おかんのネタ帳

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試写会ですよ

2022-10-15 21:54:28 | 舞台・映画・ドラマ
あっという間に10月半ばになってしまいました~~
うわうわ、書くことがまたまた溜まってきております~(汗)

9月も、相変わらずの観劇活動をやっておりますが、映画も観てきました。

9月1日、なんと、舞台挨拶付きの試写会に当選して。
・・・映画ドッドコムさんのツィートをフォローしてRTするだけなんやけど、
確率的には・・けっこう当たってる人がいた感じ!

東京の霞が関にあるイイノホールまで行ってきました。

10年前の9月1日に、やはり当たって、この辺で開催されたイベントに参加したっけね。
というわけで、思いもかけず、またまた上京です。
なので、せっかくなので! ついでに、六本木の俳優座劇場で舞台を観てきました。



六本木といえば、東京タワーですよ!
・・・知らんかったけど(苦笑)、行ったら見えて、思わずパチリ。
おのぼりさん~



六本木にある俳優座劇場。



こちらで観たのは、劇団昴「評決」。
来年の2月に、彦根でも上演します。
先に観られて良かった。紹介記事を書くのでね。



舞台を観終わった後は、せっかくなので? こちらで一人でお茶して、アマンドさん。



六本木シュークリームを食べて、いよいよ霞が関へ。

霞が関まで地下鉄で10分もないんやけど、最寄り改札が良くわからない。
いっぱいあるんよね・・・汗
ナビを入れるにも地上に上がらないと作動しないしで、地上に上がったらとたんに雨に降られ~~~
夕立? 傘持ってないし・・・コンビニも見当たらないという・・・ほんとビルばかり、官庁街??

ようやく、女子が長蛇の列をなしてるのを見つけ、そこがイイノホールでした~。



こちらでは、試写会とかをよくやってるらしい。



時間ギリギリに会場に案内されて、順にエスカレーターで上がっていきます。

私は映画ドッドコムで当選したので(過半数はそこで当選した方ね)
そちらのカウンターへ。6人ずつ並んで順に受付。
本名やなく、Twitterのアカウント名をいうんですけど。。。なんかちょっと恥ずかしい(苦笑)

今回の映画はこちら。



「アイアムまきもと」 → こちら

主演は、阿部サダヲさん。
監督は水田さん。

「おみおくりの作法」というイギリス映画があって、この映画のリメイクというか、日本版なんですね。
ちょうどWOWOWで放送してたので、原作映画を観ました。

ヴェネチア国際映画祭でいくつかの映画賞を受賞した作品なんやけど、→ こちら
日本でも公開されてたようですね。

役所の民生課の主人公が孤独死をした人を、自費でお葬式まであげて見送るんですね。
心温まるヒューマンストーリーですが、けっこうラストは衝撃的でした。

宗教観もおみおくりの作法も異なる日本が舞台で、どのように描かれるのかと思っていたけど、
ちゃんと日本の物語として違和感なく描かれていて、素晴らしかったですね。
ちょっと、うるうるします~

脚本は、舞台作品等の演出もされている倉持裕さんですが、孤独死した人に関して、日本では、原作の主人公ほどの権限がないらしく、遺体発見現場に民間人が立ち入ることもできないそうです。
引き取り手のない遺骨や遺体に関しては警察が預かって、役所が引き取りに行くという、警察と役所の連携が密なのだとか。
なので、映画は最初からたびたび刑事が登場するんですけど、それを松下洸平くんが演じているんですね。
しかも、ずっと怒ってるんです~~ (珍しい?? 苦笑) 
洸平くんナレーションの予告は→ こちら

試写会の舞台挨拶は、主演の市役所職員役の阿部サダヲさん、刑事役の松下洸平くん、
孤独死をした男性役の宇崎竜童さん、その娘役で満島ひかりさん、阿部さんの上司役の坪倉由幸さん、
そして演出の水田伸生さんが登壇されました。

500人キャパの会場で、前から3列目くらいまでは、メディア関係のカメラマンや取材陣がいましたね。
招待客等がその後ろの客席で、私たちは中段から後方の席。
で、私たちの後ろのセンターに、テレビカメラがずらっと10台くらい?並んでましたね。

舞台挨拶の模様は、Youtubeにも挙がっています → こちら

約2時間ほどの映画ですが、終演後にミニトリップしたんですよね。

なんと、この試写会にTwitterのフォロワーさんで割と近所にお住まいの人も当選してて!
終わってから、「最愛」ドラマのロケ地へ行くので一緒にどうですか?って誘われたんですよ。
誘われなかったら、絶対行かないだろうし(なんせ、東京やし~)
せっかくなんで、じゃぁ、行こうかと。

どこまで行くのか、住所を聞いて、検索して調べたら、霞が関から地下鉄で40分ほどのところ。

けっこう遠いやん~~(汗)

その近くに住んでるという彼女のフォロワーさんが、最寄り駅で待っていてくれました。



向かった先はこちら。
歩道橋です。

「最愛」ドラマの6話やったかな。
ヒロインの吉高ちゃん演じる梨央が歩道橋の上から、洸平くん演じる大ちゃんに電話して。

「もう大ちゃんに会うのをやめる・・」

歩道橋の下で電話を手に梨央の姿を探し、見つけたらいうんですよね。



「勝手に決めんな」 

2回言います! そして、逃げる梨央を追いかけて走るんですよ~~



このガソリンスタンドのあたりを走ってましたよね。



この路地で、梨央に追いつきます。
行き止まりになってる、この路地。
ご近所の方々に協力してもらって撮影さいたそうですけども。



向こうに見える信号機。
これをバックに、逃げようとする梨央の腕を掴んで、ひしと抱きしめる大ちゃん~~

どんだけミーハーなんでしょうか~(苦笑)

翌日は午後から仕事なのでゆっくりできないので、ロケ地へ行けただけでも良かった。
フォロワーさんに感謝ですね~~

ここから日本橋にあるホテルまで、また40分ぐらいかけて戻りました。
コンビニでビールとツマミ的なものを買って。

そして、翌日は普通に午後からお仕事。

新幹線が運んでくれるとはいえ、我ながら、ほんと、フットワーク軽いわ~

ちなみに、映画「アイアム・まきもと」は、9月30日に封切り。
あれから2回(試写会入れたら3回も!)観に行ってます・・・ふふっ。


燃えよ剣

2021-11-03 23:00:57 | 舞台・映画・ドラマ
あっという間に、11月やないですか~~
10月も、忙しかったですね。

書きかけてそのままの記事が・・・

15日に、映画「燃えよ剣」の初日を観てきました。
岡田准一さん主演の、あの司馬遼太郎さんの原作映画です。
監督は原田眞人さん。→ こちら



2019年の春に撮影して、去年、2020年6月に封切り予定でした。
コロナの影響で、やっと、1年4か月遅れで上映されることになった作品です。
半月経って、もはや今年度一の声が上がっていますね。

あの原作を、ギュッと2時間あまりの映画にまとめたこともすごいですが、
のべ3000人からのエキストラをつかい、国宝級の建物で、これでもか~っていうくらい撮影して、それだけでも圧巻です。
予告動画が公開されてます → こちら

歴史好きとはいえ、なんでこの映画を観に行こうと思ったのかは・・・
公開直前イベント動画をご覧になればわかるかと~~ → こちら

ふふっ!

