今日ははるばる大阪梅田まで、これを見にでかけました。
1971年映画のニュープリント版。10月1日からテアトル梅田で上映中。
監督:ルキーノ・ヴィスコンティ
原作:トーマス・マン「ベニスに死す」
音楽:グスタフ・マーラー「交響曲第3番」 「交響曲第5番」
出演:ダーク・ボガード、ビョルン・アンドレセン他
副題に「美は滅びない」とあるけど「美は滅びる」と思うけどなあ。この美少年タジオを演じたビョルン・アンドレセンも今は歳をとってどこでどうしているやら。
でも、昔(テレビで)見た時は老境の音楽家がベニスで出会った少年の若さの美に魅せられて、見つめ続けながら死んでいく心境が理解できなかったけれど、今再び見てみると、なんだか少しはわかるような気がしてきました。
それに、100年前のベニスの町や建物が再現されていて、今回はそんなところまでじっくり見ることができました。
「ベニスに死す」はこれから各地で上映されていくそうですが、京都に来るのは来年夏に京都シネマだそうで、まだまだ先のことです。
この冬には「いちご白書」や「ひまわり」も「語り継ぎたい映画シリーズ」として上映されるそうで、楽しみです。
残念ながらけっこうおばさんになってから見たので、「フン!」って感じだったけれど。
最近になって老いを実感すると、なんだかわからなくもないような、、、、
でも、自分はあの老いらくの音楽家になぞらえられそうで、あんまり大きな声では言えませんな。
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/2d6233910e64cdeff344f0f78eec0b3e
私が映画を見たのは、たしか20そこそこやったような気がしますが、当時はさっぱり、彼が美少年ということに頷けませんでした。好みが違ったんでしょう(笑)
でも、まあ細々ながら芸能のお仕事も続けておられたみたいだし、それなりに結婚もして生きてこられたのがわかっただけでも、安心しましたです。
やはり、美は長続きしないもんですな~。あの映画のファッションとかも素敵だったんだと改めて気づいたりして。ぽんさんありがとう。