おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

焼肉ドラゴン

2018-06-28 18:23:54 | 舞台・映画・ドラマ
梅雨が明けたわけでもないのに、ここ3日、
めっちゃ暑い・・・家の中にいても、熱中症になりそうなくらい。
一気に暑くなると体力と、やる気まで失いそう~~


さて、22日封切りとなった映画を見てきました。



「焼肉ドラゴン」

カンフー映画ではありませんよ~(苦笑)
テレビの番宣を見て、コメディと思ってる人も多いようやけど、そうでもない。

鄭義信さんの脚本・演出の舞台作品を、鄭さん自身がメガホンをとって映画に。
一昨年の春、兵芸中ホールで観て感涙した舞台です。

舞台は、2008年に日本の新国立劇場と韓国のソウル・アート・センターが
コラボして製作、数々の演劇賞を受賞しました。

再々演を私は観たんですけど、途中から涙がこぼれ、
ラストの大量の桜吹雪が舞う印象的なシーンで、涙、涙。

映画は、ほぼ舞台と同じですが、バラックが建ち並ぶ街、
飛行機が爆音を上げながら頭の上を飛ぶ臨場感、
川原の草のニオイが感じられる映画でした。
何より、家族の姿がていねいに描かれてましたね。

以下、ネタバレします・・・これから見に行く人は要注意(笑)

あらすじは、原作のウッキペディアより・・・

万国博覧会が催された1970(昭和45)年の関西の地方都市が舞台。
金龍吉は第二次世界大戦に従軍して左腕を失い、
四・三事件で故郷の済州島を追われて来日した高英順と再婚する。
龍吉は長女・静花と次女・梨花、英順は三女・美花をそれぞれ連れており、
二人は国有地を不法占拠した集落で焼肉店「焼肉ドラゴン」を開業、
やがて長男の時生が生まれた。

舞台では、鄭さんが好きというコテコテの吉本的笑いがあったけど、
さすがに、映画ではコテコテの笑いは薄まってたような・・・←あれで?(笑)

・・吉本的笑いとは、同じセリフを3回繰り返して笑いを取る、とか(笑)

それでも、笑えるシーンはたくさんありました。
キャストも豪華で、しかも、皆さん、関西弁が上手い!
大泉洋さんなんて、ホントに上手いので(演技もね!)ビックリ。

先日、車の中で流れてたラジオ、たまたま井上真央さんがゲストで、

「関西弁は難しいので、撮影に入る前にかなり練習しました」

なんておっしゃってたんやけど、その甲斐あってか?
大泉さん演じる哲男と真央さん演じる梨花の言い合うシーンは、
ドスの効いた(苦笑)関西弁が素晴らしかったです!

桜の花びらは、舞台のように大量には降らなかったし、
焼肉のニオイは少なめではあったけど、
涙がこぼれるところは同じでした。

ひとり息子の時生。
成績が良いから私立の進学校に入るのですが、
そこでいじめられ不登校になります。
舞台ではセリフで語られるだけですが、
映画はリアルでしたね。
背中に、「キムチ」って書かれたり・・(涙)

やがて、彼は話さなくなり、バラックの屋根の上に上がっては、
爆音をあげながら頭上を飛ぶ飛行機に向かって「わ~」と叫ぶだけ。

登校日数が足らず留年に。それでも龍吉は、学校へ行けといいます。
英順が「可哀そう。転校させたら」というのにも耳を貸しません。

「ワシらは日本で生きていくしかないんや。韓国に帰る家はない。
 日本で生きていくからには、日本の学校を出なあかんのや」

だけど時生は、川から身を投げてしまうんです。
・・・・ほんと、泣ける・・・

バラックの町並み、国有地だから立ち退けと迫る市の職員に、
龍吉は言います。

「しょうゆ屋の佐藤さんから買うた土地や」

「国有地は売り買いできません。立ち退き料は税金なんですよ。
 あなた方に立ち退き料を払うのは、盗人に追銭という人もいてるんです」

「ワシらの土地を奪うんやったら、戦争でなくしたワシの腕を帰せ、息子を帰せ」

叫び、嗚咽する龍吉・・・涙、涙、です。

娘たちもそれぞれ悩みを抱えています。
次女の梨花と結婚した哲男は、大学を出たのに就職ができず、
いつも飲んだくれてぐだぐだ・・・しかも、
幼なじみの静花のことが忘れられず、梨花と夫婦ケンカを繰り返します。

結局、梨花は常連客の日白と関係を持ってしまい・・・、
哲男は、静花に、「一緒に北へ行こう」と言います。
・・・つまり、北朝鮮帰国事業ですね。
静花はそれを受け入れます。

梨花は日白の母国の韓国に一緒に行くと言い、
三女の美花は、妻のいるキャバレーの支配人の長谷川とつきあい、
妊娠したことで、長谷川は離婚し、二人でスナックを始めるといいます。

