木春菊の雑記帳

2005年6月開設の徒然日記。その時みたマーガレット(木春菊)が名前の由来です。

清少納言登場

2024-02-12 10:55:42 | ドラマ
紫式部を語る上で欠かせない
清少納言がついに登場。

大河ドラマ「光る君へ」は
「二人の才女」
予告の段階で、登場はわかっていましたが
改めてみると二人の対面は
絵になります。
数多の平安女流文学者でも
トップクラスの二人ですから。

清少納言曰く「夏はよる」ですが
大河ドラマファンにとっては
今年に限りサマーはウィカ
一年がいよいよ始まりました。

ファンサイトをみると
「清少納言」の読み方を
「せいしょう・なごん」と思っていた方が多いようです
多くの四字熟語が二文字切りなので無理からぬこと
かくいう自分も中学生の時、父に指摘されるまで
上記の読み方をしていましたから。
これで「せい・しょうなごん」が浸透してもらえたら
歴史好き、国文学科出身としては嬉しいです。

今回は藤原祇子様お隠れの場面がありました
弘徽殿の女御と称されており
「源氏物語」の序盤を連想しました
こちらは他の女御や更衣に
いじめられてはいませんでしたが。
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帝の性癖

2024-02-03 08:32:52 | ドラマ
「光る君へ」は第5回
まひろが五節の舞の舞台に立つところで
母を殺した道兼と
ソールメイトの道長が並んで座る光景に
まひろが動揺する場面。
まだ始まったばかりだけれど
おそらく今回の名場面トップ10にはいるてしょう

そんなまひろの晴れ舞台の回なのに
目を奪われたのはそこではなく
花山天皇の緊縛プレイ
今ほど性に対して厳しくない
平安時代を描写するのに
性行為の導入を描かざるを得ません。
(さすがにその先は描けませんが)
でも、まさかのSMプレイとは。
他にも親子を手にかけたり
即位式で行為に及んだりと
なかなかの性癖。

皇族は必ずしもノーマルとは限らないけれど
先入観が邪魔をして
衝撃的でした。
いや、むしろこれをノーマルと
決めつけてはいけないのかもしれませんね。
自分の思考がついていけないだけで
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雨がないのに品定め

2024-01-22 23:19:19 | ドラマ
「光る君へ」の第三話は「謎の男」
前回最後にまひるにぶつかったり
今回、道長の無事をそれとなく伝えたり
道化のふりをしながら
まひると道長の対面をサポートしたりと
まさに直秀は謎の男。
これから二人の架け橋になりそうで
存在が気になります。

注目したのは藤原道長らが
女性の品定めを行っている場面。
雨は降っていたかったけれど
雨夜の品定めを彷彿させますね
源氏物語の名場面であり
やはり挿入しましたね。
感激

あとはまひろの若さがでた場面も。
漢字揃えでスイスイ答えるまひろ
それを褒める女子たちの腹の底
「何、本気になって、鼻持ちならないわね」
という声が聞こえてきそうでした。
全てではありませんが
若いうちは周りのことは考えず
とにかく突っ走りやすいもの
このエピソードが事実か定かではありませんが
後の才のない振りにつながる伏線と
見受けられました、

今後がさらに楽しみ
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兼家の陰謀

2024-01-17 15:34:15 | ドラマ
「光る君へ」の第二回
サブタイトルの「めぐりあい」の通り
まひろと三郎の六年ぶりの再会を
描いた回ですが
兼家の謀に釘付けとなりました。

穢ともいうべき
無礼討ちを自らが行い
帰宅後も返り血を拭いもしない
当時の貴族らしからぬ挙動。
貴族にも色々な方がいたのでしょうが
円融天皇ご退位の策略に
もっていくとは。

殺陣が見られないであろう
今回の物語ですが
陰謀はしっかりと描かれていましたね。

代筆屋まひろが印象的。
実際に行っていたか定かではありませんが
この経験が「源氏物語」につながる予感。
今回も「夕顔」というワードが
出ていましたね。
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紫の上 まひろ

2024-01-10 23:09:45 | ドラマ
大河ドラマ「光る君へ」
いよいよ始まりました。

初見ではぼんやり見ていたけれど
後の解説でこんな意味があったとは
目から鱗が落ちました。

まひろが飼っていた愛鳥が逃げ出し
それを追いかけるまひろ
その先に出会ったのは
後の藤原道長となる三郎。
ソウルメイトとなる二人の感動的な演出
これは源氏物語での
紫の上と光源氏の出会いの再現だったとか
今回のドラマは紫式部の物語であり
光源氏は登場しないとありましたが、
隠れ源氏物語はあったのですね
これからあるのかが楽しみになりました。

衝撃は道兼の無礼切り
穢を嫌う当時の貴族が人殺しをするだけでなく
顔についた血を拭いもしないのは
不自然ではありますが
気性の荒い稀少の貴族の象徴と
受け取っておきましょう

その道兼の母、時姫を演じるのは三石琴乃さん
道兼の狼藉に対し
道兼、おしおきよ
の台詞が脳内に響きました
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神になった白兎

2023-12-17 22:49:02 | ドラマ
「どうする家康」終了
病なプリンスを経て貫禄ある大御所に至るまで
見事なほどの家康でした。

さて今回自分が注目したのは4つ。
まずは戦国の亡霊との対峙
「真田丸」を彷彿とさせた場面。
その時ほど長くありませんでしたが
迫力の名場面でした。
乱世を終わらせたい家康も
乱世を終わらせまいとする信繁も
望むは家康の死というのが面白い描写でした