とにかく、豪華キャストです。
主人公、新選組副長・土方歳三を岡田准一くん。
局長の近藤勇を鈴木亮平くん。
沖田総司を山田涼次くん。
芹沢鴨を伊藤英明さん。

で、三番隊組長の斎藤一を松下洸平くんが演じています。
(・・・だから観にいったのね~~! 苦笑)

新選組の中では知る人ぞ知る、斎藤一ですが、司馬遼太郎の『燃えよ剣」では左利きとして描かれている人。
原田監督のワークショップに参加して、斎藤一と同じ左利きということとからキャスティングされたらしいのですが、
原田監督によれば、「スカーレット」より先に洸平くんを見出していたと!(笑)

「斎藤一は“左利き”であるということを強調したかった。左利きが“作り物”になってしまうと無理があるので、殺陣のシーンも自然に左利きでできるようにしたかったんです。そんな想いから、当時、左利きの俳優をリストアップしていて、その中でもこれからの活躍が期待できる、新鮮な役者を起用したいと思っていました」(シネマトゥデイ2020年3月)

それぞれのキャストの感想を語ると長くなるのですが、とにかく、ロケーションが素晴らしい。
県内のロケ地をまとめたものを映画館でいただいてきたんですけど、
定番の日吉大社、油日神社、油日神社周辺の田園風景、西教寺、延暦寺、教林坊、そして、彦根のオープンセット。

彦根のオープンセットでは、京都の街並みと池田屋。
リアルなセットを作ったそうです。
鳥羽伏見の戦いも、ここで撮ったそうです。
原作を読み直す時間はなかったんですけど、(なんせ分厚い上下巻!)時代的には、
いろんな方向からテレビ番組等でもSP番組が作られているのが幕末。
今の大河ドラマ(録画してるけど全然観てない・・・汗)もそうですね。

2時間余りという尺の都合もあるでしょうけど、原作通りではない表現をされているようです。
北海道に渡った土方が、自分の生きてきた人生を語る、そういう設定で始まりますしね。
・・・このあとに、五稜郭の戦いで討ち死にするんですけども。
なので、歴史的なことを知らなくても、わかりやすいです。

ちなみに、斎藤一は原作ではあまり登場する場面がないし、芹沢鴨の殺人現場にも見当たらない。
でも、左利きを強調させるために登場シーンは戸を開けようとする左手から映ったし、
常に刀の上に左手を置くスタイルで立ち(当時の侍ではあり得ないらしいけど)、芹沢鴨暗殺シーンはしっかり左手でとどめをさしてました。

池田屋事件は本当に濃厚に、リアルに描かれていて、観てる私らが疲れてくるぐらいでした。
こういう戦闘シーンがラストまで続くの???って思うくらい息つく間のないシーンです。
でも、このあとの禁門の変はさらっと過ぎて(新選組が活躍しなかったからやね)
エキストラや火薬がいっぱい使われた鳥羽伏見の戦いも、意外にあっさりした感じでした。
・・・・よほど、池田屋すごいか、ですね!

それと、原田監督が話してましたが、史実に忠実に表現したいと。
池田屋襲撃の前に、長州と深く関わり合いのある枡屋喜右衛門こと古高俊太郎がとらえられ、
拷問を受けて白状したことで池田屋襲撃が起こったと歴史で習ったけど、
古高が白状する前に、勤王の志士たちが集まることはわかっていたらしいんですね。
原作にもそう書いてあるけれど、だから拷問シーンは少な目でしたね。

ちなみに、古高俊太郎は地元出身です(近江物部村)。
顕彰碑があって、150年祭、155年祭をしたときに取材に行きました。
歴史好きの方々がたくさん来られてて(長州藩の藩士の子孫とか!)びっくりしたもんです~

とにもかくにも、池田屋のシーンはすごかったです。

会津の戦い、そして五稜郭の戦いとなるともう終焉というイメージが先行して、切なかったような。
なので、やはり、池田屋事件。
新選組が歴史上に名前をきざんだ、新選組のピークの時ですね。



映画を観終わったら、夜のとばりが下りてました。





そして実は・・・17日に、もう一度見てきました~!
映画館を変えて、座る場所も変えて。

初回に見逃したところを確かめられたので良かったし、
えっ、あの方が出てるの?って思った人を、エンドロールのクレジットで確認できたのも良かったです。
ほんと、いろんな方が出てはるんですから。

もう一度、二度?行きたいな~

なんというても、シニア価格で観られますんで!


戸田監督作品

2019-12-05 21:41:38 | 舞台・映画・ドラマ
ツイッターを使い始めて9年ほどになるのですが、
情報をいち早く得たり、広めたりするのに役立ってるなと思います。

始めた翌年に東日本大震災が起こり、ツィートに震災関係の情報が飛び交いました。
例えば、被災状況、避難状況、生存確認、応援物資の情報発信、
いろいろな情報が並び、便利やなと思う一方で、
フェイクなつぶやきが拡散されて大騒動にもなりました。

そういや、阪神・淡路大震災の時は携帯電話の便利さを知りましたね~

時代やな~とも思いますが、最近、私がフォローしている噺家さんが、
「いいね!」をしたり、RT(再リツィート)したりして、
目に留まるようになったのが、俳優の林与一さんのツィート。

御年77歳のベテラン俳優さんですが、男前の方です。
(永遠の二枚目、長谷川一夫が大叔父なんですよ!)
出演舞台のことだけでなく、スィーツの写真がアップされたり、
女優水谷八重子さんのツッコミにタジタジ(たぶん)したり、
なんともかわいいツイッターです~

その林与一さんが、「守山市に行きます」とつぶやいて、
思わず、ナニナニ?? と思って見たのが、
「主演の林与一さん来場予定!」というチラシの写真。



主催は、戸田博監督作品上映実行委員会・・??

戸田監督、知らない人やな・・と思いながら、
曜日を確認、場所が、なんと、市立図書館ですやん~
チャリでも行ける距離・・・あらま、そんな御大がいらっしゃるなら行かねば。

ミーハーとしては行きますよ。やっぱり(笑)

予約なしで行って大丈夫かなと思ったけど、意外に?
そういうのがあることを知ってる人が少ないみたいで、

受付で、「予約してないんですけど」って言ったら、
大丈夫ですよ~って、女性の方がおっしゃって。
(後で知ったけど、戸田監督の奥様で、プロデューサーでもあり、
 音楽も担当されてる、とっても重要な方なんです~!)

そしたら、その女性の横に、ダンディな与一様が!!