「娘さんをください」という長谷川に、龍吉が、
在日1世の自分の、これまでの人生を語るのですが、
あそこが一番泣けます・・(涙)

「ワシは働いて、働いて、働いて・・・」

やっと手に入れた家族との暮らし。
いくばくかの立ち退き料でこの土地を追われ、
家族は離散していく。

ラストシーンは、舞台と同じ。

娘たちを見送り、荷物を積んだリヤカーを引く龍吉、
リヤカーを押しながら、そこに乗る英順。
急に重くなってびっくりする龍吉。

「乗るんか? 押すのと違うんか?」

にっこり笑う英順。

重そうにリヤカーを引く龍吉。
解体されつつあるバラックの家並み。

桜の花びらが舞い、焼肉「ドラゴン」の壁も倒れる。

日本の高度成長期の片隅で、懸命に生きる在日コリアンの家族。
血はつながらなくても、分け隔てなく子どもたちに愛情を注ぐ夫婦。
一生懸命真面目に生きながらも、不本意な事は起こる。

「たとえ昨日はどんなでも、明日はきっとええ日になる」

アボジ・龍吉の口ぐせのこの言葉。

「バラバラになっても、家族は家族や」

オモニ・英順の言葉。

暗くて重いストーリーやのに、ラストシーンは、
どこか明るい未来を感じさせます。

舞台の方が衝撃的で、たくさん泣いたけど、
映画も、やはり、泣いてしまいました~




熱い夜

2018-06-26 23:05:13 | スポーツ大好き
またまた、書くことが溜まってきました~~

一昨日は、にわかサッカーファンとして(苦笑)、
熱いゲームを見てましたよ。
おかげで、寝るのが丑三つ時を過ぎ・・・(汗)

早々にお風呂に入ってスタンバイ。
相変わらず、晩酌して居眠り状態のダンナは、
最初の1点取られたところを見てなくて、
(見てたらうるさいやろな~汗)
乾くんがシュートを決めたあとに、
私の拍手と?テレビの歓声で目を覚ましました。

「え~っ、同点て? 点、先に入れられてたんかいな」

「そやで。中途半端なパンチングであっさりと」

「はぁ?」

その後、ハーフタイムにそのVTRで確認。
一気に?目が覚めたようで、後半は起きてました~
さすがに、いつもなら寝てる時間帯なので、思ったより静かな観戦(苦笑)
同点に追いついたので、満足やったんかしら。

この日、なぜか、翌日の月曜日が休みというダンナと長女。

え~っ、そんなにサッカーファンでしたっけ??

いえいえ、たまたまらしいです~
娘は、誕生日休暇を日曜日に続けて取ったとか。
ダンナは、単にローテーションでその日が休みになったらしい。

でも、おかげで、翌朝は多少寝坊してもOKなので、
心ゆくまで?サッカーを見たのでありました~~
にわかサッカーファンではありますけど(苦笑)

何よりうれしいのは、地元出身の乾くんが、
1ゴール、1アシストを決めてくれたこと。

親戚でもなんでもないけど、地元の野洲高校が、
「セクシーフットボール」と評されて、
全国制覇をした時の選手なんですよ。

「セクシー・・」の名付け親のジャーナリストによると、
野洲高は全員がテクニカルで、ドリブルとヒール、パスを駆使した
非常にトリッキーで、変幻自在のコンビネーションサッカーを展開。
有名ではなかった高校ながら、周囲を魅了するサッカーで、
一気に全国制覇を成し遂げた・・・彼らのサッカーがあまりにも華麗で、
美しさに富んでいたからこその“セクシーフットボール”・・・らしいです。

それにしても、乾くんも、もう30歳になってたんやね。
監督が替わったから全日本に選ばれたのかもですが、
W杯に出場できて、ほんとに良かったですよね~

滋賀を代表するアーチストの西川くんも、
滋賀の星、とツィートしてました。(← あなたもですやん~)
母校の後輩でもあるしね。

そんなこんなで、次の試合も楽しみになりましたね。

ちなみに、長女のバースディはシフォンケーキにしました。



メッセージはナシ。
というか、帰りは遅いし、翌日は東京へ出張なので、
無理矢理、遅い時間から食べさせましたわ~

いくつって??

もう、ええかげん、ヨメに行って欲しいけど(泣)





平和なひととき

2018-06-23 23:06:06 | いやしん坊バンザイ!
今夜もちょっと揺れましたね。
このへんは今のところ大きな揺れは、あれ以来ないのですが、
大阪北摂は、余震が続いてるんでしょうか。

JRは、昨日も遅れいてました。
北摂のライフラインも、まだ完全復旧にはいたらないようで、
本当に、不安な日々を過ごしてはるんでしょうね。

揺れた日の、翌日の夜、サッカーW杯で、
日本がコロンビアに奇跡的に勝つという快挙。

震災にあった人々を勇気づけたとか。
・・・その影で、虎は負けてましたけど(汗)
・・・あんたらが勝って、大阪を元気付けやなあかんやん!

