joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

冬の想いで

2004年12月27日 | 見たこと感じたこと
今日は朝は気持ちよく晴れていたのに、午後になるにつれてやっぱり冬特有のどんよりした晴れになってしまいました。青空は出ているのだけど、黒い雲もあってなんだか空が重い。

この時期は葉っぱも枯れていたり、陰気な緑色になっていたりします。

なんだか中学生のころを思い出してしまいます。ズボンにねずみ色のジャンパーを着て、とりあえず「友達」と遊んでいました。それが習慣のように。でも、全然面白くなかった。

中学生のころというのは、人間関係がひたすら権力争いになっています。高校生以上になると、世間並みの道徳を前面に押し出して「いい人」になろうとしていきます。でも、男の子の場合は、中学生ぐらいはひたすら残忍な権力志向をだれもが表に出していたように思う。わたしの育った環境では。

それで、ある時期からはずっとひとりでいるようになりました。


冬というのは受験シーズンだから、日本人の多くはこの時期を受験の季節として振り返るのでしょう。つまり、多くの人にとっては冬は憂鬱な想い出ができてしまっている。

三者面談、冷たく暗い空、不機嫌な悲しみを表現する親、生徒間の権力の序列に支配された学校、冷たい灰色のコンクリートの校舎、苛立ちと怒りでしか生徒と向き合えない教師のひとたち。冬はこうした風景を思い出させます。

これは普遍的な学校の風景のように思っていたけど、違うのかもしれない。私立のエスカレーター式の学校は違うのかもしれない。そのことに気づいたのは大人になってからだけど。

おとなのひとが、今からもっといい想い出でいっぱいになればいい。そして、昔のことを忘れることができればいい。子供は、もちろん、これからいい想い出が一杯作れるような環境におかれたらいい。

そう思います。


涼風