「どうしてお知りになったんですか?」

「与一さんのツイッターで」

「ほらね~、ツイッターは情報発信するのに良いのよ~」
(戸田監督の奥様におっしゃってました~)

チラシに書いてあるように、10月にも上映会があったようやけど、
私、知らんかったわ~~ 何度も図書館は行ってるのにね。



戸田監督って?どんな人なんやろ・・・
ネット検索してみたけど・・・ようわからんな・・・

時間が来て、その戸田監督が挨拶されました~

60代の、見た目はちょっとこわもて?な男性ですが、

「私の本来の職業は看護師です」

えっ、看護師?? 

「30年前から映画を撮ってまして。でも、まったくの独学です」

約30作品ほどを撮ってるそうで、欧州の数々の映画祭に出品し、
多くの作品が入選。監督賞や脚本賞など、27の賞を獲得してるらしいです。

主演の林与一さんが登場。

戸田監督の作品は7作品、出ているそうです。
2013年の「京都、夏」で、モナコ国際映画祭で主演男優賞受賞。

戸田監督の方からオファーがあったとおっしゃってたかな。
ギャラは、他の作品からすると50分の一ですって。
横で、戸田監督が苦笑い。
それでも、魅力があるから出続けてるんですよね。

今回上映されたのは、「黄金の大地」というモノクロ作品。

「なんでモノクロか、この作品のオファーをもらったとき、
 膀胱がんが見つかってね。でも、どうしても出たいから、
 薬で押さえてもらって撮影したんですよ。
 そしたら、共演者がもう死にそうな役なのに、私の方が顔色悪くてね~
 だからモノクロにしたら、かえって良くなったんですよ~」

ご病気は、膀胱がんやったんですね。
さすがに途中で降りたいと思ったくらい、辛かったそうです。
撮影期間は2週間やったそうですが。
撮影後に治療されて、今は復帰されて、おいしいものをいろいろ食されてますね!

91歳の伯母も膀胱がんで手術(内視鏡)しましたが、復帰ましたよ。

映画は、戸田監督がおっしゃる通り、
説明的な台詞は何もなく、見ている人を誘う説明もない、映画でした。

「白寿液」なるサプリメントを作っているオジサンが与一さん。
夜中に、山に白寿草と呼ぶ花を採取しに行ってるんです。
花は、作り物という感じでしたけど、設定がもうすでにSFチックです(苦笑)
薬局の女性(若原瞳さん!)に、ちょっと気があるようです~

薬物中毒の夫を洋服の縫製で養ってる妻、というカップルがいて、
夫の役を演じてる弓澤公望さんがめっちゃ関西弁の人なんですが、
パンフを見たら、元劇団NLTの役者さんらしい。
「OH!マイ・ママ!」に出演してたらしいんですけど、
5年前に彦根も来られた時も出てはったのかな・・・
私は観てないねんけどね~(忙しくて観に行けなかった~汗)

もう一人、よくわからん?おじいさんが出て来ます。
砂金を探す不思議なおじいさんなんですけど、
・・・戸田作品にはほとんど出ているという山田昭二さん、
なんと、プロの役者さんやないらしい。

与一さん曰く、この作品に出てるプロの俳優さんは、
与一さんのほかに、薬物中毒の夫婦、薬局の若原瞳さん、
金を買い上げるロックカフェの店主、国木田かっぱさん
(ほんまに、ご自分が経営してるお店らしいです!)
この5人だけらしいです。エキストラはボランティアさんやし。

与一さん演じるオジサンと砂金のおじいさんが出会い、
ラストに、もらったチケットで和太鼓のコンサートに行きます。
そこには、立ち直ろうとする夫と一緒に来たあの夫婦もいます。
ここに、登場人物たちの接点があるんですね。

不思議な世界観のお話しやけど、ちょっと笑えたりもします。
ラストで、いろいろな伏線も回収されてる感じで、
そういうお話しなんやな~と。

終演後に、またお二人の挨拶がありました。

縁があって、戸田監督はも京都からこちらに転居されたんですって。
どこかで上映できないかと思ったら、この図書館があったと。
前回の10月の上映会も好評だったので、これからも、
(まだ作品はたくさんあるので)ここで上演したい、そうおっしゃってました。

「私の作品が、なぜ映画館で上演されないか・・まぁ、嫉妬ですね」

そう、おっしゃってましたね。
誰かに師事したのでもなく、スポンサーがあるのでもない、
そういう人が作った作品は、海外でいくつも賞を取っても、
なかなか上演される機会はないんでしょうかね。

プロの俳優さんが出てはるのに。

奥様の話しでは、看護師のお仕事もされてるようです。
海外での授賞式の様子も流れてましたけど、
映画好きが高じても、なかなか受賞できるものではないですよ。

監督とカメラマンと奥様の3人で作り続けているそうです。

またの機会、ぜひ、見に行きますね!



与一さんに、サインをいただきました! 握手も!!

パンフも買いました。

なんせ、入場料が、500円ですから。

カンパの気持ちを込めて。少ないけど~~






忘れてはいけない映画

2019-08-30 23:48:38 | 舞台・映画・ドラマ
今日は朝から笛吹サークルの練習。
来月の、某町内の敬老の日に向けての練習ですけど、
もう、10年以上一緒に練習してきた気の置けない仲間なので、
いろんなうっぷん??を晴らしつつ?楽しく練習してきました。
・・・多くは人生の先輩方なので、受け止めていただくこと多々・・
ありがとうございました~(苦笑)


さて、お盆に、NHKのEテレで映画「ひろしま」が放映されたので、
録画したのを夜中に一人で見てたら、すっごくしんどくなってしまいました。
後日、改めて見直したのですが・・・やはり、苦しかったです。

どんな映画化というと・・・予告動画 → こちら

映画ナタリーの記事から・・・

関川秀雄が原爆体験者の手記「原爆の子」をもとに監督した作品。
原爆投下から8年後の広島で製作され、8万人を超える市民が撮影に参加した。
実際の映像も使用されており、原子爆弾の恐怖や広島の惨状、市民の苦しみが、
原爆症に苦しむ高校生みち子の姿を通して描かれている。
「原爆投下直後の広島で何があったか」を被爆者たちが自ら演じて再現し、
ベルリン国際映画祭で長編劇映画賞を獲得するなど国際的にも高い評価を受けた。

出演俳優は、岡田英次、月丘夢路、山田五十鈴ほか。

こういう映画が作られていたことを初めて知りました。
話しには聞いていたけど、むごすぎる惨状。
熱さと痛みで川に入る女子学生と女教師、川に流されていく様子が、
ほんとに苦しくて・・・

被爆した長男を探す父、息をしていない息子を背負う・・
原爆症で倒れた父を探し当てた幼い兄妹、
変わり果てた父の姿を受け入れられずに走り出した幼い妹は、
そのまま行方不明になってしまう。