私も、彦根で会議があったのですが、
帰りの電車の中で試合が始まり、
いきなりPKで1点先取というのをツイッターで知り、
最寄り駅から車に乗ったらラジオで、コロンビアのゴール!

さぞかしダンナが文句を言いながら見てるやろう・・・
と思って家に帰ると、猫と居眠りしてるやないですか~!

「サッカー始まってるで!」

と言うたら、眠そうに目を開けて、

「どうせ負けてやろ・・ホニャホニャ・・」

「今、取られたけど、勝ってたで。相手は10人やし!」

「はぁ?」

「ハンドでレッドカードやて」

「は?」

ちょうどハーフタイム、
VTRが流れ、やっと目が覚めたらしい。

「あれは、手ぇださへんかったらゴールしてたな。
 わざと出したと、審判が判断しよってんわ」

後半が始まり、それからは、おっちゃんのシロウト解説がうるさく、
・・・いっそ寝てたらよかったのに・・・
長い夜になったのでありました(汗)

平和な滋賀です・・・

先週、落語会へ行く前に、野洲でランチ。
野洲川沿いのスタジョーネ。
予約していったけど、満員でした~



前菜。



チーズのトマトソースパスタ。
なかなかおいしい~



ドルチェ。

これも、おいしかったです!

ちょっと混んでて時間がかかり、
落語会はギリギリになってしまいました。
ま、ちゃんと間に合ったけどね。

帰りに、野洲駅前で、紅茶専門店を発見。
後輩と、お茶してきました。



お店の名前は Eshelon (えしぇろん)。



紅茶と軽食のみです。

紅茶もけっこう良い値段。
どれを頼んでも、熱い紅茶がついてくるんやとか。



ミルクティーを頼みました。1000円。
チョコレート、キャラメル・・など味が選べて、
後輩も同じ「キャラメル味」を頼んだのだけど、少し違うのが来ました。
あ、フレーバー、ね。

私のは、「ミルキーママブレンド」やそうです。
おいしい~

後輩のは新作のオランジなんとか・・・ちょっと忘れました(汗)

温かい紅茶は、いろいろなフレーバーの紅茶を入れてくれます。

「パステル色の誕生日」というネーミングの紅茶は、
ブルーベリー、ラズベリー、ストロベリーが入ったもの。

「フルーツマリアーヌ」という紅茶は、
いちご、洋なし味らしい。



コーヒー党の私ですが、たまにはこういうのもありかな。

ちょっとステキなお店でした~



米朝一門会

2018-06-22 17:11:06 | マイブーム・落語
地震があって、すっかりアップが遅れてしまったけど、
ちょうど一週間前の土曜日、野洲文化ホールまで行ってきました。



米朝一門会です。
ここ数年、行ってなかったのですが、毎年この時期に
野洲文化ホールで開かれますね。

今年は、落語ファンに引き込んだ人生の後輩が、
行きたいっていうんで、チケットを取りました。

だいぶん記憶が薄れてしまったけど~(汗)

桂 弥っこ 子ほめ
桂 米團治 七段目
桂 南光  青菜
中入り
桂 塩鯛  読書の時間
桂 吉弥  茶の湯

まぁ・・・よく知ってる噺ばかりですが、
お客さんの大半は、ヘビーな落語ファンではないようで、
とっても、盛り上がってましたよ~

米團治さんは、めでたく米朝事務所の、
代表取締役になったことを報告。

米朝一門で、私が唯一、血がつながっておりまして~
専務取締役のざこばさん、常務取締役の南光さんを越えて、
代表取締役になりまして、(会場から拍手)
落語のことだけやなく、経営のことまで考えやなあかんようになりまして、
今日は、米朝事務所のグッズ関係を表で販売しております~(会場笑い)

私の企画しましたカレーも、販売しております。
レトルトなんですけど材料を吟味して、さらにおいしくなっております。
ぜひ、買って帰ってくださいませ~ (会場笑い)

有名人の息子というのは、ボン、て呼ばれるんですけど、
私のほうは、噺家ですから、「あほボン」て呼ばれまして・・・

というマクラから、七段目を~
吉弥さんとちょっと違いますよね。
若旦那が、観てきた芝居を思い出すところとか、
芝居の内容が違う感じですね。
市川團十郎の切られ与三郎でしたっけ?鼻声の。
ひとしきりやらはるので、会場からも拍手が~
そのあとに金手本忠臣蔵の五段目の話が・・・
吉弥さんんの方は、三段目ですよね。

丁稚の定吉が、2階にあがって、ひとり芝居をしてる若旦那を、
止めに入るところも、芝居しながら入るんですが、
ここも、芝居が違いますね。

最後のオチも違ってました。
親旦那さんと丁稚の定吉の会話。

「・・・ははん、七段目で落ちたんか」

「いえ、てっぺんから落ちました」

吉弥さんのは、

「・・・はしご段のてっぺんから落ちたんか」

「いえ、七段目で」

全く逆のオチというのも面白いですね。
一緒に行った後輩が、

「米團治さんのも声が良いし、面白いですね」

また、1人、彼女の噺家さんリストに入りましたね!

