おかんのネタ帳

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小浜と安曇川の話

2008-05-21 22:00:40 | ちりとてちん
マイブームやった朝ドラ「ちりとてちん」。今月いっぱいHPが残ってるんやけど、今日、スピンオフドラマの撮影が始まったというお知らせがアップされてました。
終了したドラマのHPに新しい「お知らせ」があるのも不思議やけど、スピンオフドラマができるのはもっと不思議ですね。
それだけ「続編を」とか、「完全再放送を」というファンの熱い要望があるからだと思うんやけど、ホント、ファンとしては楽しみです。

で、今日、そのお知らせの中にあった「あらすじ」を読んで喜々としました。
「10年ほど前、草原、小草若、四草の3人が、福井県小浜市から大阪へ車で帰る途中の珍道中記」。しかも、3人が道に迷って辿り着いたのが滋賀県の高島市安曇川町、一宿を求めた先が、扇骨の職人夫婦の家、なんですって!!
滋賀県を舞台にしてくれて、地場産業の扇骨を取り上げてくれるのもうれしいやないですか~ 

扇骨というのは扇子の骨です。竹ですね。
扇骨の全国生産量の80~90%が、この安曇川町で作られているんですよ。何度か、取材をしたことがあるんやけど。
江戸時代、安曇川の氾濫を防ぐために堤防に植えられた真竹を使って作られたのが近江扇骨の始まり。
完成まで細かく行程が分かれていて(34行程とか)、しかも手作業。1ヵ所で全部まとめて作られるのではなくそれぞれ分業になっていて、職人さんの家によって作業が違うんですね。
特徴ある風景としては、庭の砂利の上に一面に干されてる扇骨。なんか不思議な光景ですよ。

完成した扇骨は、京都で絵付けされた和紙を貼って、「京扇子」という名で全国に販売されますが、最近は地元でも「近江扇子」 として作られています。
一昨年オープンした「道の駅あどがわ」には、近江扇子のギャラリーと扇骨の展示、実演コーナーがありますよ。

さて、車でまいごになった徒然亭兄弟ですが、福井県の小浜から大阪へ車で戻るのには、近江今津までのびる九里半街道を走って若狭街道に入り、西大津バイパスから名神高速京都東へ入るのが最速かな。

そういえば、先週、朝日新聞の夕刊「ぷらっと沿線紀行」に、「親しき都、近くて遠し」というタイトルでJR小浜線が取り上げられていました。鯖街道で昔から京都と深いつながりのある小浜ながら、国策で鉄路は遠回りを余儀なくされたんですね。国策というのは軍港の舞鶴と国際港の敦賀をつなぐことを優先したことです。小浜は鯖街道沿いに京都へ南下する鉄道が欲しかったのに。
なので、小浜はJRで行くより、湖西線近江今津駅から九里半街道をバスで行く方が、早くて安いんですよ。
で、17年前から、小浜駅から湖西線までつなぐ「琵琶湖若狭湾快速鉄道」を実現させようという運動が起こってるそうです。これがホンマに実現すると京都まで約1時間で行けます。どうなんでしょうね~

ちなみに、JR小浜線がローカル線ながら電化されてるのは福井県の「原発」の恩恵だとか。でも、小浜は「原発」誘致に住民が反対したから周辺自治体の駅舎がキレイになる中、いまだ木造のままなんやそうです。

「ちりとて・・」のおかげで、つい、「小浜」に目が行きました・・・
そういや、ちがう「オバマ」が今日の夕刊のトップに出てましたね~(笑)

画像は、扇骨です。


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2 コメント

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琵琶湖 (まねき)
2008-05-22 08:58:55
私も今、「ちりとて外伝」のお知らせ、見てきました。
そこに琵琶湖・・・という文字があって、ひょっとしてうずらさんはお近くなのでは!と思いました。
外伝、に出たい!と言っていた草々さんも出演されるようでなんだかうれしくなりました♪
今からとっても楽しみです~。
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うれしいです (うずら)
2008-05-22 09:12:32
まねきさん、
スピンオフは、ホンマにうれしいですね。
また、彼らに会えるんですもんね!
安曇川は琵琶湖を挟んで対岸ですが、琵琶湖大橋があるので、車だと近いといえば近いですよ。ロケとかないのかなぁと、密かに期待したりして?
鯖街道は小浜から京都まで続きますが、沿線では山の中なのに、「鯖のへしこ」や「鯖寿司」「焼き鯖」が名物です。
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