ラストで、7年後、成長したその兄が訪ねてきた恩師に言うんですね。

「先生、戦争はまた始まるんですか?
 戦争が始まれば今度は僕たちが戦地に引っ張り出されます!
 そして何の恨みもない人間同士で殺し合いをさせられるんです!」

やはり、忘れてはいけないですよね。
「戦争」は、してはいけないことです。
繰り返してしまうことは、愚かなこと。

この映画が、最近、話題になっているといわれてますが、
(なので、放映されのだと思うけど)
今だからこそ、見るべき映画なのだと思います。

ほんとに、苦しい映画でした。


なので、平和な写真を、貼っておきます・・・



仲良しではない2匹ですけど、至近距離で寝てました~

まろ・・・・座敷机の上やん~(汗)


奥に立ててあるのは、母の形見の三味線です。

猫が三味線の横で寝てるって・・・


テレビの話を

2019-01-03 23:34:58 | 舞台・映画・ドラマ
年末年始、けこうテレビを見ました。
録画してたのを消化しないといけなかったので。
おせちを作りながらとか、年賀状を書きながらとか・・・

その中で印象的なドラマの感想を・・

「ギボムス」・・・
正確なタイトルは「義母と娘のブルース」。
主演は綾瀬はるかさんですが、今までにないドラマですね。
設定もすごいけど、ストーリー展開も画期的でした。

妻に先立たれ、自らも余命いくばくもないサラリーマンが、
小学生の一人娘を託す相手に、仕事のできるキャリアウーマンの
ヒロインに突然、結婚を申し込むんですね。

それをまた、引き受けてしまうんですけど、
ドラマとはいえ、まず、ありえない設定でしょ。
良き義母になろうと、ヒロインは努力をするんですけど、
徐々に、夫との心の距離も縮まっていき・・・
(竹ノ内さんがまたええ感じで~)
ひょっとしたらそのままハッピーエンドか?と思いきや、
あっけなく夫は亡くなり、9年という月日が流れるんですね。

いやぁ、もう、いろんなところで、涙、涙・・・
なのに、なぜか、ちょこちょこっと登場する頭の悪そうな?
仕事のできなさそうな?軽そうな?イケメンの若い男が、
(朝ドラとは全く異なる役を、佐藤健くんが演じてて)
後半、一気に物語に絡んで来て、またまた涙、涙という展開に。

詳しくは、公式サイトにあらすじがあります →こちら


今までにないドラマでしたよね~
ついつい見入ってしまいました。おかげで益々寝られず(汗)

録りだめしてた中には、バラエティ番組もたくさんあります。
「鶴瓶の家族に乾杯」とか、「ごぶごぶ」とか、
年末の紅白歌合戦」も、今年は録画しました。
録画するのは初めてかも。それくらい楽しみな人たちが出てましたからね。

チコちゃんとかサクラちゃんとか健くんとか・・そこ?(笑)
もちろん、ユーミンとかサザンとか、あの純烈とかね。
チャンネル権のあるダンナが見るとは思えないので。
(たいてい格闘技とか見てるような)

話題の米津玄師さんは、タイミングよくリアルタイムで見ましたよ。
あの曲は何度も耳にしてたけど、テレビに出ない人と言われ、
ちょっとカリスマチックな存在でしたからね。
2,3日前に、出演情報が流れて、びっくりでしたから。

徳島からの、あの場所がまた神秘的で~
鳴門の大塚国際美術館、検索ワードで上がってましたよ!
コラボした、コンテンポラリダンスの菅原小春さんもすごかったです。

平成最後というのもあるのでしょうけど、
私ら世代が喜ぶような選曲でしたよね。

郷ひろみさんが「ア・チ・チ」と「GOLDFINGER '99」を歌ったんやけど、
NHKのロビーからパフォーマンスが始まって、
「金足農業」「サッカー日本代表」「カーリング女子」
「カメラを止めるな」など、2018年のさまざまな出来事とコラボ。
チコちゃんの頭がドアに挟まれたシーンもあって、
めっちゃ、楽しかったです~

石川さゆりさんが「天城越え」を布袋寅泰さんのギターとコラボしたり、
三山たかしさんが、けん玉が得意らしく、歌ってる後ろで、
けん玉の基本技「大皿」を124人連続で成功させるという、
ギネス世界記録に挑戦したり(達成できました!)
・・・けん玉得意なあの人も入れて欲しかった・・・(苦笑)
NHK、いろいろやるな~って感じでした。

リアルタイムで見られたMisiaも良かったですね~
ドラマ「義母むす」の主題歌を歌ったので喜んでたら、
続けて「つつみ込むように…」という1998年のデビュー曲を熱唱。
娘がめっちゃ喜んでましたよ。
司会の桜井くんが感動して、「高校生の時をフラッシュバック」
なんていうてましたけど、桜井くんと同じ年の娘は、
「そう、そう、そう、ほんまやわ~」と叫んでました。

ユーミンの曲はアンケートで選ばれたとか、
めっちゃ懐かしい曲です~
「ひこうき雲」はジブリのアニメ映画「風立ちぬ」の主題歌にもなったけど、
「やさしさに包まれたなら」とともに、荒井由実の時代の歌です。
ユーミンの衣装もシンプルでしたけど、
懐かしい曲をよくぞ歌ってくれました。

そんなこんなで、何度も見直してしまいそうな紅白でした~
・・・ようわからん人たちの歌も(苦笑)、チェックしときます。

さてさて、そんなこんなで、明日からはわが家も通常運転・・・
ダンナは、三が日は今日だけ休みでしたけど、
明日からは、通常出勤になるらしい。
娘もしかり・・・・みんな起きられるんでしょうかね・・・



お正月のあなんさん。



もみもみしてる、まろ。

猫たちは、まったく普段と変わらず・・・

私は、原稿書きにいそしみます・・・汗


西郷どんの音楽

2018-07-31 23:18:46 | 舞台・映画・ドラマ
台風は夜中に、このへんを通り過ぎたんですが、
風の音がけっこうしてて、ちょっと眠れませんでしたね。
それまでに、寝てしまってたら良かったんかも(苦笑)

とりあえず大過なく通り過ぎ・・・九州で停滞してたようですけど・・
またまた、暑い夏がやってきてるようです。

林真理子さんの講演、たっぷり書きましたが、
補足を少し・・・

日経に連載している「愉楽にて」について。

林さん、いろいろな方に可愛がられていて、
ご本人曰く、山梨の田舎の出なので、お世話になった方や、
取材させていただいた方とかに、付け届けは欠かさず、
長くお付き合いはさせていただいてたそうです。

渡辺淳一先生にも可愛がっていただいて、
ちょうど、渡辺先生が「失楽園」を書かれてた頃に、

「小説はね。男と女のことを書くのが一番難しいんだ」

そうおっしゃってたらしいんです。

「愉楽にて」については、会う人に必ず、
誰をモデルにしてるんだ?とか聞かれるそうですが、
シンガポール、京都、東京を舞台にした、官能小説です。
モテる裕福な中年男性の恋愛遍歴・・・らしいけど、
・・・朝から、そんなん読んでええの~?というような、
あからさまな?ストレートな?えっちな?表現があるようです(汗)

