淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「人生はフェアなんかじゃない。でもそのことに慣れるんだ!」とビル・ゲイツは言った。130

2023年11月21日 | Weblog
 金曜日から天気が荒れるという。街に雪が積もり最低気温がマイナス0度以下になる日もあるらしい。
 師走がやって来て、クリスマスが終わって大晦日を迎え、また新しい2024年が始まってゆく。
 そんな2024年は日本にとって凄い年になる。それは、2042年もそうだ。この2年は日本にとっての最大危機といっていい。


 たとえば2024年。
 日本の全国民のうち、6人に1人が75歳以上となって、毎年の死亡者が出生者の2倍になる。つまり完全なる「老々介護」の時代に突入する。2024年が、戦後のベビーブーマーである「団塊世代」が全員75歳以上になるからだ。
 人類史上、かつて経験のなかった「超・高齢者社会」が誕生するのだ。今でもそうだけれど、医療機関や介護施設がその状況に追いつかなくなるのは明白だ。


 そして、2042年。
 この年、遂に日本の高齢者人口が約4000万人になる。ここがピークだ。
 就職氷河期世代が老い、独居高齢者が大量に生まれるこの2042年こそが、日本の最大級のピンチとなる。
 高齢者の絶対量が増えれば、高齢者向けのサービスも増え、社会コストが膨大に膨れ上がってしまうだろう。
 「団塊ジュニア」世代は「就職氷河期世代」でもある。現在の壮年非正規労働者は270万人だ。34歳以下のニートも約60万人いるのである。仮に親が倒れたり亡くなった時点で生活自体は破綻する。これは大変な問題だ。
 


 このように、これからの日本は大変な試練を迎えることになる。まあ、これまでの歴史を捉えてみても、いつの時代だって「未曽有の危機」と言われて来たのだろうが・・・。
 第一、人間が生まれながらにして平等なんて嘘っぱちだ。確かにみんな裸で生まれて来たんだから人間はみんなおんなじなんだなんて言う人もいるけれど、そりゃあみんな裸でオギャーとこの世界に出て来たかもしれないが、そのバックボーンとなる家族や財産などの有無によって大きくその後の人生は変わってゆくわけだから。
 つまり、フルマラソンをちゃんとスタートから42.195キロ走らなければならない人間と、10キロ地点から余裕で残りの32.195キロを走るだけで足りる人間とがこの世界には存在する。格差は増々大きくなっている。
 人生はフェアなんかじゃない。人生は不合理で不寛容で、弱い人間は強い人間に淘汰される。
 ビル・ゲイツが言っていた、でもそれに対して慣れろと。そこからしか下克上は成し得ないのだと。
 勝者だけが美味い酒を飲め美味しい料理が食べられる。
 敗者にはいつも何もない。




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