joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

前にあるものと

2004年12月17日 | 見たこと感じたこと
きょう、午前に、JR神戸線の電車に乗っていました。有名な明石の隣にある朝霧駅というところからわたしはよく乗ります。

朝霧駅から神戸、大阪方面へとわたしの乗った電車は動いていきます。電車からは見渡すかぎりの海と、淡路島が見えます。

電車に乗るまではいろいろな雑念が頭の中をうごめいていました。不安、心配とか、自分の至らなさとか。

でも、電車に乗り、海の見える席に座ると、すっと気もちが透き通っていくようでした。海に反射するひとつひとつの白い輝きや青い空が前にあり、じぶんがそのような存在とおなじ場所と時間を過ごしていることに目をうばわれて、ただその場に自分がいるだけ、という感じになりました。


プレゼント“present”とは、pre-(前に) –sent(ある、存在する)=「前にあるもの」という意味だそうですね。そこから、「出席している」とか、「現在」という意味が出てきますが、贈り物としてのプレゼントも、「人前に置かれた物」という意味から来ているそうですから、「そこにあるもの」という意味とつながっているのでしょう。

今ここにいること、今そこにあるもの、それがすべて贈り物であると言えるのは、偶然ではないのかもしれません。

わたしたちは、目の前に何かを置かれて、それを見て喜びます。目の前にあるものを見て、わたしたちは喜びます。

だったら、よろこびたいのであれば、まず目の前にあるものを見ることなんですね。


涼風