渡辺淳一さんも、日経で「失楽園」を連載してたようやけど、
渡辺さんの連載が始まると日経平均が上がる、とかなんとか言われたとか。
まさに、林さんの連載を楽しみに、日経を購読している人が多いらしい。

それにしても、この大人の官能小説を書きながら、
「西郷どん」も、書いてはったようです。

もちろん、「西郷どん」の小説も、男くさい話ばかりではないです。
奄美大島の愛加那で、愛すること、愛されることに目覚めた西郷さんを
しっかり、ていねいに描いてますし、京都では、薩摩や長州の侍たちが
美しい京都の女性に夢中になってることも書いてます。

「地方からやってきた侍たちは、京都に愛人をつくって
 ばんばん、子どももつくってるんですよ。おゆうさんは、
 大久保一蔵との間に、二人も子どもを産んでますしね。
 西郷さんも、ドラマでは片思いになってますが、
 中居のお虎さんは西郷さんの愛人です。すごく太った人なんですけど、
 そういう女性を好きになる西郷さんて、いい人ですね~(笑)」

ところどころに、ホンネのような?話を織り込んで、
会場の笑いをさそってましたけど、資料が残っているそうで、
愛加那との愛の日々とか、お虎さんの話とか、確かなようです。

それにしても、新聞連載は毎日です。
「これから家に帰って、また書きます」っておっしゃってたけど、
常に、ストックを10本もっていないといけないのに、
今、6本ぐらいなんです・・・と林さん。

昔、朝日新聞で連載小説を書く時に、誓約書を書かされたらしいです。
「必ず、ストック10本、書いておきます」って。
というのも、かつて朝日新聞は、柳美里さんで痛い目にあったんですね。
(書けなくなったとかで、途中で打ち切りになりましたよ~)

それにしても、売れっ子の作家さんは、平行して、
全く異なるジャンルのお話を紡ぐんですね。
ほんま、すごいわ。

林さん、「何事も上を見ないと成長はない」と思っているそうで、
難しいことにもチャレンジしていきたいとおっしゃってました。

林さんの講演の後に、休憩。
グランドピアノが中央に出され、登場されたのが富貴晴美さん。

「西郷どん」の音楽担当と聞いて、もう少しオバサンかと思ったら(失礼!)
ウチの娘よりも若いやないですか!
しかも、可愛い~~

薩摩弁で挨拶をされたんですが、実は大阪生まれの方。

小学生の時に、「タイタニック号」の映画を見て、
その映像に合わせた音楽に感動、
「私も、映像の音楽の作曲家になりたい」と思ったそうです。

両親は、まったく音楽にかかわってない人なので、
たまたま、連れて行ってくれた音楽教室のおじいちゃんが、

「知り合いに、作曲家がいるから紹介するわ」 

と言って、紹介されたのが、その後の師となる国立音楽大学の先生やったとか・・・
ほんまかいな、というようなお話しですが、
ウィキペディアによると、国立音大を首席で卒業してはるんやね。
日本アカデミー賞優秀音楽賞を最年少で受賞、
その後と合わせて3回受賞してるし、アニメやドラマの音楽も多く担当。
「マッサン」とか、「ハゲタカ」も~

「西郷どん」に関しては、「暗くならないように」という注文をうけて、
テーマ曲は、元気が出るようなメロディにしたとか・・確かに!

最初に、ドラマが出来る前に80曲作ったそうで、
全部で170曲、これから後半、まだ80曲は作るとか~

演奏曲は、「西郷どん」テーマ曲と劇中曲・・・
「敬天愛人」
・・・西郷さんが好んで使った言葉、”天を敬い人を愛する”ですね。
「ヒー様のテーマ」
「篤姫のテーマ」
「月照のテーマ」

そして、朝ドラ「マッサン」のテーマ。
あの曲は好きでしたね~ スコットランドの雰囲気が出てたし。
ラストは、「西郷どん」のエンディング曲。
「西郷どん紀行」で流れる曲です。

なので? 買いました!CDを~



可愛いサインまで、いただきました!

写真も撮っていただいて・・・



富貴さんのみ、アップいたします・・・

かわいいね~

しかも、謙虚やし~

アカデミー賞、3回も受賞してるのに~

応援しますね!




林真理子さんの講演

2018-07-30 11:45:25 | 舞台・映画・ドラマ
今年の大1回目の市民カレッジは、林真理子さんでした。
言わずと知れた、今年のNHK大河ドラマ「西郷どん」の原作者です。

そして、その「西郷どん」の音楽を担当している富貴晴美さんの、
ピアノ演奏が、オマケでついてるという、ゴージャスな初回でした!



富貴さんのことは改めて書くとして、
林真理子さん、とっても内容豊かで面白いお話しでした。
90分のお話しを書くとなると長くなるので、主なとこだけ・・・
それでも、かなり長くなると思いますけどね(苦笑)

林真理子さん、台風よりも早くにこちらへ来られて良かったと、
日帰りするようで、(ご主人のご飯の用意があるとか~苦笑)
富貴さんのピアノは聴かずに、帰られたかもね。

林さん、直木賞を取られたのが30年ほど前らしいです。
・・・自分で言うのも悲しいですが、って(苦笑)

直木賞の選考委員もされているんやけど、
「これに、栄えある『大河ドラマ作家』という肩書きが加わりました」

やはり、「大河作家」ともなると、違うんでしょうかね(苦笑)
歴史小説はいくつか書いてはるようですが、
大河ドラマで扱われるような人物はどういう人だろうかと。

何年か前に、志の輔落語を聞きに行って(お好きらしいです)
伊能忠敬を主役にした大河をやりたい、という人たちの噺を聞いたそうです。
→「大河への道・伊能忠敬物語」という創作落語らしい。

面白かったようですが、伊能忠敬は地味な人やしね。
歴史上の人物を書くならどういう人がいいかと思っていたら、
歴史学者の磯田道史先生(おなじみの方ですね!)が、
「林さん、2018年はどういう年かご存じですか?」と聞いたらしい。
「わかりません。どういう年ですか?」と言ったら、磯田先生が、
「明治維新からちょうど150年の年ですよ。西郷隆盛を書けばいいじゃないですか」
そうおっしゃったそうです。

それから、西郷隆盛を書こうということになったようですが、
林さんは、昨年、「西郷どん」を書きながら、
日経新聞に連載を書いていたようで → 「愉楽にて」です。
(かなりエロい小説らしくて、めっちゃ話題になってるらしい・・)

連載は、毎日掲載なので、ストックを持ちながら書くのだそうですが、
新聞社は、ギャラ以外のものは出さないそうなんですね。

出版社は、チームが組まれて、資料を集めたり、取材する人を段取りしたり、
調査でかかる旅費とか(チームで行くから何人分か必要らしい)、
そういうものを、全部、まかなってくれるらしいですね。

「西郷どん」は角川書店のようですが、
(文庫本は新潮社から出すとかおっしゃてたかな)
いろいろなバックアップを出版社にしてもらえたようですよ。

「西郷隆盛」に関しては、海音寺潮五郎や池波正太郎、
NHK大河ドラマになった「飛ぶがごとく」の司馬遼太郎など
多くの作家が描いていますが、女性である林さんが描くのだから、
男性の作家があまりちゃんと書いていない、島流しされたところを
しっかり描こうと思ったそうです。

奄美大島で愛加那と結ばれて、西郷さんは愛を知るのですね。
そこをちゃんと書きたいからと、西郷隆盛について、
最も詳しいという志學館大学の原口泉教授を訪ねたら
(原口先生も、NHKの西郷さん関係の番組でよく登場されますね!)

