きょうは、めずらしく朝早く目が覚めました。目を開けると、布団に入っているのに身体が冷たいのに少し驚きました。急に冷え込んでいるんですね。今は部屋は暖房であったまっているけど、それでもからだに氷が入り込んでいるような冷たさがあります。
パンを食べながらインターネットを見ると、毎朝配信される神田昌典さんのメルマガに、神田さんのグリーティング・メッセージが添付されていました。神田さんのあたたかい声を聴いていると、癒された感じと、心のなかがあたたかくなってつよさが出てくるような感じがしました(メッセージはここから聴くことができます)。
こういうメッセージはメルマガを見ている人全員に配っているから、一種のダイレクト・メールですよね。それに、神田さんは僕のことを知らないわけだから、機械的なものだと言うこともできます。
それでも、僕は聴いていてなんだか希望が湧いてくるような感じもしました。
神田さんの言う「感情マーケティング」というものを僕なりに解釈すると、一つには売り手の顔がお客にちゃんと見えてくるということだと思います。
貨幣を通じてモノやサービスをやり取りしていると、どうしてもギブ・アンド・テイクの関係になるし、接客でどんなにニコニコされても、このひとは本音では何を考えているのだろう」と疑うことがあります。
例えば「お客様のため」という感じで商売人に王様扱いでちやほやされても、逆にそれで「あぁ、この人は私という人間を見ているのではなくて、『お客さま』としてマニュアル通りにわたしをあつかっているんだなぁ」と思ってしまいます。
神田さんが一連の本で、「やりたくないことは絶対にやらない。例えばお客にぺこぺこ頭は下げないし、電話や飛び込みの営業もしない。お客からこちらに来るようにする」というスタンスを打ち出すのも、それによって売っている人の顔がお客によく見えるようになるからだと思います。
普通の商売している人は、誰だっていやだと思うことでも無理にしているところを、「いやなことはやらない」というスタンスを打ち出すことで、お客はその売っている人の本音、本当の顔を見ることができます。
それは、神田さんの本が強調するチラシやダイレクトメールの作り方とも通じていますよね。それは、買う側の感情を喚起するテクニックを強調する面と同時に、つねにたんなる商売人ではない売り手の人間としての顔を見えるようにする、というスタンスです。
その顔がみえるとき、わたしたちは、すこし高くても財布のひもをゆるめることがある。
じぶんが今まですごい金額を払ったときを考えても、それは、売り手がちゃんとその人の顔を見せて、かつこちらのことを考えてくれているように感じたときでした。
デフレの時代というけれど、今の人はほんとうにやりたいと思っていることには徹底してお金をはらう覚悟ができている人が多い気がする。デフレなのは、瑣末なことにはお金をかけないという意味で、逆に興味のあることには人は徹底してお金を出す、そういう時代だということなのでしょう。
人間は本来消費が大好きな動物だとおもいます。だから、パイの奪い合いなんて観念を持たなくても、お客さんに売り手の本当の顔を見せることで、お金はたくさん世の中に流通するのかもしれない。
涼風
パンを食べながらインターネットを見ると、毎朝配信される神田昌典さんのメルマガに、神田さんのグリーティング・メッセージが添付されていました。神田さんのあたたかい声を聴いていると、癒された感じと、心のなかがあたたかくなってつよさが出てくるような感じがしました(メッセージはここから聴くことができます)。
こういうメッセージはメルマガを見ている人全員に配っているから、一種のダイレクト・メールですよね。それに、神田さんは僕のことを知らないわけだから、機械的なものだと言うこともできます。
それでも、僕は聴いていてなんだか希望が湧いてくるような感じもしました。
神田さんの言う「感情マーケティング」というものを僕なりに解釈すると、一つには売り手の顔がお客にちゃんと見えてくるということだと思います。
貨幣を通じてモノやサービスをやり取りしていると、どうしてもギブ・アンド・テイクの関係になるし、接客でどんなにニコニコされても、このひとは本音では何を考えているのだろう」と疑うことがあります。
例えば「お客様のため」という感じで商売人に王様扱いでちやほやされても、逆にそれで「あぁ、この人は私という人間を見ているのではなくて、『お客さま』としてマニュアル通りにわたしをあつかっているんだなぁ」と思ってしまいます。
神田さんが一連の本で、「やりたくないことは絶対にやらない。例えばお客にぺこぺこ頭は下げないし、電話や飛び込みの営業もしない。お客からこちらに来るようにする」というスタンスを打ち出すのも、それによって売っている人の顔がお客によく見えるようになるからだと思います。
普通の商売している人は、誰だっていやだと思うことでも無理にしているところを、「いやなことはやらない」というスタンスを打ち出すことで、お客はその売っている人の本音、本当の顔を見ることができます。
それは、神田さんの本が強調するチラシやダイレクトメールの作り方とも通じていますよね。それは、買う側の感情を喚起するテクニックを強調する面と同時に、つねにたんなる商売人ではない売り手の人間としての顔を見えるようにする、というスタンスです。
その顔がみえるとき、わたしたちは、すこし高くても財布のひもをゆるめることがある。
じぶんが今まですごい金額を払ったときを考えても、それは、売り手がちゃんとその人の顔を見せて、かつこちらのことを考えてくれているように感じたときでした。
デフレの時代というけれど、今の人はほんとうにやりたいと思っていることには徹底してお金をはらう覚悟ができている人が多い気がする。デフレなのは、瑣末なことにはお金をかけないという意味で、逆に興味のあることには人は徹底してお金を出す、そういう時代だということなのでしょう。
人間は本来消費が大好きな動物だとおもいます。だから、パイの奪い合いなんて観念を持たなくても、お客さんに売り手の本当の顔を見せることで、お金はたくさん世の中に流通するのかもしれない。
涼風