おかんのネタ帳

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燃えよ剣

2021-11-03 23:00:57 | 舞台・映画・ドラマ
あっという間に、11月やないですか~~
10月も、忙しかったですね。

書きかけてそのままの記事が・・・

15日に、映画「燃えよ剣」の初日を観てきました。
岡田准一さん主演の、あの司馬遼太郎さんの原作映画です。
監督は原田眞人さん。→ こちら



2019年の春に撮影して、去年、2020年6月に封切り予定でした。
コロナの影響で、やっと、1年4か月遅れで上映されることになった作品です。
半月経って、もはや今年度一の声が上がっていますね。

あの原作を、ギュッと2時間あまりの映画にまとめたこともすごいですが、
のべ3000人からのエキストラをつかい、国宝級の建物で、これでもか~っていうくらい撮影して、それだけでも圧巻です。
予告動画が公開されてます → こちら

歴史好きとはいえ、なんでこの映画を観に行こうと思ったのかは・・・
公開直前イベント動画をご覧になればわかるかと~~ → こちら

ふふっ!

とにかく、豪華キャストです。
主人公、新選組副長・土方歳三を岡田准一くん。
局長の近藤勇を鈴木亮平くん。
沖田総司を山田涼次くん。
芹沢鴨を伊藤英明さん。

で、三番隊組長の斎藤一を松下洸平くんが演じています。
(・・・だから観にいったのね~~! 苦笑)

新選組の中では知る人ぞ知る、斎藤一ですが、司馬遼太郎の『燃えよ剣」では左利きとして描かれている人。
原田監督のワークショップに参加して、斎藤一と同じ左利きということとからキャスティングされたらしいのですが、
原田監督によれば、「スカーレット」より先に洸平くんを見出していたと!(笑)

「斎藤一は“左利き”であるということを強調したかった。左利きが“作り物”になってしまうと無理があるので、殺陣のシーンも自然に左利きでできるようにしたかったんです。そんな想いから、当時、左利きの俳優をリストアップしていて、その中でもこれからの活躍が期待できる、新鮮な役者を起用したいと思っていました」(シネマトゥデイ2020年3月)

それぞれのキャストの感想を語ると長くなるのですが、とにかく、ロケーションが素晴らしい。
県内のロケ地をまとめたものを映画館でいただいてきたんですけど、
定番の日吉大社、油日神社、油日神社周辺の田園風景、西教寺、延暦寺、教林坊、そして、彦根のオープンセット。

彦根のオープンセットでは、京都の街並みと池田屋。
リアルなセットを作ったそうです。
鳥羽伏見の戦いも、ここで撮ったそうです。
原作を読み直す時間はなかったんですけど、(なんせ分厚い上下巻!)時代的には、
いろんな方向からテレビ番組等でもSP番組が作られているのが幕末。
今の大河ドラマ(録画してるけど全然観てない・・・汗)もそうですね。

2時間余りという尺の都合もあるでしょうけど、原作通りではない表現をされているようです。
北海道に渡った土方が、自分の生きてきた人生を語る、そういう設定で始まりますしね。
・・・このあとに、五稜郭の戦いで討ち死にするんですけども。
なので、歴史的なことを知らなくても、わかりやすいです。

ちなみに、斎藤一は原作ではあまり登場する場面がないし、芹沢鴨の殺人現場にも見当たらない。
でも、左利きを強調させるために登場シーンは戸を開けようとする左手から映ったし、
常に刀の上に左手を置くスタイルで立ち(当時の侍ではあり得ないらしいけど)、芹沢鴨暗殺シーンはしっかり左手でとどめをさしてました。

池田屋事件は本当に濃厚に、リアルに描かれていて、観てる私らが疲れてくるぐらいでした。
こういう戦闘シーンがラストまで続くの???って思うくらい息つく間のないシーンです。
でも、このあとの禁門の変はさらっと過ぎて(新選組が活躍しなかったからやね)
エキストラや火薬がいっぱい使われた鳥羽伏見の戦いも、意外にあっさりした感じでした。
・・・・よほど、池田屋すごいか、ですね!

それと、原田監督が話してましたが、史実に忠実に表現したいと。
池田屋襲撃の前に、長州と深く関わり合いのある枡屋喜右衛門こと古高俊太郎がとらえられ、
拷問を受けて白状したことで池田屋襲撃が起こったと歴史で習ったけど、
古高が白状する前に、勤王の志士たちが集まることはわかっていたらしいんですね。
原作にもそう書いてあるけれど、だから拷問シーンは少な目でしたね。

ちなみに、古高俊太郎は地元出身です(近江物部村)。
顕彰碑があって、150年祭、155年祭をしたときに取材に行きました。
歴史好きの方々がたくさん来られてて(長州藩の藩士の子孫とか!)びっくりしたもんです~

とにもかくにも、池田屋のシーンはすごかったです。

会津の戦い、そして五稜郭の戦いとなるともう終焉というイメージが先行して、切なかったような。
なので、やはり、池田屋事件。
新選組が歴史上に名前をきざんだ、新選組のピークの時ですね。



映画を観終わったら、夜のとばりが下りてました。





そして実は・・・17日に、もう一度見てきました~!
映画館を変えて、座る場所も変えて。

初回に見逃したところを確かめられたので良かったし、
えっ、あの方が出てるの?って思った人を、エンドロールのクレジットで確認できたのも良かったです。
ほんと、いろんな方が出てはるんですから。

もう一度、二度?行きたいな~

なんというても、シニア価格で観られますんで!



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