「20数年前にも、同じようなことを言ってきた女性作家がいましたよ」
そうおっしゃったそうです。

「だれだと思います? 田辺聖子先生なんですよ。
 私、田辺先生に可愛がってもらったんですけど、最近はお出になってなくて。
 取材にいった時に、先生が「私にはあまり時間がない」とおっしゃってたそうで、
 今の私より少し上ぐらだと思うのですが、それなら、私も頑張って、
 書かないとって思ったんです」

なるほど~ 田辺聖子さんの著作には「西郷隆盛」はないですよね?
鹿児島、奄美大島など、いろいろ取材にも行って書き始めたら、
NHKからお声がかかったらしいです。

歴史小説は何本か書かれているんやけど、「正妻 慶喜と美賀子」で、
徳川慶喜について書かれたりしたので、そういうのも判断されたのかなと。

「慶喜、『西郷どん』ではヒー様、なかなかのイケメンですが、
 あの人はちょっと変わった人なんです。だから、私も書こうと思って。
 皆さん、徳川最後の将軍なので、切腹でもしたって思ってませんか?
 あの方は、切腹なんてしないで、趣味の世界に生きて、
 77歳まで生き延びてるんですよ~」

そうですね。大正2年まで生きてます。
頭の良い人のようやけど、なかなかくせ者。
「西郷どん」でも、そういう感じですよね~

林さん曰く。

「『西郷どん』に大河が決まったのはいいけど、ドラマが始まるまでに、
 本にして出版しないといけないということで、大急ぎで書きました。
 それまでに売らないと、始まってしまうと売れないんですって。
 本当に、ドラマが始まったら、ぴたっと売れなくなったんですよ。
 なので、今日は持ってきてますので、良かったら、ぜひ(笑)」

なので、買いましたがな~



上中下、三冊もありますねん~

でも、買おうと思った理由は、ドラマは中園ミホさんの脚本で、
描き方が違う(当たり前やけど)というところですね。

タイトルは、ドラマもそのまま「せごどん」を使ってくれたそうですが、
始まりのところ・・・ドラマでは、弟の西郷従道と三度目の妻「いと」さんが、
上野の、西郷隆盛の銅像を建てた時の除幕式やったけど、
林さんの原作では、愛加那の息子、菊次郎から始まってるんですね。

林さん曰く。

「菊次郎さんは、明治に入って、京都市の2代目の市長になってるんです。
 皆さん、ご存じでしたか? 京都はこちらから近いですけど、
 薩摩の、西郷さんの息子が京都市長なんです。
 菊次郎さんを見たときに(写真ですよね?) イケメンでね。
 いいなぁ~って、思ったんです。なので、私は、息子の菊次郎から始めた。
 中園ミホさんは、弟の従道が良かったらしいんですね」

作家さんたちは、イケメン好きなんですね(笑)

本を読むと確かに! 最初のシーンは林さんが言ってたように、
京都市長に着任したとき、ホテルで宴会があったというシーンでした。
西南戦争に、西郷さんについていった菊次郎さんは、
戦で片足をなくして、義足なんですね。
なので、料亭ではなく、ホテルで宴会やったらしい。
おそらく、京都の色町のお姉さん方も宴席にいたであろうと。

助役となる川村柳次郎に乞われて、
父・西郷吉之助の話を、初めて語る・・・という体裁になっています。

なるほどねぇ~~

昨夜、ブログを書こうとして、思わず本を読んでしまい・・・
気がついたら、また真夜中・・・

仕事がないわけではないのに(汗)
ついつい、読みふけってしまったのでありました~~

林さんのお話は、「西郷どん」の話ばかりではなくて、
そこから派生する、他のお話しも興味深かったですね。

例えば、「西郷どん」を書きながら、
当時の情勢は、尊皇攘夷であったり、開国派であったり、
薩摩も長州も、主義思想がコロコロ変化するらしいんですね。

これから、西郷さんはブラックになっていくらしいんやけど、
書きながら、どうつないで行こうかと悩んだらしいんですね。

昔、「白蓮れんれん」という伝記小説を書いた時の話。

白蓮は、朝ドラ「花子とアン」にも登場した歌人で、
あの炭坑王と政略結婚をして、若い、帝大生と駆け落ちするという愛の人。
・・・朝ドラのおかげで、再ブレイクして本が売れたらしいよ(笑)

林さんは、この作品を書いている途中で、
白蓮さんが、今の天皇陛下が美智子妃と結婚するとき、
「あんな平民の人と結婚するなんて」と言って、
反対運動をしていたというのを知ったそうです。

「愛に生きた人がね。そんな身分がどうのって反対するなんて、
 ビックリしましたよ。あぁ、やっぱり、白蓮という人は、
 所詮は、伯爵家で育ったお嬢様なんだなって、思って。
 結局、終戦後間もないあたりで、小説は終わりにしました」

書いてる途中で、180度違う資料が出てきてしまったら、
作家は二通りの選択をするそうです。

1、それをうまくつないで完成する。
2、なかったことにする。

なるほどね~~

でも、小説家って、作品を作り上げるまでに、
資料を読み込むだけでなく、取材に時間とお金をかけてるんやなって、
よくわかりましたね~

それと、編集者との関係も、濃いですね。
新潮社の中瀬ゆかりさんのことかなとも思うんやけど
(テレビでコメンテーターもやってるというてはったので)
こういう取材をしたいので、こういう人を探して、とか、
ここへ行きたいので、セッティングして、とかを、
必ず、「わかりました」と、やってくれるというてはりました。

漫画家でもそうやけど、小説家も、編集者がいて初めて、
作品として、世に送り出せるんやね。

まったくの新人の時ならともかく、
「売れる」ことがまず、大事なことやろうから。

いろいろと、中身の濃い講演会でした。

全部を書いてるワケではないんやけど、
長い文章になってしまいました~

最後まで読んでいただいて・・・ありがとうございました。

お疲れ様でした!




