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日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

圧力を表現するif節 『ハートで感じる英文法 会話編』

2006年01月13日 | 語学
昨日の木曜11時ごろに、NHK教育で『ハートで感じる英文法 会話編』をしていました。講師は「イメージ英文法」の大西泰斗先生。『ハートで感じる英文法』の続きですね。

途中から見たのですが、昨日の話は「if節」の文章で、後に続く文の時制の違いで文章の印象がどれほど変わるかが説明されていました。

例えば

If you can't give me a better price, I will look elsewhere.



If you can't give me a better price, I look elsewhere.

の違い。

お店などで使う表現ですが、ネイティブの人たちは上の文章はとても自然だそうです。

I will look elsewhere.

の“will”を使うことで、「他のお店を見てみたいと思う」というニュアンスになるのだと思います。willは、事実・断定というよりは、意志・主観を表わすからです。それによって「もうちょっとまけてくんない?」というお願いの意味になるわけですね。

それに対して、

I look elsewhere.

は、ネイティブの人たちにも不自然な印象になるそうですが、あえて使うとすれば、「もう他のお店に行く!」という断定的な調子になり、「もっと安くしろ!」と相手にきつくプレッシャーを与える感じになるということです。

同じif節の文章でも、後の文が助動詞か現在形かで、印象がまったく違うということですね。

助動詞を入れることで抑えた・控えめな表現になると言うのは、この助動詞を過去・過去完了にするほど、より控えめな表現になっていきます。


涼風

参考:大西泰斗サイト “English@Heart”