ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

岩国錦帯橋

2017-01-02 03:03:38 | 遠出(国内)
宮島に続いて、山口県岩国市の錦帯橋にも行ってきました。

宮島からJR西日本フェリーで再び海を渡り、14:04宮島口発のJR快速シティライナーで岩国に14:26に着きましたが、岩国駅から錦帯橋に行くバスがお正月で少なく、タクシーを使いました。(1540円)

錦帯橋→岩国城ロープウェー→岩国城→錦帯橋のセット券で940円でした。

錦帯橋は1673(延宝元)年に、岩国藩主吉川(きっかわ)広嘉によって錦川に建造された5連の木造アーチ橋で、全長193.3メートル、幅5.0メートルです。1950(昭和25)年の台風で全て流失したため、現在の橋は1953(昭和28)年に建造当時のまま復元されたものです。2001年から2004年にかけても橋体部分の架け替え工事が大規模に行われています。






木の太鼓橋を上がって下りてまた上がって・・・とおもしろい体験でした。









継手や仕口といった組木の技術によって釘は1本も使わずに造られています。



橋を渡って少し上流の土手下に「佐々木小次郎像」がありました。そういえば、小次郎ってここが生地だったんだ。錦帯橋の上で飛ぶ燕を切って「燕返し」の剣を編み出したとか。



岩国城城山の麓一帯は1885 (明治18)年 に旧岩国藩主吉川家の居館跡が公園として開放され、吉川史料館や徵古館、岩国美術館、神社が集まっています。
これは旧藩時代の矢倉に似せて造られた絵馬堂「錦雲閣」です。



ロープウェーで3分、さらに10分程登ると岩国城がありました。
1608 (慶長13)年に初代岩国藩主の吉川広家が横山の山頂に築城しましたが、幕府の一国一城令により、1615 (元和元)年には取り壊しとなり、政務は山麓の居館で行われました。
現在の天守は1962 (昭和37)年に外観復元されたもので、錦帯橋からよく見えるように旧本丸の約50m南側に位置を変えて建てられました。

ご注意:2017年1月10日~3月3日、ロープウエイは設備更新のため運休します。土・日・祝日に限り岩国城は開館するので、城山登山道を歩いて訪問することができますが、かなりの登り道になると思われます。



元の天守閣があった石垣。幕府より石垣も破却するよう命じられましたが、下部約1/4が地中に埋まって残っており、1995 (平成7)年に古式穴太積 (あのうづみ)石垣が発掘復元されました。



お城から見下ろした錦帯橋。
錦川の向こうには岩国市内や遠くに瀬戸内海の島々まで眺めることができました。海の近くには岩国基地も。



16:36錦帯橋発のいわくにバスで16:54新岩国駅へ、17:29新岩国発のこだま750号で広島に17:43着。



広島駅を出て、マツダスタジアム方向に少し歩いた後、駅前のビルの6階に広島焼の屋台村になっている「ひろしまお好み物語駅前ひろば」に行きました。



夕食も広島焼で。



カキも広島ではまるまるとしています。
満腹満腹、大満足で、再び新幹線に乗って、元日のうちに京都に帰ってきました。
20:01広島発ののぞみ64号で21:36京都着。

元日はお天気もよく暖かで、一年の始まりにいい旅をすることができました。


初詣は厳島神社へ

2017-01-02 02:26:51 | 遠出(国内)
JR西日本の路線内なら元日一日乗り放題という切符があったので、これを利用して安芸の宮島に初詣に行ってきました。この切符は1月1日に限りJR西日本線、智頭急行線、JR宮島フェリー全線乗り放題で15,500円というものです。


残念なことに京都から新大阪までの新幹線はJR東日本の路線なので、新大阪までは新快速で(国鉄分割の最悪のデメリット)。新大阪からは8:18発の新幹線で広島着9:39、広島からは9:45発、宮島口着10:20の普通列車に乗ったのでかなり時間がかかりましたが、JR宮島口駅に着きました。



宮島口駅から5分程歩いて、JR宮島フェリー乗り場に着きました。
すぐ横にもう一つのフェリー会社の乗り場がありますが、もちろん乗り放題切符のJRフェリーに乗船しました。



宮島に初詣で渡る人がものすごく多くて、フェリーは超満員、10分毎に宮島口と宮島の間をピストン往復しています。



フェリー乗り場から南に大きく見える島が宮島です。
でこぼこの山の形が独特な宮島、最高峰の弥山(みせん、535m)が厳島神社のご神体です。



海に浮かんでいるのが多分カキの養殖筏でしょう。



船の上から鳥居が見えてきました。



島に着くとあちこちに鹿がいます。どの鹿もなんとなく体が小さいようで、この島の鹿は小柄な種類かもしれません。



大きな常夜燈。



神馬。



あまりに大勢の人が行列しているので、厳島神社に入るのは断念、周りから遠目にお参りしておくことにしました。
厳島神社は593年にこの地域の有力者であった佐伯氏によって創建されたのが始まりですが、1168(仁安3)年に平清盛が寝殿造りの様式を取り入れて造営したものが現在の社殿の元となっています。社殿群は国宝と重要文化財になっており、世界文化遺産にも登録されています。



回廊が海に浮かぶ様子はあまりに有名。






一番左の端の突き出たところで鳥居をバックに記念写真を撮るために長い行列ができているようです。



大鳥居。




厳島神社の右隣にある大願寺にお参りしました。日本三大弁財天の一つだそうです。



不動堂。



厳島神社の左側にまわって小高い丘に上がると見事な枝ぶりの松の木がありました。幹から両側に長く伸びた枝が龍の髯に似ていることから龍髯(りゅうぜん)の松と言う樹齢200年程の木です。



すぐ上にある五重の塔。1407(応永14)年建立、高さ29.3m、屋根の軒先の反りが大きい禅宗様と、入口の板扉の和様が合わさった特徴がある塔です。(重要文化財)



千畳閣。
1587(天正15)年に豊臣秀吉が戦没兵士を慰霊するため、安国寺恵瓊に命じて大経堂(読経所)として建立しました。建設の途中で秀吉が亡くなったため、未完成のままとなり、明治の廃物希釈で仏像は大願寺に移し、秀吉を祀る豊国神社となりました。屋根瓦に金箔の名残がありました。(重要文化財)



丘の下から見上げたところ。長さ46.6m、幅28.2mで宮島一の大きい建物です。



拝観料100円を払って入ってみると、内部は広い板敷きで天井の大きな木組みが見え、桃山時代の豪放な姿を残しています。その広さから俗に千畳閣と言われました。



表参道商店街(清盛通り)はぎっしりの人で歩けない程、元旦でもお店はみんな開店していました。



ご当地名物もみじまんじゅうを製造販売しているお店もたくさんあり、できたてを買って食べるとあつあつでおいしかったです。



清盛通りでお好み焼とカキのポンズたれを食べました。広島のお好み焼は他の地から言うところの「広島焼」で、薄い皮の上に焼きそば、キャベツ、卵、ネギ等が重ねられているものです。そばが入っていてもボリュームは多くなくあっさりしていておいしかったです。