ドラマの話ですが

2018-07-25 23:06:12 | 舞台・映画・ドラマ
今朝は、ちょっとマシ?と思ったけど、
錯覚かと思うくらい、やっぱり、今日も暑かったですね。

東京の方は35度以下やったとか?
(35度以下を涼しいと思うのもヘンですが~)
どうやら、週末は台風が来るらしい。
・・どんな天候なんやら。



バテ気味のまろ。



バテ気味のあなんさん。


さて、今日はドラマの話を少し。

時計代わりに見てる朝ドラ。
脚本が「ロンバケ」とか「愛しているといってくれ」の北川さんで、
架空の話やし、今までとは違うかなとは思ってたけど、
面白いな~と思える時と、???の時があるんですね。

ヒロインの幼稚さというか、アホさ加減に呆れたり、
それでも、展開が読めなくて、あっと驚かされたり、
「漫画家編」は、個性的な秋風先生が魅力的で、
わりと面白いかなと思ってたけど・・・

それが、週の途中で、あっという間に漫画家をやめて、
いきなり、100円ショップでバイトしてるという展開。

まぁ、まぁ、まぁ、ドラマやし、
楽しいキャストがいっぱい出てきたし、まぁええけどね。

なんて思ってたら、いきなり結婚ですよ~

えぇ~~、ちゃんとした仕事もしてへんもの同士やのに、
白無垢で結婚式あげてるって??? 

って、思ってたら、いきなり、2年も経ってますし~

年上のバツイチ女性と結婚したがってた弟はどうしたんやら?

ぶっちゃーとなおちゃんは、どうなったんやら??

で、どうやら、今週末にはオメデタらしいですよ・・・

私はともかく、従来からのシニアな朝ドラファンの方々は、
ちゃんとついて行けてるんやろかと、不安になる展開・・・

朝は、7時30分からBSで見て、8時から地上波でも見てるけど、
(なんせ、忙しい朝は、時計代わりなんで)
なんか、8時から見直しせんでもええかな、なんて思うわ。

漫画家になる! 
というて上京して、デビューを夢見て、
切磋琢磨してた頃までは、面白かったんやけどな~

さてさて、毎週録画してまで見てるのが「西郷どん」。
どこまでが史実どおりなのかはわかりませんけど、
登場人物を改めて調べてみたりして、自分なりに楽しんでます。

前回の「禁門の変」、池田屋事件が起こる前に、
地元出身の勤王の志士、古高俊太郎がちらっと出てきて、
ちょっとうれしかったですね。

古高俊太郎は長州藩士を支援していた人で、
新撰組によって捕らえられ、拷問にかけられ、
長州藩士の策略を自白させられる、それが原因で、
池田屋事件が起こるというのですが、どこまでが真実なんやら。

4年前、150年忌が地元であったので取材しました → こちら

子孫も招かれてましたが、驚いたのは、
幕末ファン、俊太郎ファンの人が来られてたこと。

わざわざ、町内会長さんに手紙をしたためた方もいて、
「ぜひ、出席したい」と、お越しになってました。
毛利家の家臣の子孫らしい・・・

その方々と名刺交換し、紙面が出たら送ってくださいと言われ、
めっちゃプレッシャーを感じて記事を書いたような・・

ドラマの中では、ナレーションだけで終わりでしたけどね。
というか、池田屋事件も、気配だけで終わりましたよね?

それにしても・・・

大河ドラマって、朝ドラ俳優を使い回してますよね~

西郷どん、小松帯刀・・・「花子とアン」で兄弟でしたよね?
ふき、は 花子の同級生やし、いと、は、妹でしたよ。
とら、は、女学校の先生でした!

公式サイトのインスタに、楽しげな写真がアップされてました~

今回登場の中村半次郎は「わろてんか」「とと姉ちゃん」に出てはった。
川路利良(今回活躍してましたね!)は「ひよっこ」でみね子の幼なじみ。
村田新八は「まっさん」、海江田武次は「梅ちゃん先生」、
大山格之助は「わろてんか」、
島津茂久(今回登場しましたね)は「てっぱん」。

もう亡くなったけど、橋本左内は「純と愛」、
これから活躍するであろう、桂小五郎は「まっさん」やし、
西郷従道(信吾)は、「てるてる家族」・・懐かしい~

若くはないけど、勝海舟は、「てっぱん」で・・・
そうそう、島津久光は「ちりとてちん」
岩倉具視は「まっさん」・・

NHKって、安パイを使いたがるんですよね・・・

私の好きな俳優さんも、使って欲しいのに。
(朝ドラで、ヒロインの夫やってんで~)




焼肉ドラゴン

2018-06-28 18:23:54 | 舞台・映画・ドラマ
梅雨が明けたわけでもないのに、ここ3日、
めっちゃ暑い・・・家の中にいても、熱中症になりそうなくらい。
一気に暑くなると体力と、やる気まで失いそう~~


さて、22日封切りとなった映画を見てきました。



「焼肉ドラゴン」

カンフー映画ではありませんよ~(苦笑)
テレビの番宣を見て、コメディと思ってる人も多いようやけど、そうでもない。

鄭義信さんの脚本・演出の舞台作品を、鄭さん自身がメガホンをとって映画に。
一昨年の春、兵芸中ホールで観て感涙した舞台です。

舞台は、2008年に日本の新国立劇場と韓国のソウル・アート・センターが
コラボして製作、数々の演劇賞を受賞しました。

再々演を私は観たんですけど、途中から涙がこぼれ、
ラストの大量の桜吹雪が舞う印象的なシーンで、涙、涙。

映画は、ほぼ舞台と同じですが、バラックが建ち並ぶ街、
飛行機が爆音を上げながら頭の上を飛ぶ臨場感、
川原の草のニオイが感じられる映画でした。
何より、家族の姿がていねいに描かれてましたね。

以下、ネタバレします・・・これから見に行く人は要注意(笑)

あらすじは、原作のウッキペディアより・・・

万国博覧会が催された1970(昭和45)年の関西の地方都市が舞台。
金龍吉は第二次世界大戦に従軍して左腕を失い、
四・三事件で故郷の済州島を追われて来日した高英順と再婚する。
龍吉は長女・静花と次女・梨花、英順は三女・美花をそれぞれ連れており、
二人は国有地を不法占拠した集落で焼肉店「焼肉ドラゴン」を開業、
やがて長男の時生が生まれた。

舞台では、鄭さんが好きというコテコテの吉本的笑いがあったけど、
さすがに、映画ではコテコテの笑いは薄まってたような・・・←あれで?(笑)

・・吉本的笑いとは、同じセリフを3回繰り返して笑いを取る、とか(笑)

それでも、笑えるシーンはたくさんありました。
キャストも豪華で、しかも、皆さん、関西弁が上手い!
大泉洋さんなんて、ホントに上手いので(演技もね!)ビックリ。

先日、車の中で流れてたラジオ、たまたま井上真央さんがゲストで、

「関西弁は難しいので、撮影に入る前にかなり練習しました」

なんておっしゃってたんやけど、その甲斐あってか?
大泉さん演じる哲男と真央さん演じる梨花の言い合うシーンは、
ドスの効いた(苦笑)関西弁が素晴らしかったです!