次は茶々の最期
まるで豊臣のドラマと見間違えるほどの長い尺
茶々のいう「つまらぬ国」が
今は日本の誇りです。

次は最後の海老すくい
冒頭で阿茶局が尋ねた鯉の話。
それが家康の追憶として紹介されます。
これは必要なのかと思いきや
家康と家臣団の絆を象徴する出来事であり
この場面は納得。
海老すくいの向こうに平和となった
今の東京の姿を映すのが素晴らしき演出です

最後は北条義時の伝言
正しくは小栗旬さん扮する南光坊天海の一言ですが
「吾妻鏡」を手に頼朝公の話をする姿は
まるで北条義時。
しかもこの場面に「源氏物語」も登場させており
大河ドラマファンにとっては嬉しい限り。

来年の大河ドラマは紫式部が主人公。
武力衝突はありませんが
政争という名の戦や
女性のプライドのぶつかり合いが見られそうです。

勿論見ます
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織田と豊臣の亡霊

2023-12-10 22:08:20 | ドラマ
「どうする家康」は大坂冬の陣の後処理の回。
前回、茶々が千をかばって
柱の下敷きになった場面。
史実では大坂夏の陣も茶々は豊臣を率いているのに
ここで史実に反してしまうのか。
と思いきや、さすがにそれはありませんでした。

徳川憎しの茶々が千姫を助ける場面に
茶々にも優しさがあるのかと思った反面
徳川の姫を豊臣の妻にする
茶々の策略と思ってしまいました。
思惑はどうあれ実際そうなりましたから。

自身の死をもって戦国を終わりにしたい
秀頼に戦をしてほしくない。
その文書を茶々が読んだ時
史実と違って大坂夏の陣は描かないのか
と思いきや、やはりそうはなりませんでした。

織田と豊臣の血を継いだ自分こそ
天下を取るに相応しい

その一言に茶々の野望が甦り
千姫は完全に豊臣の妻となりました。
結果的に家康の壁となったのは
織田と豊臣の血だったのですね。

それを言うなら秀忠と江の嫡子である家光も
織田と徳川の血を継いだ者なのですが
家光はこの時まだ竹千代であり
秀頼に対するにはまだ力不足ですね。
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最後の大いくさ

2023-12-03 22:38:33 | ドラマ
「どうする家康」は46回。
大坂冬の陣が始まりました。

豊臣と戦を避けようとするも
豊臣側は徳川との戦をする気満々。
豊臣を存続させようと
穏便に済まそうとする片桐且元を殺そうとす始末。
それを防いだ織田信雄。
good job
小牧長久手の戦いで豊臣に丸め込まれた信雄は
今度は徳川の助けとなりました。

これは想像ですが
淀殿の一言を信雄殿は複雑な思いだったでしょう。
天下を横取りした大泥棒、徳川を討つ」と
言っていましたが
後見役でありながら主家の上に立ったのが秀吉。
それを奪われた主家こそ信雄。
自分が信雄だったら「あなた方こそ大泥棒の一族」と
思ったことでしょう。

もう豊臣を討つしかないという
徳川の決断ではあったけれど
信雄のように主家のプライドに固執しない生き方を
淀殿が学んでいたら
大坂の陣はなかったであろうと
想像していた回でした
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今川の思い再び

2023-11-27 17:25:39 | ドラマ
王道は覇道の上をゆく
今川義元の教えがここにきて再登場とは。
今回の大河ドラマは瀬名の思いを引き継いだかに見えました。
その一面もありましたが、今川の教えもあったのですね。
氏真の対面がその印象を強くしました。

二人のプリンス」の
サブタイトルにある通り
家康からみた秀頼と秀忠の二人の二代目を
中心に描いていました。

秀頼と家康の対面は大坂の陣絡みの物語で
必ず登場する名場面ですが、
今回は秀頼の強かさが滲み出ていました。
豊臣を公家というお飾りにしようとする
徳川の思惑を跳ね返す秀頼。
ありのままとしても計算としても
あな恐ろしや。

これまでは徳川の言いがかりであった
方広寺鐘銘事件は
茶々の意図のように描かれていました。
実際のところはわからないけれど
今回の女狐のような茶々ならば
有り得ない話ではありませんね。
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四天王退場

2023-11-20 09:42:08 | ドラマ
関ヶ原が終わり一気に10年を駆け足で走り抜けた
今回の「どうする家康」
オープニングがピアノヴァージョンになり
終盤でまた楽しませてくれました。
また元のBGMに戻るようですが。

関ヶ原を前に老いてなお出陣しようとした
酒井忠次
退く島津に挑みその傷で死につながった
井伊直政
そして残った二人
本多忠勝
榊原康政
「まだ老いるなよ」と殿に言われ奮起するも
世代交代を感じずにはいられない二人。
鮮やかな槍捌きは全く衰えていませんが
平和な世の中に居心地の悪さを
感じているかのようでした。
これで四天王は全て舞台を去ります

ラスボス茶々様との決戦を前に
最後の仕事に向かう家康公。
その背後には本多忠勝の肖像画。

主役は家康公ですが
本多忠勝様も主役の一人に見えました
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