ビバさんのさんぽ道

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これでいいのか京都シリーズ(11)ホテルになった旧立誠小学校

2020-09-17 00:56:18 | これでいいのか京都
2020年7月21日にホテルが開業した中京区木屋町通りの旧立誠小学校跡を9月14日に見に行ってきました。

1869年開校、現在の建物が1927年に建てられた元の立誠小学校。1993年に閉校になり、その後は地域住民の交流活動や映画館、文化発信の場所として活用されていました。
しかし、京都市が東京資本のヒューリックに土地を貸し出し、旧校舎を改修し、その後方に8階建てのホテル棟を建てて開業したのです。

2007年7月に訪ねた時の様子は こちら


高瀬川をまたいで木屋町通りに面した正面玄関側の外観はほぼ元の通りでした。



玄関。



校舎北側の1階は自治会活動スペースになっています。



その西側は消防分団詰所と地下自転車置き場の出口になっています。



旧運動場の西側にホテル棟が建っています。



184室の巨大なホテル。ホテル名は「THE GATE HOTEL 京都高瀬川 by HULIC」です。コロナ禍の中、どれだけの部屋が稼働しているのでしょうか。



正面玄関を入ると、昔と大きく変わってビックリすることは、明るい廊下の両側に商業店舗が並び、きらびやかなスペースになっていることでした。
以前は薄暗い廊下と階段が続き、懐かしい木の香りが漂っていたのですが、すっかり変わってしまって、ガッカリでした。
店舗は複数のカフェ、ビアダイニング、アイスクリーム、レモネード、台湾フードなど、たくさん入っていました。店舗部分の名称は「立誠ガーデン ヒューリック京都」です。



突き当りにはホテルへの入口があり、その前がロビースペースになっています。



ロビーの隅には、小学校で使われていたピアノが置かれていました。




ロビースペースから左に折れると元の運動場に人口芝が張られ、オープンスペースになっていました。周りが屋根付きの回廊になっていて、若者達が思い思いに座って憩っていました。
しかし、旧校舎の元の写真と見比べてみると、左側が窓一列分くらい削られていることがわかります。



そこに面した部屋が図書館になっていましたが、閉っていて中に入ることはできませんでした。



その隣の部屋は「立誠ホール」として、図書館と隣のコーヒースタンドの飲み物だけ持ち込みができますが、狭くてお粗末な会議室という感じでした。



台湾ラーメンとタピオカのお店が運動場を見渡せる位置にあったので、食事しました。



食前に皇潤紅茶のサービス、麵は五香湯麵。


旧校舎の二階以上には入れませんでしたが、裁縫用の和室などはどうなったのでしょうか?
外観は美しく整えられたけれど、建物の中身はすっかり入れ替わって、立誠小学校の名残りはなくなっていました。
災害時には避難所としての役割を十分に果たすことができるのでしょうか?

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