木春菊の雑記帳

2005年6月開設の徒然日記。その時みたマーガレット(木春菊)が名前の由来です。

交渉人はつらいよ

2023-08-28 08:33:21 | ドラマ
今回の「どうする家康」のサブタイトルは
裏切り者

小牧長久手の戦いの戦後処理で
羽柴との交渉役となった石川数正が出奔し
豊臣と改姓した秀吉の配下に。

結果だけみれば徳川への裏切り。
その理由は諸説あり、
家康中心の話なので
石川数正をスパイとして送り込んだ
展開を予測しましたが
そうはならなかったようですね。
明確な理由をはっきり語っておらず
そのあたりは来週の楽しみでしょうか。

このエピソードを見ると、
大坂の陣での片桐且元を思い出しました。
石川数正は秀吉を化け物と表しましたが
片桐且元は家康を化け物と感じたことでしょう。

交渉人は時として板挟み
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天下分け目の長久手

2023-08-21 17:46:38 | ドラマ
一般的に天下分け目といえば関ヶ原の戦い
ですが小牧長久手の戦いも
それに相応しい名勝負

今回の「どうする家康」はその
小牧長久手の戦いの回。

毎回そうですが、今回は特に
家臣団が主役の回。
特に新参者であり
海老すくいの初見で
「何だこれは!」と言っていた井伊直政が
酒井忠次の踊りに参加した姿に感激。
真の徳川家臣団といっていいでしょう。

現在は第32回。果たして大坂の陣まで
進むのでしょうか。
徳川四天王が全員いない
大坂の陣は放送されない気が。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どうする信雄

2023-08-14 20:56:00 | ドラマ
「どうする家康」のサブタイトルは
「史上最大の対決」

織田三法師の後見として事実上の天下人に登りつめた
羽柴秀吉
三河・遠江・駿河・甲斐・信濃の5カ国の領主となった
徳川家康
戦国三英傑のうちの二人が
いよいよ来週直接対決を迎えます。
サブタイトルに相応しい緊張感。

今回はその前哨戦。
森長可も強者ですが
それを撥ね退けた酒井忠次は
流石の実力者。
あと数年で隠居するとは思えないほど。

その一方で、策が失敗し狼狽える信雄。
武人というより文化人ゆえ
致し方ないのですが失礼ながら
両横綱を前にしたら小物としか思えません。
尤も家康も桶狭間の戦いで
狼狽えていました。
その家康が信雄を諭す姿。
成長の証ですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家康の後悔 茶々の企み

2023-08-06 21:20:00 | ドラマ
今回の「どうする家康」のサブタイトルは
新たなる覇者
清須会議から賤ヶ岳の戦いまで
駆け足で進みました。
特に清須会議は演出次第で2時間の作品になるほど
重大かつ内容が濃い出来事なのに
家康と直接関係ない出来事はこんなものですね。

瀬名の死をきっかけに信長を討つと考えた家康。
今回は市の死をきっかけに秀吉を討つと
考えた今回の家康。
そして来週は戦国の大一番
小牧長久手の戦いとなります。
あくまで演出ですが
家康の決断の背後に愛する女性の死があるとは
奇妙な縁を感じます。

そしてもう一つの演出もなかなか。
なぜ淀殿が母親と二人の父を殺した秀吉の
側室となったのか
なぜ徳川に従うことをよしとしなかったのか
こういう想像も後の伏線で
面白いです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雪の最期

2023-07-30 21:02:22 | ドラマ
大河ドラマ「どうする家康」は
家康三大危機の一つ伊賀越え

予告で既に知っていましたが
本多正信が再登場。
三河一揆に絡んだのは事実ですが
伊賀越えに絡んだのは想像。
ですが本多正信が再び徳川家臣となるのは
本能寺の変の後というのは事実。
この設定はあってもおかしくないですね。

神君伊賀越えはスタートの堺と
ゴールの白子浜は明確ですが
ルートは諸説あり。
今回は御斎峠ルート、桜峠ルート、甲賀ルートを
上手く混ぜ込んでいました。
古沢さんは歴史を勉強していないという
批判を耳にしますが
決してそんなことはないと伺わせます。

一番嬉しかったのは穴山梅雪の最期の理由。
梅雪は家康を嫌い別ルートで逃げた説と
家康の影武者として討たれた説があり
今回は後者を採っていました。
どちらも確証はありませんが
自分は後者を信じているので、
この展開は願ったり叶ったり。

それにしても中国大返しも山崎の戦いも
全く描かれず。
家康主体のドラマ故に致し方ないけれど
寂しくもあります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さらば狼

