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ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

博物館明治村(11)住宅等

2011-03-21 01:44:43 | 建物(愛知県)

西郷従道(つぐみち)邸。(重要文化財)
 
 旧所在地:東京都目黒区上目黒
 建設年:1877(明治10)年
 解体年:1963(昭和38)年
 移築年:1964(昭和39)年
 設計者:フランス人技師レスカス

木造2階建て銅板葺き。廻り階段、半円形に張り出したベランダのデザインが斬新、耐震性を高める工夫もなされています。室内の部品はほとんど舶来品で、日本人が真似たものではない、純洋風建築です。

 

西郷隆盛の弟従道は明治政府の要人であり、「西郷山」と言われる広大な敷地の中に接客用として建てた洋館。 
明治村トップテン第2位(と勝手にvivasanが認定した)の建物ですが、個人の住居というよりは社交のための公的な建物だったといえそうです。


内部も見てみたかったのですが、解説の時間に間に合わず、中に入ることができなかったのが残念です。解説の時間に間に合った人達が内部を見学しています。




神戸山手西洋人住居。(登録有形文化財)

 旧所在地:神戸市生田区山本通
 建設年:1887(明治20)年代
 解体年:1966(昭和41)年
 移築年:1969(昭和44)年
 
当初は外国人のものでしたが、明治29年には日本人増田周助の所有となっています。
主屋の後ろ側に付属屋が建てられ、付属屋の2階は和室で、主屋の2階から渡り廊下で行き来するようになっています。

開港以来西洋との貿易港となった神戸のお洒落な洋館の一つです。



西園寺公望別邸「坐漁荘(ざぎょそう)」。(登録有形文化財)

 旧所在地:静岡県清水市興津清見寺町
 建設年:1920(大正9)年
 解体年:1970(昭和45)年
 移築年:1971(昭和46)年

明治の元老、西園寺公望が政治の一線を退いた後、清水港の近くに建てた別荘ですが、実際には晩年もここから日本の政治に深く関わっていたものと思われます。
 木造桟瓦葺き、軒先に軽い銅板を廻らせた純和風の建物ですが、昭和初期になって洋間、洋式トイレ等が増設されています。
建物前面に純和風の庭園も作られています。
「坐漁荘」という名前は太公望の故事にならって、何もせずのんびり座って魚を釣って暮らすという意味でつけられています。



これは前にも触れた芝川又右衛門邸。

 旧所在地:兵庫県西宮市上甲東園2丁目
 建築年:1911(明治44)年
 解体年:1995(平成7)年
 移築年:2007(平成19)年
 設計者:武田五一


詳しくは前の文参照で。



住宅建築としては、他にも「学習院長官舎」「森鴎外・夏目漱石住宅」「幸田露伴住宅蝸牛庵」「茶室亦楽庵(えきらくあん)」「長崎居留地二十五番館」がありましたが、省略します。



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