桜の花びらは、舞台のように大量には降らなかったし、
焼肉のニオイは少なめではあったけど、
涙がこぼれるところは同じでした。

ひとり息子の時生。
成績が良いから私立の進学校に入るのですが、
そこでいじめられ不登校になります。
舞台ではセリフで語られるだけですが、
映画はリアルでしたね。
背中に、「キムチ」って書かれたり・・(涙)

やがて、彼は話さなくなり、バラックの屋根の上に上がっては、
爆音をあげながら頭上を飛ぶ飛行機に向かって「わ~」と叫ぶだけ。

登校日数が足らず留年に。それでも龍吉は、学校へ行けといいます。
英順が「可哀そう。転校させたら」というのにも耳を貸しません。

「ワシらは日本で生きていくしかないんや。韓国に帰る家はない。
 日本で生きていくからには、日本の学校を出なあかんのや」

だけど時生は、川から身を投げてしまうんです。
・・・・ほんと、泣ける・・・

バラックの町並み、国有地だから立ち退けと迫る市の職員に、
龍吉は言います。

「しょうゆ屋の佐藤さんから買うた土地や」

「国有地は売り買いできません。立ち退き料は税金なんですよ。
 あなた方に立ち退き料を払うのは、盗人に追銭という人もいてるんです」

「ワシらの土地を奪うんやったら、戦争でなくしたワシの腕を帰せ、息子を帰せ」

叫び、嗚咽する龍吉・・・涙、涙、です。

娘たちもそれぞれ悩みを抱えています。
次女の梨花と結婚した哲男は、大学を出たのに就職ができず、
いつも飲んだくれてぐだぐだ・・・しかも、
幼なじみの静花のことが忘れられず、梨花と夫婦ケンカを繰り返します。

結局、梨花は常連客の日白と関係を持ってしまい・・・、
哲男は、静花に、「一緒に北へ行こう」と言います。
・・・つまり、北朝鮮帰国事業ですね。
静花はそれを受け入れます。

梨花は日白の母国の韓国に一緒に行くと言い、
三女の美花は、妻のいるキャバレーの支配人の長谷川とつきあい、
妊娠したことで、長谷川は離婚し、二人でスナックを始めるといいます。

「娘さんをください」という長谷川に、龍吉が、
在日1世の自分の、これまでの人生を語るのですが、
あそこが一番泣けます・・(涙)

「ワシは働いて、働いて、働いて・・・」

やっと手に入れた家族との暮らし。
いくばくかの立ち退き料でこの土地を追われ、
家族は離散していく。

ラストシーンは、舞台と同じ。

娘たちを見送り、荷物を積んだリヤカーを引く龍吉、
リヤカーを押しながら、そこに乗る英順。
急に重くなってびっくりする龍吉。

「乗るんか? 押すのと違うんか?」

にっこり笑う英順。

重そうにリヤカーを引く龍吉。
解体されつつあるバラックの家並み。

桜の花びらが舞い、焼肉「ドラゴン」の壁も倒れる。

日本の高度成長期の片隅で、懸命に生きる在日コリアンの家族。
血はつながらなくても、分け隔てなく子どもたちに愛情を注ぐ夫婦。
一生懸命真面目に生きながらも、不本意な事は起こる。

「たとえ昨日はどんなでも、明日はきっとええ日になる」

アボジ・龍吉の口ぐせのこの言葉。

「バラバラになっても、家族は家族や」

オモニ・英順の言葉。

暗くて重いストーリーやのに、ラストシーンは、
どこか明るい未来を感じさせます。

舞台の方が衝撃的で、たくさん泣いたけど、
映画も、やはり、泣いてしまいました~




テレビの話

2017-11-06 23:56:51 | 舞台・映画・ドラマ
年とともに嗜好が変わってきて、
見たいテレビがないとダンナも言うけど、
昔に比べたら、NHKをよく見るようになりましたね。
見たいなと思うものを放映してくれるというか。

「歴史ヒストリア」とか、「英雄たちの選択」とか、
内容によっては面白そうなので、ついつい録画!
「ブラタモリ」も、場所によっては興味ありますよね。
ゲストによっては「鶴瓶の家族に乾杯」も、
やっぱりチェックしないと~!

伝記ものとか、「ファミリーヒストリー」とか
録画予約してると、「そんなん見るの?」なんて言います。
ダンナは、歴史とか、人の人生とかには興味がないんで。
自然とか動物・植物、人体の神秘とかは好きやけど。

そんなこんなで、夫婦で録画するから、
HDDがパンパン状態ですよ~

見ないと溜まっていくばかりなので、
DVDにダビングするか、見て消化するかしないと・・たいへん。

もちろん、応援してる俳優さんが出てるドラマも録画しないと!
・・・最近、ゲスト出演が多いねんけど、役柄がねぇ・・
ま、出てくれるだけでも、うれしいねんけど~

ドラマといえば、新しく始まった朝ドラ、どうです~?
吉本興業の産みの親ともいうべき、吉本せいさんがモデル、
大阪の笑いを商売にする女性の話やからと、
多少は期待してたんやけどねぇ・・・

な~んか、イマイチおもしろくないというか、
盛り上がって来ないというか・・・おもしろいですか~?

吉本せいさんをモデルにした話は、
山崎豊子作の「花のれん」とかがありますが、
今回の朝ドラが始まる前に、
せいさんに関する本もたくさん出てますね。
そううのを読むのが好きなので、ついつい立ち読み(苦笑)

せいさんは、けして京都のお嬢様ではないし、
明石の米穀商・林家の三女で、それほど裕福ではなく、
女学校に行かずに、船場に奉公に出てるようです。
夫とも、恋愛結婚ではないし、姑にはいじめられるし、
かなり苦労してるみたいですね~

朝ドラはやはり、朝から元気が出るのでないとあかんから、
暗くて辛いのはあかんよね。
だから、明るい話でええねんけどねぇ・・

藤井くんとか、内場さんとか、吉本新喜劇の方も出てくるし、
これからの展開に、期待しますけどね・・・

そうそう、売れっ子の高橋一生さん、
朝ドラも、出てはりますよね~ 青年実業家で。
まるで、五代さんみたいな存在ですが、
阪急の小林一三がモデルとか言われてます。
そうなんですかね~?

「ボクは待ってますよ」 なんて言うてたけど・・

実際の、吉本せいさんの人生には、
辻阪信次郎という実業家であり政治家の男性が大きく関わってます。
・・・かなり悲劇的な人生を送る人で・・・
そこは、描れるんでしょうかねぇ~

放蕩な夫は早くに亡くなり、せいさんの弟が、
吉本興業の事業の担い手になりますが、
ドラマは、どうなんでしょう。
ヒロインに弟はいてないんで、
親戚の風太がそういう存在になるんですかね?

どちらにしても、ドラマチックな人生です。
おもしろく、描いて欲しいもんです。

ね! 

私が、ファミリーヒストリーが好きなのが、
よくわかりますでしょ(苦笑)



先日の大阪で、梅田ルクアの電飾。
クリスマスツリーですね。