淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「DREAMS COME TRUE」の新作「THE LOVE ROCKS」。これいいっ!

2006年02月24日 | Weblog
 「SWITCH」の最新号で、「DREAMS COME TRUE」の吉田美和と中村正人のロング・インタビューが載っていて、なかなか面白かった。
 吉田美和に対して今でも印象にあるのは、彼女がまだ無名で、アーティストを目指していた時期、札幌地下鉄に、「絶対、ユーミンを超えてやる!」っていう落書きを書いたという話。
 
 個人的には、「うれしたのし朝帰り」を初めて聞いて、そのメロディの素晴らしさにすぐアルバムを買い求め、それ以来、新作が発売されると即購入という状況がかずーっと続いている。
 コンサートにも何度か足を伸ばしているし、去年の「横浜アリーナ」も観ている。前作の「DIAMOND15」は近年の傑作だった。
 そして約一年ぶりに発売されたのが、この「THE LOVE ROCKS」。

 吉田美和は、「SWITCH」のロング・インタビューの中で、「ポップ」という事を意識してアルバムを製作したと言っている。それから「ROCKする」という事も。揺らす、揺すぶる、つまりはロックするということ。

 前作の「はじまりのla」のイントロから流れる。
 「DIAMOND15」を意識していることが読み取れる。続いている。
 トータル的には、これまでと同じ延長戦にあることは確かだろう。
 定番のスローな失恋ナンバー。ポップで弾けるアップテンポな曲。それらが、ちょうどいい配分で、散りばめられている。

 4曲目の「めまい」が抜群の出来。
 多分、これからも歌い継がれてゆく名曲になるだろう。
 桜の舞い散る中、若い二人が車の中で別れの言葉を言い合っている。とにかく、言葉が活き活きとメロディと融和しているのだ。
 『エンジンをあなたがかけたら 小さく一緒に震えた』とか、『めまいがするほど 散り出した花は さっきまで車が停まったその場所だけ ぽっかり空いた隙間埋めるように 散る』だとか、美しいメロディにぴったりと言葉が寄り添っている。

 それから、先行でシングル発売されている「JET!!!」や「SUNSHINE」や「何度でも」も、ちゃんと入ってる。
 全13曲。無駄な曲はない。
 ただし、前作「DIAMOND15」をこの新作は超えているか?
 個人的には前作の方が好き。
 でも、またこのアルバム、当然これからも聴き続けるということだけは確か。

 オリコン初登場第1位である。さすが。
 
  

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