南光さん。

「常務取締役の桂南光です」

という挨拶で、会場が拍手と笑いに。
マクラで特にウケてたのは、
最近、のみに行っても女性同士のグループが増えたと言う話。
女子会とかいうんですが、中には、「女子かい?」というグループも。
会場がどっと笑いましたんで、
・・そんなに支持されるは思いませんでした~と(笑)

南光さんは青菜。
後輩も、前に南光さんで聞いたことがあったようです。
相変わらず、夏の鉄板ネタですが、やはり、南光さんらしい。

植木屋と大工のやりとり、ヨメとのやりとり、
絵ずらが見えてくるのが、いいですね~
わかっていても笑えるネタです。

塩鯛さん、どうしたん?
ていうくらい、面白かったです~(笑)

キャリアでいうなら、塩鯛さんがトリやと思うけど、
この日は、吉弥さんがトリ。

そのせいか、塩鯛さんは軽くライトな新作でした。
マクラで、ざこば師匠のことを報告。

もう少し、もうちょっとですわ。ぼちぼちと始めてますねん。
言葉がなかなか出てこなかったんが、出できそうなんで
もうちょっとです・・・あ、ま、
出にくいのは前からですけどね(会場笑い)

マクラで、大阪の某女子短大で講師をしてた話。
アホばっかりですねん。
授業が始まったら、化粧品をずらっと並べて、
90分間、化粧してた子がいたとか、
授業を聞いてへんくせに、レポートは社交辞令なのか、
良いことばかり書いてたとか・・・

その話から、読書の時間。
これは三枝、もとい、文枝師匠作。
息子が学校で読書の時間というのがあって、
家から持っていった本が、父親の本棚にあった「龍馬がゆく」。
それを音読しなさいと先生に言われたが、中身がやらしい本だった・・・
作家の名前がちゃんと言えない生徒とか、
そんな読み間違い方はしないやろうという作家名まで、
けっこう楽しい話ですね。

終演後の帰り道、後ろの方の男性が、

「今日は珍しく、塩鯛さんが面白かった」

というてるのが、面白かった~(苦笑)

さて、トリの吉弥さん。
マクラは、これまた、4月に大津で聞いたのと同じ、
京都マラソンで気を失ってゴール、気がついたら救急車の中だった話。
脱水状態やったかららしいけど、それ以来、
洗濯機の「脱水」を見たらビビる。
次回からは、隣のボタン、「かんそう(乾燥)」をめざします・・・

そして、ネタは、これまた、最近、なんべんも聞いてる「茶の湯」。
4月の大津も、「茶の湯」ありました・・・

緑色したきな粉、「青きな粉」でお茶を点てる、
泡が立たないので、「ムクの皮」を買ってきて入れる、
・・・せっけんの代わりにしたものらしいけど。

とにかく、この噺も、絵が見えてくるので、
会場のお客さんも盛り上がります。

隠居の茶の湯につかわされそうになる店子が、
みんな、茶の湯の作法を知らんから引っ越そうという、
そのくだりが面白いですね~

チケット2枚を一緒に買ってあげた方が来てて、
・・初めての落語会やったらしけど、

「めっちゃ楽しかったし、また来年も行きたいわ」

ほんまに、喜んではりました~
落語が聞きたい人が増えてくれるとうれしい~

それにしても来月、吉弥さんの独演会のチケットを買ってるんやけど、
やはり茶の湯が・・・他のを聞きたいので、
ま、いいか~~(苦笑)





耐震ロック

2018-06-20 13:51:21 | 日々のつれづれ
大阪の地震から3日目です。
やはり、後からいろいろなことがわかってきましたね。
犠牲になられた方・・・ご冥福をお祈りします。

そして、この雨・・・
箕面、吹田、高槻、茨木あたりでは、断水、
ガスの供給が復旧してないようで、
早くインフラが整うことを祈るばかり。

ウチの周辺はほとんど被害がなく、ありがたいですね。

電車の車中で地震に遭った姪っこは、1時間ほど缶詰になり、
後部車両が西大路駅のホームにかかってので、そこから、
ホームに降ろされ、西大路駅から京都駅まで一駅、歩いたそうです。
もう、大阪へは行けないので帰宅するしかなく、
京都の地下鉄が動いていたので、京都から山科、
動き始めた京阪電車に乗り継いで、浜大津へ。
石山駅まで行けたので、そこへ迎えに行ったのが16時すこし前。
本当に1日、ご苦労様でした~