2023-07-24 18:26:58 | ドラマ
大河ドラマ「どうする家康」は
本能寺の変。
前回、なぜか家康様が都にいて
「堺にいるはずでは」とおもったら
やはり堺にいきましたね。

家康様が信長を殺そうとした
それは想像の域ですが
信長を倒した後の展望は?
という疑問に対する答えが
堺訪問とは。 それは面白し。

今回の本能寺の変では
「是非に及ばず」も
敦盛の舞も信長の自害もなし。
(尤も敦盛の舞は後世の創作と言われていますが)
それ故これまでの描かれ方とは違って見えました。

戦国乱世において20年同盟を維持した
信長と家康。
深い愛があったと想像しても
おかしくありません。

信長と明智の戦なのに
信長は家康と戦っていた
そんな本能寺の変でした。
それが明智を見た時の
「なんだ、お前か」に込められていました

「麒麟がくる」で
「十兵衛か」と微笑んだ信長も
「どうする家康」で
「家康はどこだ」と叫んだ信長も
絵になります。
謎が多いだけに想像の域も広い
本能寺の変の面白さを見ました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

信秀の教えと忠吉の教え

2023-07-16 21:24:42 | ドラマ
周りは全て敵と思え
信長に対する信秀の教え
人を信じぬ者は誰からも信じてもらえません
家康に対する忠吉の教え

対照的な二人の生き様が浮き彫りになった
どうする家康第27回「安土城の決闘」
信長と家康の殴り合いはありませんでしたが
上司と部下ではない、男同士の
意思のぶつかり合いを見ました。

粛清の連続で恨みに苛まれた姿は
「鎌倉殿の13人」の頼朝を彷彿とさせました。
と、同時にそれに従った
義時と家康の対照的な人生も。
人の失敗から学ぶ才のある家康。
「吾妻鏡」読者の家康は
頼朝や義時からも学んでいたのではなかろうか。
それは想像の域ですが。

今回は光秀が本能寺でやったことを
家康がやろうとした設定。
本能寺の変当時家康は
堺見物をしていたはず。
そのあたりも来週どう描かれるか
見ものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

物見遊山の裏で

2023-07-10 17:44:38 | ドラマ
三方ヶ原の夏目広次の死の後に
侍女への手付け問題
長篠・設楽ヶ原の後に
お愛の方の登場。

そして今回、信康事件の後に
信長と富士山見物。
そのギャップがありすぎ
しかも、武田滅亡の描写があまりにも
あっけなくて拍子抜け。

家康様、腑抜けになってしまわれたのですか

と思ったら
最後に家康様の爆弾発言
まさか本能寺の変を家康様が起こすとは思いませんが
どのように結びつけるか楽しみができました。

余談ですが、この富士山見物。
創作かと思ったら
信長公記に記述があったのですね。
不勉強でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

佐鳴湖の別れ

2023-07-02 21:18:03 | ドラマ
「どうする家康」は第25回
前作は源頼朝落馬で折り返したように
今作は愛妻と長男の死で折返し。

築山殿は後世に言われるような悪女でなく
五徳は築山殿に理解を示している描かれ方で
信長を怒らせた五徳の手紙は?
悪女とされる築山殿の最期は?
どうなるのだろうと思ったらこうきましたか。

築山殿がどのような人物かはわかりません。
ただ、政治に口を出す女子は悪女というのは
江戸時代の評価であり
徳川のために犠牲となる健気な女性であり
対する家康も本心は不本意という設定こそ
実際の姿であると祈りたくなりました。

その一方で築山殿と信康の死を知った
勝頼の反応「人でなしだな
信長の反応「何がいいものか。
その短い言葉の裏に深い思いを感じました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早すぎた名案

2023-06-26 05:39:05 | ドラマ
「どうする家康」第24回。「築山二集え」

これまでの築山殿は
家康と不仲で稀代の悪女という
描かれ方だったけれど
今回はよき夫婦で描かれていました。
それがとうとう悪女に覚醒?
と思いきやさにあらず

これからは慈愛の心で国を作るのです
史実か定かではないですが
今回の築山殿だったら考えそう。

でも結局は思惑通りに行かず。
女子が世を動かすのは悪。
当時はそのような世だったのですね。
今はこの考え方こそ悪ですが。

そんな築山殿を見ていたら
国中で争っている場合じゃないき
と言ったが最後は暗殺された
幕末の偉人を思い出しました。
新しき世を作る難しさを見ました。

そしてそれに賛同したのに
主君に反故にされた穴山梅雪は
対四国政策を反故にされた
後の明智光秀の如し。
やはり勝頼と信長は立場こそ違えど
同じタイプなのですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする