思い出の人物

最近、電車の中で
時折、ある女性についての
追憶に耽っています

出会いは地元の図書館。
はにかみやさんで病弱で
でも、音楽が大好きで
おとなしくて、家庭的なその人に
ほのかな憧れを抱きました。
その人は大きな病気を患いますが
家族の愛に支えられて
病気は治ります。
しかしそれから３年後、
次第に体は弱り、
大好きな姉に見守られながら
１９歳の短い生涯を閉じるのでした。
その人が好きな三色すみれのように
とてもかわいらしい女性でした。








といっても実在の人物ではありません。
若草物語のベスお嬢ちゃんです。
読書の面白さを知った小学生時代
町の図書館の名作シリーズを
読み漁ったなかでの出会いでした。
現実の初恋は中二の時でしたが
ある意味、ベスお嬢ちゃんは
初恋だったのかもしれません。
大学生の時に買った
若草物語四部作を大掃除の際見つけて
今、通勤途中に読んでいます。


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