も。
京大の中で一番早く創設されたのが理工科大学、1897(明治30)年9月のことです。




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