姪のヘルプを姉から頼まれたんやけど、
そのあと、姉から電話がありました。

「あんたとこの台所の吊り戸棚、開く?」

「え~っ、ウチは開くで~」

「片方が開くから見たら、なんかT字になってるのが付いてて
 地震で揺れたし、そこに挟まったみたいやねん」

「地震があってから、開かへんようになったん?」

「たぶん・・・玄関のシューズボックスも開かへんねん」

2年ほど前に、キッチンもシューズボックスも取り替えたとこで、
新しいものではあるんやけど、あの揺れでロックがかかったんやね~。

T字になってるのん、というのはコレですね。



いわゆる、戸当たり、ですね。

「扉を押してみて~」

「押すの~? あぁ~、開いたわ~」

ロックがかかった場合の外し方、意外にカンタン。
扉を押すと、外れるんですね~  → こちら

わが家はロックがかからなかったのですが、
姉の家は築30年以上になるので、揺れが激しかったのかも。

というか、物が落ちてこないために耐震ロックがかかるって。
さすが、パナソニックの松下さんです! (他メーカーもやろけど)

シューズボックスもちゃんと開いたそうです。

某建築事務所でも、お客様から数軒、
扉が開かないという電話があったようですよ。

というか、実は私も知ってたワケではなくて・・
多分、そうちゃうか・・という感じ(苦笑)
ちょっと考えたら、誰でも想像つくようなもんですが。

ま、長年、某事務所でお仕事をしてきた成果?ですかね。

そういや、姉には前にも緊急電話をもらったことがあります。
(歩いて2分のところに住んでるのに~)

調理台の上に、小学生の孫がお鍋のフタを置いて取れなくなった!

この時は、yahoo!知恵袋で検索しましたよ。

たいがい、冷やすか、温めるかやけど、
とっさに姉は、冷やしてたようで、まったく動かず。
なら、温めてみたら・・yahoo!知恵袋でも、そう書いてありました!

温かいお鍋のフタを伏せて置くとそうなるんですね。
だいたい、フタは伏せては置かないですけど、
子どもにしたら、熱いし、置きやすいように置いたんでしょうね。

鍋のフタ スペース くっついた

とりあえず検索、便利です~







揺れた~~

2018-06-18 11:22:54 | 日々のつれづれ
朝から、えらく揺れました。
緊急地震速報も同時に鳴ってましたが、大阪北摂が震源地。
大阪は震度6、京都で震度5、大津で震度5弱。

ダンナは休みで、次女も偶然休みでした。
長女は電車に乗る前やったけど、駅で足止め、
その後、車で出勤の人に乗せてもらったらしい。

大阪に勤務する姪は、地震の時は電車の中やったらしく、
しばらくして降ろされ、京都駅に向かって歩いてる・・
というとこで、電池がないからと音信不通になったとか。
(姉の話によると)

近所の小学生たちは集団登校で学校に着いてたようですが、
たまたま用事で、孫について小学校に行ってた姉によれば、
地震後、先生の呼びかけで避難開始してたらしい。

当然やけど、8時からの定時番組はすべて地震関連に。
東京から放送してる朝のニュースショーもすべてこれに。
余震があるかもなので、まだまだ気をつけないと。


今年の春、北摂のマンションに引っ越した友人、
連絡したら、無事とのことでした。
怖かったらしいけど。

人生のサードステージ、
友人がリタイヤ後に引っ越したマンションは、
大きな病院と連携した至れり尽くせりのマンションみたい。

先日、友人たちと一緒に行ってきたんやけど、
住人が自由に使えるジムを併設しているほか(無料らしい)、
小さな音楽スタジオやカラオケ&シアタールーム(無料らしいで)、
キッチンが付いてる(テレビもあった!)パーティルーム、
(ここは有料らしい)
お客様を宿泊できるゲストルーム(ここも有料)もあって、
なんとも今どきな、シニアのためのマンション仕様。

それなりにお値段もしたようやけど、
子どもさん一家が住むマンションにも近く、
孫守りしながら、健康に配慮したシニア生活をするんやとか。

エントランスの管理室の隣にはミニコンビニもあったし、
マンションの敷地内、植栽された中に、
ウォーキングコースも作ってあって、
ほんま、いたれりつくせりですわ。



建設中の棟もあるようなので、
かなりの戸数が住むみたいですね。

先日、日曜大工センターで高校の同級生にばったり。
子どももそれぞれ結婚とかで巣立ち、
ご主人はまだお仕事をしているようやけど(ウチと同じ!)
彼女は、仕事をやめて、高校時代にしていた卓球を、
またやり始めたというてました。

久しぶりやったので、ちょっと立ち話をしてしまったんやけど、
リタイヤ後、子どもが独立して出ていくと、夫婦ふたり。
それがセカンドステージ。
・・・うちはまだやけどね。

夫婦どちらかが病気になったり、1人になったりして
子世帯と同居する人もいます。

仕事の関係とかで、子世帯が帰って来るとは限らないし、
娘しかいない場合は、娘のところへいく人もいます。

それがサードステージ、ですかね。

それにしても、こういう災害があると不安になりますねぇ。





熱田にて

2018-06-13 23:53:58 | 演劇・舞台
梅雨入りしてつかの間の晴れ間、名古屋まで行ってきました。
なんで? って、先日大阪で観た舞台の、千穐楽だから(笑)

小さな演劇集団、主宰の粟島瑞丸さんがプロデュース、脚本、演出、
そして出演までしている、Z-lion(ジーライオン) → こちら

HPによると、小さいながらも本物の質の高い舞台を、
チケット代をなるべく安値で作りたいと考え、
2012年に単身立ち上げた集団。
集団と言っても、瑞丸さん一人。

現実とファンタジーを境にし、
「現実では起こらないけれど、もしこんな事が起これば世界が変わる」
という事をテーマにして作品を手がけている・・・・そうです。

「まっ透明なAsoべんきょう~」
まさに、そういう物語でしたね~



名古屋では、熱田小劇場で上演。
キャパ300人ほどの劇場です。
ま、大阪のABCホールもそれくらいでした。



それだけに、小さなロビーは贈られたお花もいっぱいで、
お客様もいっぱい、熱気むんむんでした。



熱田は初めてです。
新快速を乗り継いで行けるので、なんかちょっとうれしい(苦笑)

早めに行って、東京から来る友だち二人と(12年来のファン友ね!)
愛知の友だちと(同じくファン友!)と4人で待ち合わせ。



名鉄の駅のそばで、4人で名古屋メシ!
赤味噌の田楽と菜めしのセット。980円、やったかな。

そして、熱田神宮にも参拝。



なぜか、鶏がいて~



御朱印もいただいてきました~

6月5日は、ここも「あつたまつり」があったらしく、
花火があがってたらしいですよ。

門前で売ってるのが、「きよめ餅」。



なかなか、おいしかったです~

そして、舞台は・・・

インパクトでいうと、やはり最初に観た時の
大阪初日が、いろいろ衝撃でしたし、一番泣きましたね。

座席的には、名古屋公演が一番、
役者さんのそれぞれの表情をよく見ることができました。
・・・大阪では、ちょっと遠かったり、端っこやったりで(汗)

大千穐楽でもあったので、カーテンコールでは、
キャスト全員の紹介があり、二度目のカーテンコールでは、
スタンディングオベーションがありました。

主演の釈由美子さんが、ちょっとビックリと同時に、
涙をながされてたのが印象的でした。

釈さんは、まだ幼い子どもさんを置いてのお仕事で、
大阪から名古屋への移動日が休日だったようで、
ご主人がお子様を連れてこられたとか。
後ろ髪を引かれる思いで、ご主人とお子様を見送ったらしく、
(釈さんのブログで拝見・・・)
良いお母さんしてはるんやな~って、思いました。

ストーリー的にも、子どもを思う親の気持ちとか、
描かれてる舞台なんで、
いろいろ複雑やったやろうな~。

心に響く、ステキな作品でした。

ロビーにはお花がいっぱい。
若い役者さんたちに、たくさん届いてましたよ~
それを写メ撮る人たちでぎっしり~~



二日間やったけど、私たちも
みんなでお花を贈らせていただきました。

アラフォー、中堅、いろいろ求められることも多いと思うけど、
毎回、きっちり泣かしてくれました~~


終演後、名古屋駅で皆さんとお別れ。



中途半端な時間やったので、これで一服。
駅から、車やからね~

そして、帰りは、名古屋から米原までひかりを利用。
東京組さんはのぞみで帰路に着いたけど、
あの事件の後やったら、家族が行くなって言ったかもね・・・



醍醐寺

2018-06-12 23:07:55 | 日々のつれづれ
三室戸寺へ行ったついでに、平等院へ行こうとしたら、
この日は、ちょうど、「あがたまつり」の日でした~
なので、平等院周辺は交通規制がかかり、
車は進入禁止、そのうえ、近くの駐車場はみんな満車・・・

え~っ、おまつり???

「あがたまつり」って、なに??

調べたら・・・

宇治の平等院の南門から100mくらいのところにある県(あがた)神社の祭礼で
毎年6月5日から6日未明にかけて行われ、深夜に沿道の灯火を全て消して
暗闇の中を梵天渡御が行われることから、別名「暗夜の奇祭」
などと呼ばれている、宇治を代表するお祭のひとつ。

へぇ~~、そんなんがあるって、知りませんでした。
京都生まれ(いうても山科やけど)のダンナも、知らないって。
・・・ま、だいたい、そういうのんに興味の無い人なんで(苦笑)

ウッキペディアによると、明かりのない暗闇の中で、
梵天(ぼんてん)渡御と呼ばれる儀式があり、
町内の男衆が、梵天と呼ばれる神輿を担ぐとか。

この神輿の通過する間は、家々も明かりを落としてそれを迎えるので、
「暗闇の奇祭」と呼ばれているらしい。

ちょっと見てみたいもんです。

それはともかく、平等院に寄るのはあきらめ、
西国三十三カ所札所の、醍醐寺に行くことにしました。

こちらもかなり久しぶり。

私は・・・学生の時以来かな。

ダンナも、醍醐寺は遠足とかでよく行ったところらしいけど、
大人になってからは行ってないかもって。



三宝院。
醍醐の花見を契機に秀吉が整備したとか。



庭園は、秀吉自ら基本設計したとか。



表書院は国宝。
庭園は国指定の特別史跡、特別名勝。



伽藍の方へつづく参道には、
桜がずらっと植えられています。



醍醐の桜の写真は、たいていここが使われます。
新緑もキレイですけどね。



仁王門。



仁王門をくぐると、緑が生い茂り、ここも趣ありますね。



金堂。
秀吉の命で奇襲より移築したとか。国宝。



五重塔。
醍醐天皇の菩提を弔うために朱雀天皇が起工。
京都府最古の木造建造物。国宝。



観音堂。
西国三十三カ所観音霊場、11番目の札所。
本来なら、上醍醐(ここから山を登っていったところ)にあるのですが、
落雷で焼失したので、今は、こちらでお札がいただけます。

寺宝を展示している、霊宝館にも寄って来ました。
チケットが三枚セットになってるんで。

参拝の前に、駐車場横の「雨月茶屋」でお昼ご飯。



お店のスタッフが和服の、そこそこの年齢の女性で、
なんとも、お上品なお店。



ダンナは、天ぷらそば。
ゴマ豆腐と湯葉巻き寿司付き。



私は、力餅うどん。
同じく、ゴマ豆腐と湯葉巻き寿司付き。
どちらも、1080円・・・ちょっと高め??

というか、一番ビックリしたのは駐車場代かな。
1000円もするねんで~~ 京都は高い(涙)

・・三室戸寺は500円やったけどね。


三室戸寺の紫陽花

2018-06-10 23:58:50 | 日々のつれづれ
梅雨入り宣言された日に、三室戸寺まで行ってきました。
6月1日からあじさい園もオープンしてるというので、
西国三十三カ所観音霊場でもあるし、ダンナと参詣してきました。



紫陽花は、少し早め、ネットで確認したら3分咲きとのこと。
それでも、けっこう咲いてましたよ。





本堂の前には、ハスの鉢がずらっと並んでました。
7月には、このハスが一斉に咲いて、あの世へ行った気分になるのかな。



重層入母屋造り、江戸末期の本堂。



三重塔。わりと小さめですね。



ハスのところには赤とんぼがいっぱい飛んでました。
この時期に飛ぶ、自分の縄張り意識が強い赤とんぼ、
調べたら、ショウジョウトンボ、みたいですね。
産卵してるトンボもいましたよ~
ハスの根本で、ヤゴがいてるんでしょうね。

ではでは・・50種・1万株の西洋アジサイ、額あじさい、
柏葉アジサイ、幻の紫陽花・七段花等  紫陽花を、どうぞ~~



















ライトアップの準備をしてはりましたよ。
9日~24日まで、週末にライトアップされるようです。

あじさい園 入館料 800円
8時30分~16時30分
ライトアップは、
土日 19時~21時(20時30分受付終了)









まっ透明な世界・・・

2018-06-09 22:08:19 | 演劇・舞台
先週末から、夢のような世界に行ったまま、戻り切れてない私です~

何がって、数ヶ月前から楽しみにしていた舞台を観に行ったからです。



先週末は、大阪ABCホール。
演劇集団 Z-Lionの「まっ透明なAsoべんきょう~」。

ユニークなタイトルやけど、観終わると、その意味がわかります。

立ち上げて5年という若い演劇集団。
劇団ではないんですね。主宰の粟島瑞丸さんが、
舞作品、脚本、演出を手掛けているようです。
今回の舞台は再演。 あらすじは、→ こちら



ヒューマンファンタジーハートフルコメディーやそうです。
瑞丸さんの作品は、だいたい、そういう感じみたい。
初めて観るんですけどね。

再演の今回、初めて地方公演だそうで、
キャストに、釈由美子さんを迎えました!
・・・私の大好きな俳優さんも、もちろん出演します!

セットがねぇ・・凝ってますよ。

喫茶店なんやけど、置いてある物がめっちゃ細かいんです。
ラジカセとか、不思議なかぶり物をしたマネキンとか
ジュークボックスとか・・・ちっちゃい招き猫もあったような・・

左右の壁には大きな絵画がいくつも飾ってあり、
なぜか、坂本龍馬の写真と、もう一人、だれかわからんけど貼ってありました。
サタディナイトフィーバーの映画のポスターもありましたね。

中央に喫茶店のドアで、窓越しに向こう側の通路が言えます。
入り口から階段があって手前に降りてくるとソファやテーブル席、
下手の奥、一段高いところにカウンター席があります。

喫茶店を営んでるのは元教師の夫婦。
私の好きな俳優さんは、ダンナの役なんやけど、
このカウンターの中で、コーヒーを入れたりしてました~

物語はナレーションで始まるのですが、
お父さんが幼い女の子に童話を聞かせる、という設定。
・・・ラストに誰のことかがわかるんですけどね。

今夜はなんのお話しをしようかな・・・
世の中にはさまざまな世界があって、
まっ透明な世界と言う世界があるんだ。

へぇ~・・そのお話し聞きたい~

そんな感じで始まります。

明るく元気な梨子さんと、
優しくて奥さん思いのダンナのコージ。
この二人のところにやってきたのが、
「まっ透明な世界」の住人キノコ。

夫婦を取り巻く個性的な人間たちと、
キノコの仲間の、ちょっとおバカで、さらに個性的な、
まっ透明な世界の住人たちとで繰り広げられる、
面白くて、ちょっと不思議なコメディ・・・

・・・やと思っていたら、途中から、えっ??? 

と言う展開になるんです!

それまで、さらっと聞き流してたことが、
とっても重要なことやと、私たちも気付くんやけど、
さらに、悲しい知らせを知ることになるんです。

「まっ透明な世界」の住人とは
この世に生まれて来られなかった子どもたち。
「まっ透明な世界」で、大きくなった人間たちなのだと。

実はキノコは、梨子とコージの子ども。
体をこわした梨子が、最後に倒れたときに産むのをあきらめた子。
「まっ透明な世界」で大きくなったことを梨子以外の人間たちは知ります。

そして「まっ透明な世界」の住人は、自分の親が死ぬ前に、
1ヶ月だけ、親のところへ行って、社会勉強をしてくることになっているらしい。

つまり、梨子は、もうすぐ・・・・??

コージは、本当に優しい人でしたね。
梨子の願いを叶えるために一緒に教師を辞めた人ですし。

あと残り一週間になって、梨子がキノコに
「家族になって一緒に寝よう」って話してるシーンがあるんですが、
カウンターの前で二人を見守るコージの表情がたまらなく優しい笑顔でした。

時折、物憂げな表情を見せたのは、今思うと、
長く生きられない梨子のことを思っていたからでしょうね。

キノコが自分たちの子どもと知ったコージが、キノコに、

「こっちおいで」

「大きくなったな」

「生きてたんだな・・・それだけでじゅうぶんだ」

と言ってキノコを抱きしめるんやけど・・・
もう、涙が止まりませんでした・・・

親としてのうれし涙と、やはり、
お別れが近づいてる梨子のことを思う悲しさ、でしょうか。

キノコを演じる子役さん(Wキャストですけど)
もうほんとうに、わんわん泣くし、
やさしいコージの泣き顔を見て、私らも泣かされました~

でもね。
世の中には、いろんな事情で子どもを亡くしたり、
子どもを産むのをあきらめたり、辛い経験がある人は多い。
「まっ透明な世界」に、そういう子が生きてる!
・・・ちょっと複雑な気持ちになりました。

生きていてくれてありがとう・・・でも産めなくてごめんなさい。
そう思う人も多いと思うから。

でも、この舞台はファンタジーなんです。

人間の中で、いろいろ学んだキノコは、勉強して、
人間に、遊びと学習を教える人をたくさん育てて
梨子の夢だったこと、「広く世界中で、あそべんきょうを教えたい」
そう、コージに言うんですね。

うれしくて涙を流すコージ。

本当に、梨子のことを愛してたんやね~

人とのつながりを大切に。

人に優しくなる気持ちを大切に。

不思議な世界のお話しなのに、
現実に、ほんまにあるかも知れない。
いや、そういう世界があって欲しいような・・・



若い役者さんたちがたくさん出てはりますけど、
彼ら宛てに、たくさんのお花が届いてました。

もちろん、私たち(仲間と一緒に!)もお花を贈りましたよ。
数は負けるけど、愛の量?は多いですよ~



ABCホール入り口。



中之島の、ビル街にあります~